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食品による窒息事故を防ぎましょう

昭和大学歯学部向井美恵教授の調査によると、2003年に食べ物などを喉に詰まらせて亡くなった人の数は8、570人であり、65才以上の高齢者の占める割合は、84.1%と高く(この中で80才以上の割合が53.6%)、また朝食の一口目に多かったです。
 このことからも高齢者では、朝食をとる前に歯磨きなどして口腔内の感覚を鋭敏にしておくことや、嚥下体操(食事前の準備体操)することが大切です。詰まりやすい食品の場合は、一口ずつ嚥下を確認し、少量の水を飲む交互嚥下する事をお勧めします。そして、定期検診を受けて口腔機能の問題点や改善方法を歯科医に相談しましょう。
 また、万一の時には、119番通報と共に応急処置(背部叩打、ハイムリッヒ法)を試みます。高齢者では、口の中に食べ物が見えれば掻き出します。掃除機を使うことは、一般的に危険なので推奨されません。

今こそ見直したい、扇風機。

エアコンの普及におされ、長らく「昭和の家電」的なポジションに
甘んじていた扇風機ですが、ここに来て「消費電力節約というエコの
観点」、「扱いが簡単」、「手軽な価格」などから熱い注目を浴びて
います。最近はインテリアの雰囲気をこわさないおしゃれなものも
続々登場、店頭は昭和の家電どころかデザイン家電のような様相を
呈しています。

 冷房効果という観点で見ても、エアコンだけで温度を下げるより
風を併用して温度を下げる方が体感温度的には涼しく感じるとも
いわれています。

 扇風機は1893年にアメリカで発売されたのが最初で、国産第1号は
1894年(明治27年)。スイッチを入れると白熱灯も灯るという、照明器
具を兼ねたものでした。戦時中は軍需生産のみになるなど紆余曲折
を経て今に至る、歴史の長い家電製品です。

 さて、扇風機は冷房器具だけでない万能選手だということをご存じ
でしょうか。まずは換気。窓を開けながら扇風機を回せば、室内に
こもっていた空気をすばやく入れ替えられます。湿気が気になる押入
れやクローゼットの換気にも応用できます。この他、衣類に扇風機の
風を当てれば気になるニオイがすっと消える効果も。さらにエアコン
の冷気を他の部屋に送るのにも活躍です。

 空気を攪拌することを目的としているサーキュレーターとは違い、
人にあてる風をつくり出している扇風機。体にやさしい風を上手に
使って、エアコンとはひと味違う健康的な涼しさを満喫してください。

※参考:社団法人 日本電機工業会 http://www.jema-net.or.jp/
株式会社阪神阪急百貨店 http://www.hankyu-dept.co.jp/
東京電力株式会社 http://www.tepco.co.jp/

第33回ハイム祭り

下記にて地域とのふれあい ハイム祭りが開催されます。奮ってご参加ください。
日時:平成21年8月23日(日) 午後1時~午後8時
場所:上川更生ハイムグランド
 模擬店も出店します。アトラクションも多数あります。

道民公開講座

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ファイル参照にて道民公開講座があります。多数ご参加ください。
ファイルをクリックするときれいに案内が出ます。

海外技工訴訟 控訴審が結審

東京高裁での歯科技工海外委託裁判の控訴審が5日に結審した。判決は
10月14日午後1時10分と決まった。
 同訴訟については一審で原告側が敗訴、二審では裁判長が進行協議を
提案、裁判宮による原告側と国側の話し合いが数回持たれ、成り行きが
注目されていた。
 結審後の説明会であいさつした原告団の脇本征男・歯科医療を守る国民
運動推進本部代表は、これまでの運動の成果を振り返り、「全国で35都道
府県歯科技工士会が同じ思いで賛同してくれたことが大きい」と総括した。

4割弱の患者に経管栄養―介護療養型医療施設

日本慢性期医療協会(武久洋三会長)は8月10日、中央社会保険医療協議会(中医協)の慢性期入院医療の包括評価調査分科会(座長=池上直己・慶大医学部教授)で、「入院患者の食事形態の状況」の調査結果を明らかにした。介護療養型医療施設では、36.7%の患者が経管栄養により栄養補給を行っていることが分かった。

 調査は821施設を対象に、今年6月30日現在の患者の食事の形態を聞いたもの。医療療養病床(回復期リハを除く)382施設・3万2123人分、介護療養型医療施設268施設・2万2686人分の回答を得た。
 それによると、介護療養型医療施設では、経口摂取が60.2%、経管栄養が36.7%、経静脈栄養が2.3%、絶食が0.8%。経管栄養の内訳は、経鼻栄養12.0%、胃ろう栄養24.3%、「その他」0.4%だった。一方、医療療養病床では、経口摂取が50.1%、経管栄養が39.2%、経静脈栄養が8.2%、絶食が2.6%だった。

 2006年度の医療制度改革では、介護療養型医療施設は12年度末までに段階的に廃止するとしている。一方で、現行法では介護職員が経管栄養を行うことは禁止されている。

知っていますか? 注目のデンタルガム登場 虫歯予防にオススメ

歯の表面では、エナメル質の主成分であるリン酸(P)とカルシウム(Ca)が溶け出す脱灰と、それを回復する再石灰化が繰り返されている。唾液に含まれるリン酸とカルシウムが再石灰化することで、歯が硬くなり、虫歯になりにくくなる。つまり、歯が常に唾液で潤されるような環境にあれば、虫歯はできにくくなるが、そう容易なことではない。
 再石灰化に有効なデンタルガムは、数社から発売されているが、それぞれ再石灰化を促進する物質は違う。再結晶化まで証明されたのは、リン酸化オリゴ糖カルシウムだけだ。何げなく噛んでいるガムに含まれるリン酸化オリゴ糖カルシウムのパワーが、意外な形で証明されていたとは驚きだ。
          夕刊フジ 2009.6.10

市立札幌病院裁判 

市立札幌病院救命救急センターで研修中の歯科医師(口腔外科医)に
資格外の医療行為をさせたなどとして、医師法17条(医師以外の医業の
禁止)違反の罪に問われた元センター部長の医師、松原泉被告(59)の
上告審で、最高裁第2小法廷(今井功裁判長)は7月23日付で、松原被告
の控訴の棄却を決定。罰金6万円とした二審判決が確定した。

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