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医療 DX 週刊医療情報 2026 の新加算、 マイナ保険証の利用率 年3 月13 日号 3 割以上に

2026年度診療報酬改定では、マイナ保険証の利用などを評価する「医療DX推進体制整備
加算」と「医療情報取得加算」を廃止し、医療DX関連サービスのさらなる活用を評価する「電
子的診療情報連携体制整備加算」を新設する。
3区分で評価する新加算では、いずれもマイナ保険証の利用率3割以上を要件とする。
25年12月2日にマイナ保険証を基本とする仕組みへ移行したことを踏まえ、厚生労働省
は関連する評価を見直す。新設する電子的診療情報連携体制整備加算では、電子処方箋や電子
カルテの導入に加え、患者の医療情報を医療機関間で共有する電子カルテ情報共有システムの
活用などを評価対象とする。
算定は初診時に月1回可能。加算1は15点、加算2は9点、加算3は4点とする。いず
れの区分でも、算定月の3月前時点でレセプト件数ベースのマイナ保険証利用率が3割以上
であることが必要となる。
利用率の算定には、算定月の4-5月前のデータを用いることも認める。算定には、レセプ
トのオンライン請求やオンライン資格確認の実施、患者への診療報酬明細書の無償交付なども
求める。このため、明細書発行体制等加算は算定できない。
最も点数が高い加算1では、電子処方箋や電子カルテの導入に加え、電子カルテ情報共有サ
ービスや地域の診療情報共有ネットワークの活用など、いずれかの要件を満たす必要がある。
加算2では、電子処方箋や電子カルテの導入、診療情報を共有・活用する体制の整備のいず
れかを満たすことを要件とする。一方、加算3ではこれらの要件は求めない。

ベア評価料 3月までに未届でも 2.3%賃上げしていれば算定可能に

厚生労働省は3月5日、2026 年度診療報
酬改定に関する説明資料と動画を公表した。
賃上げに向けた評価の見直しとして、
ベースアップ評価料(以下、ベア評価料)は
3月末までの届出の有無によって点数に差を
付け、25 年度以前から継続的に賃上げを行
った保険医療機関に対してより高い評価を設
定する。
なお、3月までにベア評価料を未届でも、
26 年度の対象職員(医師・歯科医師を除く)
に対し、今回求められる 3.2%のベースアッ
プに、前回改定の水準である 2.3%を加えた
5.5%(看護補助者、事務職員は8%)に相
当するベースアップを行っており、賃上げ状
況を所定の様式に記載して届け出た場合、例
外的に継続的に賃上げを実施した施設と同じ
点数を算定できる方針を明記した。

12歳児DMF歯数0.47本で過去最低を更新

令和7年度学校保健統計調査の速報が2月13日、文科省より公表され、喪失歯及び処置歯数を含む12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯(う歯)等数は0.47本で、令和6年度より0.06本減少し、過去最低を更新した。昭和59年度の調査開始時の4.75本以降、減少を続けている。
0.47本の内訳は、喪失歯0.01本、むし歯0.46本(処置歯0.29本、未処置歯0.17本)。令和6年度は喪失歯0.01本、むし歯0.52本(処置歯0.34本、未処置歯0.18本)であった。
むし歯の罹患率は幼稚園(5歳)が令和6年度の20.74%から19.44%に、小学校(6~11歳)が32.89%から30.83%に、中学校(12〜14歳)が26.50%から25.23%に、高等学校(15~17歳)が34.70%から32.77%にそれぞれ減少。全ての学校段階においてピークだった昭和40~50年代より減少傾向が続いている。
むし歯の罹患率における処置完了者と未処置歯のある者の割合は、幼稚園が処置完了者6.98%、未処置歯のある者12.46%(令和6年度7.44%、13.30%)、小学校が15.07%、15.76%(同16.38%、16.51%)、中学校が15.16%、10.08%(同16.12%、10.38%)、高等学校が20.72%、12.05%(同21.54%、13.16%)であった。処置完了者の割合は、9歳以降は未処置歯がある者の割合を上回っている。また、未処置歯のある者は、全ての学校段階で昭和23年度の調査開始以降、過去最低だった。

