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朝ご飯は食べない方がいいって人もいるけれど・・・

昔から「朝ご飯は金!」と言いますが、最近では逆に「朝食抜きダイエットは体に良い」という声もあります。

さて、どっちが本当でしょう?

その答えの一つが10月25日のヘルスデージャパンに出ました。

「朝食抜きはダメ」脳スキャンが示唆とセンセーショナルに題されたこの記事は、北米神経科学学会(SFN)年次集会で発表されたものです。


英インペリアルカレッジ(ロンドン)MRC臨床科学センターのTony Goldstone氏らは、21人のMRI脳スキャンを比較した。被験者が朝食を摂らなかった場合と、750kcalの朝食を摂った後にスキャンを撮像。すべてのスキャンを終えた後、被験者にランチを提供した。

Goldstone氏は、「被験者の両方のMRIの結果と食べたランチの量の観察結果から、絶食するとより飢餓状態となり、高カロリー食品への要求が高まって、食事量が増えることが判明した」という。朝食を抜くと、報酬価値や食物による快楽に関連する脳領域である眼窩前頭皮質の活性化パターンの変動がみられた。また、高カロリー食品の写真を見せると、脳のこの領域の活性化が誘発された。一方、朝食を摂った被験者ではこの反応はそれほど強くなかったという。朝食抜きダイエットのメリットは、なんと言ってもカロリーOFF!

カロリーが完全にカットされるわけですから、当然その分ダイエット効果は上がりそうです。

朝食を抜くとエネルギー不足になるとよくいわれますが、果たしてどうでしょう?

実際には、前日摂取のエネルギーで十分で、足りない分は脂肪をエネルギーにするため心配ないようです。

ではデメリットは?

それは今回の研究にあるように、朝食抜きはその反動で過食になりやすいことです。

結局、なにごとも適度が一番!

減らすのはよいとしても、完全に抜いてしまうのは問題がありそうです。

日本人の三大死因

厚生労働省は9月6日、「平成23年(2011)人口動態統計(確定数)」の結果を発表した。それによると、死因の第1位は悪性新生物、第2位は心疾患で変わらなかったが、第3位には、脳血管疾患に代わって肺炎が浮上し、日本人の「三大死因」が53年ぶりに変わった。
 かつての”肺炎の時代”には乳幼児が肺炎の犠牲になったが今月では乳幼児の死亡率はごく低い。肺炎で亡くなる方の9割以上が高齢者だともいわれており、70歳を超えると死亡率が急増し、80歳以上で特に高くなっている。高齢者の肺炎の最大の原因は誤嚥性肺炎だ。つまり根本対策は、基本的な口腔ケアである。新たな”肺炎の時代”を迎え、歯科口腔衛生の果たすべき役割は重みが増しているといえるだろう。
                               日本歯科医師会雑誌 VOL.65 №7 2012-10

在宅歯科医療等の調査票固まる

中医協総会が10月3日(水)、厚労省内で開催され、在宅歯科医療と歯科診療で特別対応が必要な者の状況調査など、平成24年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査5項目の調査票を了承した。調査結果は平成25年1月~2月にかけて、速報として報告される見通し。
                    日歯広報 2012.10.15

進化する意思伝達装置

筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの思い病気や障害により。声を出せず、体を自由に動かせないために文字を書くこともできない人がコミュニケーションをとるためには、「意思伝達装置」と呼ばれる機器が欠かせない。視線の動きだけで文字表現ができる新しい装置が道内でも使われ始める一方で、利用者を支援していくためには課題も多い。
                   北海道新聞 2012.10.11

旭川地区在宅ケアを育む会第59回定例会開催ご案内

日時:平成24年11月21日(水) 午後7時~8時45分
場所:旭川地場産業振興センター 2F 「会議室」
旭川市神楽4条6丁目1-12  TEL0166-61-2283


「多職種があつまっての顔が見える座談会」

[歯科] 「保険の範囲を広げてほしい」91.6%、保険医療の拡充を  保団連

保険で良い歯科医療の実現を(10/18)《全国保険医団体連合会》

  全国保険医団体連合会は10月18日に、「保険で良い歯科医療の実現を」というリーフレットを公表した。

  歯科診療では、保険適用外の治療が多く、また国民生活や雇用状況の深刻さなどから受診の手控えによる重症化も発生し、「歯科の保険適用範囲を広げてほしい」という患者の要望が強くなっている。

  こうした状況を受け保団連は、署名活動などにより、すべての世代の患者が金銭的負担に悩まずに早期発見・早期治療ができるよう、歯科の保険適用範囲を広げる「保険治療の拡充」を推進している。

  リーフレットには、「歯科医療に関する市民アンケート(2011年より)」を基に、(1)窓口負担(2)保険適用範囲(3)治療しない理由―などが掲載されている(p2参照)。

(1)の「窓口負担」について見てみると、「窓口負担が高い」と答えた人が52.7%と半数を超えている。

(2)の「保険適用範囲」に関しては、「保険のきく範囲を広げてほしい」と回答した人が91.6%と大多数を占めている。

(3)の「治療しない理由」では、「時間がない(52.0%)」「費用が心配(34.5%)」などがあげられている。「歯は健康にとって大切」と考えている人が9割以上いる一方、こうした理由により「治療を放置している」人が4割近くに達しているという現状だ。

  保団連は、今後も国民の声を国政に届ける取組みを実施するとし、広く協力を求めている。
厚生政策情報センター 10月24日(水)

生活保護引き下げ提案 医療費の一部自己負担も 財務省方針、調整は難航

財務省は23日、2013年度予算編成で、生活保護費の給付水準を引き下げる方向で見直す方針を固め、厚生労働省と調整に入った。医療機関の窓口で医療費の一部をいったん自己負担する制度の導入や、生活費や住居費の減額などを提案。ただ、厚労省などは生活弱者の負担増につながると強く反発しており、調整は難航しそうだ。

(大分)安易な救急車利用増加…「湿布かぶれ」「歯痛」

 「湿布で肌がかぶれた」などを理由に安易に救急車を呼ぶケースが県内で増えている。各消防本部は「命にかかわるお願いです 救急車は本当に必要な時に」などと書いたステッカーを救急車や消防車に貼るなどして適正利用を呼びかけている。(高良亜矢子)

 県消防保安室によると、2010年に救急車で搬送された4万4301人のうち、軽症患者の割合は、前年に比べて1004人増の1万5993人。入院を必要とする中等症患者の43・7%に次ぐ36・1%を占めている。

 県内14消防本部のうち、出動件数が最も多い大分市消防局では、10年から、軽症患者と中等症患者の数が逆転した。

 「歯が痛いので来てほしい」。深夜、20歳代の男性から119番が入り、痛み止めを処方してもらうために救急病院に搬送した。

 搬送した救急救命士(41)は「通報の段階では、症状がはっきり分からない。大きな病気の前触れの場合もあり、駆けつけないわけにはいかない」と話す。

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