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新型インフル患者、85%が20歳代以下―感染研

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 国立感染症研究所感染症情報センターによると、今年第28週(7月6-12日)から第33週(8月10-16日)の間に、全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者の1万8438人のうち約85%に当たる1万5768人が20歳代以下だった。現在、国内で検出されているインフルエンザウイルスのほとんどが新型であるため、患者の大半が新型に感染していると考えられる。

 同センターの調べでは、患者の年代別の割合は0-4歳10.6%、5-9歳20.3%、10-14歳21.0%、15-19歳17.9%、20-29歳15.7%だった=グラフ=。
 同センターでは、10歳未満の患者が多い季節性インフルエンザと違い、今回の新型では「10歳代の人が多い」と分析。特に5-19歳が患者発生の中心とみている。今後はほかの年代にも感染が広がる可能性もあるため、警戒を呼び掛けている。

日本摂食・嚥下リハビリテーション学会参加について

本日より上記学会に行きます。この会は、活気があり歯科も大切な分野として活動しております。現在認定士に向けてがんばっております。

あごの骨の壊死 がんや骨粗鬆症治療薬の副作用で発症する可能性。厚労省も注意を呼びかける。

 ビスフォスフォネートは、骨粗鬆症の飲み薬として一般的なほか、乳がんや前立腺がんなどの骨への転移を防いだり、骨髄腫などの注射薬としても広く使われる薬の総称だ。この「骨を守る薬」が逆にあごの骨を壊死させたと03年、米国で初めて報告され、3年後には報告が世界で2500人を超えた。
 ビスフォスフォネートの投与中に抜歯やインプラント、歯槽膿漏などの歯科治療を受けた人は特に注意が必要だという。抜歯後には発症率が8~9倍上がるとの調査もあり、厚労省のマニュアルでは、若年性リウマチなどでステロイド薬を併用している人や糖尿病患者も要注意とされる。
 予防が重要で、患者はビスフォスフォネートを使っていることを歯科医に必ず言うこと、年1、2回は歯科検診を受け、常に口の衛生状態に気をつけること。
       毎日新聞 2009.6.30

平凡な良い習慣コツコツ

「健康法に王道はありません。体に良い、平凡な生活習慣をコツコツと続けることです」母親の教えで3歳の時から続けているのが、食事を1口30回かむことだ。
 よくかめば消化に良く、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぐ。食事は肉、魚、野菜、ラーメン、お菓子など何でも食べる。豆腐など軟らかい食べ物は30回もかむのは難しいので、イリコなど硬い物と一緒に口に入れる。歯は75歳から総入れ歯にしている。
 「かめば脳の血流が良くなり、認知症の予防にも役立つはず」期待する。
          読売新聞 2009.6.29

遊び食べ 怒らないで 離乳期の手づかみ、こぼす、口から吐き出す・・・

 昭和大学歯学部の向井美惠(よしはる)教授によると、乳児は生後11ヶ月ごろから1歳過ぎにかけて、前歯で食べ物をかじり、奥の歯茎でそしゃく、唾液と混ぜてのみ込めるようになる。
 人間の体は、のどや口の中よりも先端の歯や唇、舌先の方が敏感だ。親がスプーンで口の中に押し込んでいては、認識する前にのみ込んで丸のみの癖がつきやすい。「食べさせるときは口の中でなく唇の上に載せて。遊び食べも大事な過程。スプーンなど道具を早過ぎる時期に使わせると、前歯でこそぎとるなど誤った使い方を覚える一因にもなる」と指摘する。
 また、話せなくても食事を楽しむ会話は大切だ。こばやしさんは「こぼさないで」と禁止するより、「握れたね」「お口の中がいっぱいでかめないね」などと、子どもに自分の状況を認識させる言葉をかけるように勧める。
          毎日新聞 2009.6.28

乳歯の歯列不正の原因 指しゃぶり

乳歯列の歯列不正や口唇を閉じにくくすることの原因の1つに指しゃぶりが挙げられますが、乳歯の時期、特に1歳くらいまでの指しゃぶりは乳幼児の自然な行動です。
 しかし、3歳を過ぎても指しゃぶりをしている子供がまだ多くいます。指しゃぶりにはその経緯から大きく二つのタイプに分けられます。1つは、乳幼児からずっと継続している場合です。出生後数ヶ月から始まった指しゃぶりがやめられずに3歳を過ぎても継続して習癖化してしまっているタイプです。
 もう1つは指しゃぶりは一度なくなったにもかかわらず、弟や妹の出生や転居などによる環境の変化によって再び復活しているタイプです。
          福島民友 2009.6.26

北海道歯科医師会学術大会

8月23日本日札幌にて北海道歯科医師会の学会が開催されます。今年は、道北口腔保健センターから藤田先生が発表します。訪問診療についての講習会、障害者治療についての講演など治療・指導について聞いてきます。

がん治療での口内炎ケア 専用洗口液で痛み軽減

抗がん剤の副作用と言えば、吐き気や髪の毛が抜ける脱毛などが知られているが、口内炎もよく現れる副作用のひとつだ。米国の研究では、抗がん剤治療を受けている患者の4割に起き、うち半分の患者では、痛み止めなどの治療が必要になったり、抗がん剤の減量や中断に至ったりする例もある。
 胃がんや、大腸がん、乳がん、肺がん、骨肉腫、白血病などの治療で起きやすいほか、口の周囲に放射線があたる頭頸部がんや食道がんでは、抗がん剤と放射線の副作用が重なり、口内炎が悪化しやすい。
 同センター歯科口腔外科部長の大田洋二郎さんによると、がん治療に伴う口内炎は、粘膜の広い範囲に起き、痛みが激しい。通常の口内炎に用いられるステロイド(副腎皮質ホルモン)の塗り薬や張り薬では効果がなく治療も難しいという。
 そこで、大田さんが勧めるのが、①口の中を清潔に保つために歯磨きなどを工夫 ②洗口液などを使い口内炎の湿り気を保つ ③痛みがひどい場合には痛み止めの薬を使うー対処法だ。
          読売新聞 2009.6.25     

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