医療安全管理部門等が把握すべき 重大事象を類型化し事象リストを提示

厚生労働省医政局は2月13日、各自治体に
向けて通知「病院等において把握すべき重大
事象の類型化について」を発出した。
医療安全管理部門等が把握すべき事象を①
患者への影響度、②事象の回避可能性の観点
からA〜Cに類型化し、そのうちA類型とB
類型は医療安全管理部門等が把握すべき重大
事象として該当する。厚労省は本通知で、A
とBに該当する事象のリストも提示し、各医
療機関に対し安全管理体制の整備において活
用するよう促している。

小児・周産期医療の集約化を明示 必要に応じ都道府県を超えた連携・再編も

厚生労働省は2月18日に小児医療及び周産
期医療の提供体制等に関するワーキンググ
ループ(以下、WG)を開催。2030 年度か
らの「第9次医療計画」に向けて、小児医療
は小児中核病院、小児地域医療センターを基
幹とした集約化・重点化を推進するとともに、
必要に応じて都道府県を超えた連携・再編も
含めて検討する考えを示した。
周産期医療については、ハイリスク以外の
妊産婦の対応も含めて、周産期母子医療セン
ター等を基幹とした集約化と、妊婦健診や産
後ケアなど役割分担に関する事例を収集し、
取り組みを進められるよう具体的な議論を行
っていく方針だ。2025 年度中に一定のとり
まとめを目指し、ガイドラインおよび医療計
画指針の発出を予定している。

高齢化による歯科医師の減少で今後の地域口腔保健に課題。

医師・歯科医師・薬剤師統計によると、令和6年末時点での歯科医師数は10万3652人で、令和4年より1615人減少。前回調査時からの減少傾向が続いている。医療施設に従事する歯科医師を性別にみると、男性は3.2%となる2403人の減少、女性は2.9%となる750人の増加。また、専門性資格別にみると、口腔外科専門医が123人減少、歯周病専門医が38人減少、小児専門医が20人増加となった。
 歯科医師全体の平均年齢は53.4歳。年齢階級別では、29歳以下が5.9%、30代が16.1%、40代が19.6%、50代が21.5%、60代が22.9%、70歳以上が13.9%となった。ボリュームゾーンである60,50代が今後、大量にリタイアしていくことを考えると、十数年後の就業歯科医師数は激減することが容易に予想できる。大都市圏に集中している偏在の問題もあり、地域口腔保健の観点でも課題は多い。
 

機能性嚥下障害の治療、治療法に光。食道拡張障害という疾患概念を確立。

機能性嚥下障害は、内視鏡検査や高解像度食道内圧検査などで異常が認められないにもかかわらず、胸のつかえ症状や嚥下困難を訴える原因不明の疾患。有病率は世界人口の3%にも及ぶが、これまで明確な診断法や治療法が存在しなかった。
 九州大学大学院医学研究院の研究グループは、従来の研究が食道運動の収縮相ばかりに焦点を当てていたことに着目。機能性嚥下障害の原因が拡張相の異常にあるとの仮説のもと研究を行った。
 食道連動における拡張相の評価を可能にしたDCPsと、研究グループが独自に開発したおにぎり食道造影検査という2つの新たな検査法を用いて解析。
 その結果、機能性嚥下障害の主要な病態が、食道の拡がりが不十分になる食道拡張障害であることを解明した。さらに、飲み込み動作を担う喉から食道上部の筋(食道横紋筋)の収縮力低下が食道拡張障害の原因となることも発見した。

消費税率ゼロ財源検討へ、初会合

社会保障と税の一体改革を議論する政府の「社会保障国民会議」が2月26日、初会合を開
き、高市早苗首相は「特例公債に頼ることなく、2年間限定で消費税をゼロ税率とすることにつ
いてスケジュール・財源の在り方を検討する必要がある」と述べた。新たな国民会議では「食料
品の消費税率ゼロ」と「給付付き税額控除」をまず議論し夏前をめどに中間取りまとめを行う。
政府は、骨太方針に反映させた上で関連法案の早期の提出を目指す。消費税に関しては飲食
料品を2年間限定でゼロ税率にする方針で、財源の確保が焦点になる。
政府の関係審議会のメンバーや経済界などの「有識者会議」と、政府・与野党の実務者によ
る「実務者会議」を設置し、制度の具体化を進める。

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