金沢大学の高杉敬吾 准教授は、日本初となる純国産CAD/CAM冠製造システムを開発した。独自の螺旋経路生成アルゴリズムと高剛性小型ミリングマシンにより、加工時間を従来の3分の1に短縮した。小型で宅配便の輸送も可能であり、小規模歯科技工所でも導入しやすい。
国内市場は年65~123億円規模と見込まれ、約2万の歯科技工所・3万人の歯科技工士に普及が期待される。通常11千万円規模の機器を200万~300万程度で導入できる点も大きな魅力で、地域格差解消、CAD/CAM冠の納期短縮が見込まれる。
【歯科通信】