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岡山大の公益通報を巡り提訴 大学側、控訴棄却求める 岡山地裁第1回口頭弁論

岡山大教授が不法行為をしたとする公益通報を巡り、通報者の特定につながる情報を漏らされ、ハラスメントも受けたとして、通報をした同大職員が9日までに、大学と上司に300万円の損害賠償を求めて岡山地裁に提訴した。同日に第1回口頭弁論があり、大学側は請求棄却を求めた。

 訴状によると職員は2022年以降、歯科医師の男性教授が勤務先で「医師」の肩書きを使うなど医師法違反の行為をしていると公益通報をした。しかし是正措置は取られず、25年9月には大学側が上司に職員の所属を漏らした。さらに上司から、業務に絡んで退職勧奨をされるなどのハラスメントを受けたとしている。

 弁論後、職員は「大学の対応は余りにも不適切だ。訴訟を通じて組織を正常化したい」と話した。岡山大は取材に対し「訴訟手続きの中で適切に対応する。個別の内容に関しては回答を差し控える」としている。

「たくさん歯がある」高齢者こそ油断大敵…特養老人ホーム研究で判明した「自分で歯磨き」の落とし穴

高齢になるとリスクが高まるのが肺炎だ。東京医科歯科大学(現東京科学大学)名誉教授の水口俊介さんは「肺炎の原因は肺そのものではなく、口の中にある場合が少なくない。適切な口腔ケアによって発熱や肺炎、さらには肺炎による死亡リスクまで減らせることがわかっている」という――。

ナフサ不足により、歯科用局所麻酔薬や医療用プラスチック製品の供給が不安定になり、治療の延期や休業リスクが高まっています。

歯科で使用される代表的な局所麻酔薬「キシロカイン(リドカイン)」は、石油由来の化学原料やプラスチック包装材に依存して製造されています。ナフサ不足により、エチレンなどの石油化学製品の生産が抑制されると、麻酔薬そのものだけでなく、カートリッジや包装材の確保も困難になります。このため、歯科医院では抜歯や虫歯治療に必要な麻酔薬が入手困難となり、治療の延期や予約制限が発生しています

睡眠時に口呼吸をしている児童

青森県黒石市、弘前大学、ライオン(本社東京)などが黒石市の児童の歯列を7年間調査した結果、睡眠時に口呼吸をしている児童は、永久歯の歯並びが固まる小学校高学年の頃に「叢生(そうせい)」(歯並びがガタガタになること)の発症確率が鼻呼吸の場合の約3倍になることが分かった。ほとんどかまずに食事する児童も、叢生の発症が約2.1倍高くなった。

福祉・医療 黒石市

大臼歯CAD/CAM冠 冠を厚くすると脱離しやすい

大臼歯CAD/CAM冠において、冠を厚くすると脱離しやすい。大阪大学大学院歯学研究科の伴 晋太朗 招へい教員、峯 篤史 准教授らの研究グループによるもので、金属高騰の影響を受けないメタルフリー治療を後押しする知見になる。CAD/CAM冠は金属冠に比べて割れやすいことがデメリットだが、実際の長期データについては今まで明らかになっていなかった。

 研究では、同大附属病院で2017年から2021年にかけて大臼歯に装着されたCAD/CAM冠117装置の臨床経過を調査した。その結果、14装置で脱離が確認された。冠と土台の形状に関する三次元デジタルデータを詳細に分析したところ、冠の厚み、土台の形、接着剤の種類が脱離に影響していることが判明し、特に冠が厚い場合に脱離しやすいことが明らかになった。歯冠が割れたのは1装置、歯根が破折したのは1症例で、4年生存率は95.5%だった。

 研究成果は、科学誌『Journal of Prosthodontic Research』(4月7日)に掲載された。
【歯科通信】

歯周病検診の頻度上げるべきー国民歯科問題議員連盟総会

 国民歯科問題議員連盟の麻生太郎 名誉会長と田村憲久 会長は歯周病検診について、10年ごとの実施では不十分で頻度を上げていくべきとの考えを示した。

 5月20日の議連総会で触れたもので、麻生氏は「歯周病検診は20歳から70歳の間、10年刻みなので、わずか6回しかない。これでは国民の口腔の健康は守れない。もう少し頻度を上げていくべきではないか」と述べた。
 また、田村氏も「我われとしては歯周病検診を充実させたい思いがある」として骨太の方針への記載に意欲を見せた。
【歯科通信】

第142回都道府県会長会議

第142回都道府県会長会議が5月29日(金)、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された。
高橋英登会長は挨拶で、会員が安心して診療できる環境整備が日歯の最優先の仕事であるとして、現在の歯科医院経営を圧迫する諸問題について話した。
金銀パラジウム合金(金パラ)に依存しない診療体制の構築が急務であるため、代替材料としてハイブリッド系材料の保険適用を進めた結果、現在1番から8番までの単冠と1歯欠損のブリッジにハイブリッド系材料の使用が認められ、「脱金パラ」の第一歩と位置づけられるが、まだ金銀パラジウム合金を使わざるを得ない部分の解決が今後の課題であると述べた。
総括報告では、瀬古口精良副会長が、歯科医療提供体制関係で、歯科医療提供体制の検討における地域分析の活用イメージについて報告した。
この他、一般会務報告では伊藤智加専務理事が会務現況など、また各所管から高橋執行部におけるこれまでの会務の進捗状況を説明した。

日本歯科保存学奨励賞

2026年6月4日〜5日に開催された「第164回日本歯科保存学会学術大会(神奈川県)」において、歯学部保存修復学講座の大鹿水由季助教が、「2026年度日本歯科保存学奨励賞」を受賞しました。本賞は、日本歯科保存学会において優れた研究業績を挙げ、今後のさらなる発展が期待される若手研究者に授与される賞です。

今回の受賞は、応募論文「Wear Resistance of Light-Cure Resin Luting Cements for Ceramic Veneers」(Journal of Functional Biomaterials)および関連する学会発表を含む一連の研究業績が高く評価されたものです。本論文では、セラミックベニア修復に用いられる光重合型レジンセメントの耐摩耗性について検討し、臨床応用に有用な知見を報告しました。

また、大鹿助教は日本歯科保存学会2025年度秋季学術大会(第163回)において、「プライマーあるいはユニバーサルアドヒーシブの併用がユニバーサルレジンセメントのPEEKブロックに対する接着耐久性に及ぼす影響」と題した研究発表を行いました。これらの研究の新規性や学術的意義に加え、臨床応用への高い貢献性と将来性が評価され、今回の受賞に至りました。

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