政府は11月29日、2024年度の補正予算案を閣議決定した。厚労省の一般会計は8,414億円で、医療関連では賃上げをさらに支援するため828億円を計上。ベースアップ評価料を算定し、生産性の向上につながる設備の導入などを進める病院や有床診療所に給付金を1床あたり4万円、無床診療所と訪問看護ステーションには1施設につき18万円を支給する。
【歯科通信】
政府は11月29日、2024年度の補正予算案を閣議決定した。厚労省の一般会計は8,414億円で、医療関連では賃上げをさらに支援するため828億円を計上。ベースアップ評価料を算定し、生産性の向上につながる設備の導入などを進める病院や有床診療所に給付金を1床あたり4万円、無床診療所と訪問看護ステーションには1施設につき18万円を支給する。
【歯科通信】
12月12日、マイナ保険証1枚で公費負担医療・地方単独医療費助成(こども医療費助成など)のオンライン資格確認も行えるシステムを全国展開する案が、厚労省から示された。運用費用については各助成の実施主体である自治体が負担するとし、令和9年度からの実施を想定。
医療機関におけるメリットとして、「情報の手動入力の負荷をセットで削減ができるとともに、医療費助成の資格確認に係る事務負担の軽減」「資格過誤請求の減少による医療費請求に係る事務負担の軽減」などを挙げている。
【歯科通信】
新型コロナウイルス感染症拡大の懸念がまだ完全に消えたわけではありませんが、コロナ禍前の日常に戻りつつあることを実感できるようになってきた反面、インフルエンザが急速に増加しており「警報レベル」となっています。手洗い・うがいの励行、室内湿度の保持と換気、睡眠と栄養摂取などで感染予防に努めましょう。ちょっと緩んでしまったスタンダードプリコーションの再チェックをお願いします。
おせち料理の食材って、基本的に縁起を担いだ内容ですが、これだけ用意すれば良いとされる料理があります。それが「おせちの三つ肴」、黒豆(まめに働き、まめに暮らせるように)・数の子(子孫繁栄)・ごまめ(豊作を祈って)です。
また、雑煮は年神様の年魂(としだま)をいただくための料理です。餅は米を使っており、稲の霊が宿る食べ物とされ、神様の生命力を分けてもらえる縁起の良いものです。ということは、いっぱい食べるとご利益あるかも?(アッ!また煩悩が・・・)
いよいよ新しい年の幕開けです。
皆さんにとって良い年となるよう、お祈りいたします
当院のHPの閲覧ありがとうございます。
院長ブログの更新が少なく残念でしたが、来年も頑張りたいと思います。皆様もご自愛ください。
東北大学はオゾンナノバブル水を用いて、歯科用インプラント材料(酸化チタン製)を超親水化し、骨形成を促進する技術を開発した。
同技術はインプラント材にナノバブル水を10分間浸すだけで、表面物性が改善するため、医療負担の軽減にも貢献できると期待がかかっている。
酸化チタンは、強靭で科学的安定性と生体適合性に優れ、各種インプラント材として医療現場で広く活用されている。しかし、手術中および準備段階での有機汚染による表面の疎水化は課題の一つであり、細胞の付着や増殖を促進するためには、表面の親水性を向上させる必要があった。
ナノバブル水の酸化力による有機物の分解・除去で親水性が回復し、その後ナノバブルが表面に付着することで、親水性が長時間維持できる。研究グループは今後もさらなる応用の可能性を追求していくとしている。
日本歯科大学は、歯科用石膏などを取り扱う住宅建材メーカー大手・吉野石膏と共同で、11月から石膏のリサイクル事業に取り組んでいる。回収した石膏廃棄物は、吉野石膏の石膏ボード製品として再利用される。
藤井学長は「歯科界では、SDGsのうち、目標3『すべての人に健康と福祉を』に関する貢献はしているが、それ以外の分野での貢献度は非常に低い」と述べ、石膏に焦点をあててSDGs目標12「作る責任 つかう責任」を達成し、社会貢献につなげていく狙いだ。
歯科界では医科のような活発な動きがないため、日歯大が乗り出した。現在回収しているのは附属病院で使用した石膏のみだが、来年4月以降から学生が授業でつかう石膏も順次回収していく見通しだ。
藤井学長は「この取り組みをきっかけに、いずれは歯科界のリサイクル意識も変えて、社会貢献していきたい」と話した。
【歯科通信】
北海道歯科医師会 在宅歯科医療連携室では、広く道民の皆様に在宅歯科医療連携室を知っていただくため、当会役員とパーソナリティ木村洋二さんとの対談形式でお話ししたSTVラジオオリジナル番組を放送いたします。
【ごぞんじですか?在宅歯科医療
放送スケジュール】
☆令和6年12月29日(日)
20:00~20:30放送
★令和7年1月2日(木)
12:00~12:30放送
★令和7年2月16日(日)
19:30~20:00放送
☆令和7年2月17日(月)
12:00~12:30放送
※ それぞれ☆と★は同内容となります
家族や自身の体調が悪くなったとき、すぐに救急受診するべきか、救急車を呼ぶべきか、迷ったことはないでしょうか。特に症状が軽い場合は悩むことも多いでしょう。
救急外来で働いていると、時折「これはかかりつけ医に相談した方がよかったのではないか」と感じるケースがあります。症状が軽い場合や、慢性的な症状については、まずかかりつけ医に相談することをお勧めします。
かかりつけ医は日頃の健康状態を把握しているため、適切なアドバイスを得やすく、不要な救急受診を避けることができます。
一方で、「もう少し早く救急外来を受診した方がよかったのではないか」「救急車を呼んだ方がよかった」と感じることもあります。迷ったときは、電話相談窓口「救急安心センター事業(#7119)」に相談してみてください。県内では9月から導入されており、専門家からアドバイスを受けることができます。
すぐに救急車を呼ぶべき症状もあります。例えば、「突然の激しい頭痛」「冷や汗を伴う強い胸の痛み」「突然ろれつが回りにくくなった」「突然片方の腕や脚に力が入らなくなった」などです。
これらは脳卒中や心筋梗塞といった、命に関わる病気の可能性があり、迅速な対応が必要です。こうした症状が現れた際は、一刻を争う状況ですので、迷わず救急車を呼び、適切な検査・治療を受けましょう。
近年、救急車の搬送件数は増えており、特に高齢者の増加に伴って今後もこの傾向は続くと考えられます。不要な救急受診は、本当に必要な患者の対応が遅れる原因となり、命に関わるリスクを招く可能性があります。
また、救急医療への負担が増し、医療提供体制の維持が困難となる恐れもあります。不要な救急受診を避け、必要なときには迅速に行動を。救急医療を正しく利用することを切に願います。(武村克哉、琉球大学病院救急外来=西原町)