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歯の健康力が目指すもの

厚生労働科学研究で、8020運動と健康のい関係を調べることとなり、内閣府が主催した新健康フロンティア戦略会議の分科会では「歯の健康力」の意義について健康戦略の一つとして取り入れられた。
歯・口腔の健康づくりが対象とする臓器は
①口腔機能訓練(障害を受けた脳)
 リハビリテーションの場合、歯科治療は機能訓練を進める環境を整える手段であり、摂食、言語を担う脳の障害を改善する機能回復訓練が治療目的になる
②健康づくり(栄養器)
 機能維持、回復を通して栄養改善に貢献する
③感染防御(循環器、消化器、呼吸器)
 歯の表面に棲息する微生物、特にグラム陰性細菌の内毒素は、循環器、消化器、呼吸器への悪影響を及ぼす
④8020(顎骨)
 顎骨の骨吸収と歯の有無は強く関係している。

歯と口の中をキレイにする食物

(唾液をだすもの)
 硬いもので唾液分泌を促す:するめ、さきいか
 食物繊維が歯の表面を浄化:ナッツ、ドライフルーツ
 むし歯の原因の酸を抑える:キシリトールガム
(口の中をキレイにするもの)
 歯の表面に潤いを与え、代謝もアップ:ミネラルウォーター
 口内を潤し、イライラも防止    :ハーブティー
 歯みがきフルーツの代表格     :リンゴ
 乳酸菌が口の中の雑菌を撃退    :ヨーグルト
 抗菌作用で口の中を清潔      :はちみつ
(歯ぐきを元気にするもの)
 歯ぐきのくすみをとり透明感を与える:ビタミンC
 歯ぐきにみずみずしさを与えて若々しく:コラーゲン

(参考)
黄ばみやすい食事
 コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレート

がん予防の15か条

1.植物性食品を中心に多くの種類を食べる
2.適正な体重を保つ
3.適度な運動をする
4.野菜、果物をたくさん食べる。1日400~800g
5.穀類、豆類、根菜類を1日600~800g食べる
6.アルコール飲料は、控えめに。飲むなら男性は1日2杯以下、女性は1杯以下に
7.肉類は1日80g以下。魚、鶏肉をすすめる
8.動物性脂肪食品の摂取を控え、植物性脂肪を適度に
9.食塩は成人1日6g以下。調味料はハープやスパイスを
10.新鮮な食品を。カビ毒汚染のある長期貯蔵食品は食べない
11.すぐに食べない食品は、冷蔵冷凍保存する
12.加工品や添加物は避ける。添加物、残留物は適切な規制下であれば問題なし
13.焦げた食品は食べない
14.栄養補助食品は多用しない
15.タバコは吸わない
(感想)
運動と食生活の大切さを痛感しました。

5月も終わりです。

ダイエットにまたまた挑戦します。
いまごろは7キロくらい痩せている予定だったのですが・・・・
先ほど某先生に「あれ~太ったたんじゃない?」と言われ
ますます磨きがかかっているようです。
がんばろー

年金と入れ歯の怖い相関

貝原益軒翁は、「養生訓」で「牙歯動かず。老いてもおちず。虫くはず」といっているが、益軒流は、熱湯で目を洗い温め、鼻の中を清めて、温湯で口をすすぐ。次に塩で歯と歯ぐきをすり磨き、温湯を含んで口中を20~30回すすぐ。その塩湯をこして目を洗い、別の湯で目と口をすすいで完了。
 塩には、歯ぐきの引き締め作用はあるものの、薬理効果は期待できないようだ。とはいえ、歯磨き粉では口が泡だらけになり、かえってきちんと磨けない。まずは空ブラシで丁寧に磨き、爽快感や美白効果を得たければ少し足すのが現代流だ。
                 文藝春秋 

札幌歯科医師会口腔医療センター見学

 5月31日に旭川歯科医師会からの依頼で札幌歯科医師会口腔医療センターに行ってまいります。障害児、中途障害の食べられない、飲み込めない人のためにリハビリテーションを行っておりますが、その治療について意見交換を行ってきます。今後も札幌との連携を充実させていきたいと思います。

「脱灰」と「再石灰化」は口内の連続ドラマ!

健康な歯がむし歯になるのは、口の中の酸が歯を溶かすためです。これを歯科の用語で「脱灰(だっかい)」といいます。食事を摂るたびに脱灰はおこりますから、私たちの歯は常にむし歯の危険にさらされているということです。
さて、食事のたびに脱灰が起きているのに、実際は100パーセントむし歯になるわけではありません。じつは口の中では、唾液の働きにより、溶けた歯を元に戻していたのです。これを歯科の用語で「再石灰化(さいせっかいか)」といいます。

食事のたびにくり返される脱灰と再石灰化、それは口の中で毎日つづく連続ドラマのようなものです。このとき、脱灰する割合のほうが大きい状態が長くつづくと、ドラマは悲しい結末になってしまいます。つまり、むし歯になるということです。

脱灰を引き起こす酸は、食物中の糖がむし歯菌により分解されてできた歯垢の下でつくられます。ですから、常にハッピーエンドのドラマを望むのであれば、食後や就寝前にしっかり歯磨きをして、口の中に菌の温床となるベタベタの歯垢を残さないようにすればいいのです。とくに、歯と歯茎の境、歯と歯の間、奥歯の溝など、歯垢のたまりやすいところを集中的に清掃するとよいでしょう。

たばこが歯や歯肉に与える影響は?

あなたはたばこを吸われますか? 吸わないですか? 日本看護協会の調査(2001年)では、ナースの4人に1人が喫煙者であると報告しています。ちょっと喫煙率が高い気もしますが、やはりストレスが多い仕事だからでしょうか。
さて、たばこの害を今さらご説明するまでもありませんが、たばこは歯や歯肉など口に与える影響も少なくありません。おもな影響は以下のとおりです。

【たばこが口に与える影響】
・歯周病(歯の周囲の歯肉や骨などの組織に関わる病気)にかかりやすくなります。
・口臭の原因になります。
・歯の着色の原因になります。
・味覚が低下することがあります。
・免疫力が低下します。

上記のなかでも、歯周病への影響はとくに気をつける必要があります。ニコチンは血管を収縮させ出血しにくくさせるため、歯肉に炎症が起きても気づくのが遅くなりがちです。とくにヘビースモーカーはたばこを吸わない人と比べ、ひどい歯周炎になる確率が5~7倍も高いといわれています。また、たばこは免疫力を下げるため、治癒もしにくくなります。

対策としては禁煙するのが一番ですが、それが難しいのも現実。そんな方は、適切なブラッシングを心がけるとともに、定期的に歯医者さんで検診を受けることをおすすめします。喫煙者に限りませんが、歯周病は悪くなる前に予防および治療するのが鉄則です。

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