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生姜紅茶で体の芯からポッカポカ!

生姜の効能は古くから知られています。16世紀に中国で書かれた薬学書には、
「百邪(あらゆる病気)を防御する」と記載が。数百年前から健康に良いとされ
ていたんですね。

 たとえば……
・血管を拡張して血流をよくし、血圧を下げる
・体温を上げて白血球の力を強め、免疫力を高める
・だ液、胃液、膵液、胆汁、腸液の分泌を促して、消化力を高める

 生姜のパワーはすごいですね! 毎日お料理に使うのは大変ですが、いつも飲
んでいる紅茶に混ぜることでカンタンに摂取することができます。

 ★生姜紅茶の作り方★

(1)いつもどおり紅茶を淹れます
(2)すりおろした生姜をそのまま、もしくは汁だけを加えます。市販のチュー
   ブ生姜でも代用可
(3)お好みで黒砂糖かハチミツを入れれば完成!

 とても簡単にできるので、ぜひお試しください。体の中からポカポカしますよ。

はじめての在宅介護 つるつる路面

道内各地で初雪が降りましたね。冬道で転ばないように、身支度にはしっかり気を配りましょう。みなさんはどんな冬靴を履いていますか。スパイク機能が付いていたり、靴底のガラスやセラミック素材が練りこまれているなどさまざまな靴が販売されています。「風邪をひかせてはいけない」と、重ね着させすぎるのも要注意です。体が動きにくくなります。フリース素材の服やダウンジャケットなど、薄くて保湿性の高い衣類が量販店やスーパーで手ごろな値段で販売されています。上手に着こなしましょう。
                   北海道新聞 2012.11.22

若年認知症道サポートセンター発足

NPO法人の母体は任意団体「北海道若年認知症の人と家族の会」(会長・木村理事長、90家族)で、2006年に設立し本人、家族の交流や相談に取り組んできた。木村理事長は「道内の若年認知症の人は約1600人と推定される。【家族の会】の活動は、まだ多くの人に届いていない。6年の経験、蓄積を基に支援を全道に広げていきたい」と話す。
                   北海道新聞 2012.11.29

今後も特定健診に歯科導入へのチャレンジを

12月6日(木)午後3時より第9回理事会が開催された。冒頭富野会長
は「北海道医療費適正化検討協議会委員として、特定健診(いわゆる
メタボ健診)に歯科を導入するチャレンジを行ってきた。特定健診は、
平成20年度から「高齢者の医療の確保に関する法律」下で取り組まれ
て保険者に義務付けており、国レベルで単年度1兆3,251億円の拠出が
保証され医療機関側へ支払われる。国民の対象者は40歳から74歳で人
口の約45%にあたる。口腔内の健康保持が全身の健康に関係している
との考え方が認知されつつも、現状では特定健診に関連付けるだけの
エビデンスが不十分であるとのことで歯科の導入は見送られたが、今
後も諦めずに次の機会に備えるつもりである」と述べた。報告事項で
は、北海道の病院が一極集中型でさらに広大な面積を有しているとい
う実情に鑑みて、「歯科治療総合医療管理料、在宅患者歯科治療総合
医療管理料の施設基準の見直しに係る要望書」を、道歯会として日歯
会へ送付することが担当役員より報告された。また道内の広い地域性
を考慮し、「施設基準取得のためのビデオ研修は講習会として認めら
れるか」という質問が出され、後日、担当役員より北海道厚生局に問
い合わせたところ、「施設基準の担当、本省に確認したが、本来ビデ
オ研修のような形は想定していない。対座の講習会であり、講師も受
講者もそれぞれが理解したと確認する状況が必要である。よって認め
られない」との回答があった。

歯科医師に禁錮2年求刑 インプラント死亡事故

東京都中央区の歯科医院で2007年、顎の骨に歯根を埋めて義歯を付けるインプラント手術で女性=当時(70)=を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた歯科医師飯野久之(いいの・ひさし)被告(68)の公判が14日、東京地裁(吉村典晃(よしむら・のりあき)裁判長)であり、検察側は禁錮2年を求刑、弁護側は無罪を主張して結審した。判決は来年3月4日。

 被告が歯根を埋めるために口の内部からドリルで削った下顎の部位について、検察側は論告で「動脈を傷つける可能性があることは予見できた」と指摘。弁護側は最終弁論で「当時は歯科医師の間で動脈損傷の可能性は知識として共有されておらず、過失責任はない」と反論した。

 起訴状によると、被告は07年5月22日、女性の下顎の骨を削った際、誤って動脈を傷つけて大量出血させ、血腫が原因の窒息による低酸素脳症などで翌日に死亡させたとしている。

内視鏡でスタッフ指導 日本歯大クリニック 「暮らしコンパス」歯科医の訪問食事指導

10月にオープンした東京都小金井市の日本歯科大口腔(こうくう)リハビリテーション多摩クリニック。特徴は、歯科医師2人が組むチームが毎日、高齢者を往診していることだ。このチームは二つあり、食事の内容や食事中の姿勢を指導している。

 この日の訪問先は、東京都世田谷区の特別養護老人ホーム「フレンズホーム」。車いすに乗った女性(89)が診察用の部屋に入ってきた。認知症が進み、口を閉じて歯を食いしばっている。「一日3口を食べてもらうのがやっとです」と普段の様子を職員が伝える。

 加齢や病気で食べ物を飲み込む力が弱くなると、食べかすなどで繁殖した細菌が誤って気道に流れ込み誤嚥(ごえん)性肺炎を発症しやすくなる。高齢者では命にかかわるケースも多い。予防するには、口の中を清潔に保ち、食事方法を工夫するのが大切だ。

 「無理に口を開くと、口の周りが腫れてしまうんです」とスタッフが相談。「栄養が足りないと、腫れやすくなります」と歯科医師の佐々木力丸(ささき・りきまる)さんが答える。栄養状態の指標となる体重は、1カ月で1・3キロ減っていた。

 佐々木さんがお年寄りの鼻から内視鏡を入れる。テレビ画面にのどの奥の状態が映し出される。施設のスタッフが、食べ物がのどを通って食道に落ちていく様子を見つめた。指導内容を理解してもらうための工夫だ。

 この日の昼食を口からスプーンで入れると、のど元に達するのに時間がかかり、なかなか画面に映らない。だが、飲み込む瞬間、画面が真っ白になった。

 「真っ白になるのはのどが十分に収縮しているからです。飲み込むことはできるので、もっとのどを流れやすいように、食べ物のやわらかさを調整しましょう」と診察を締めくくった。

 また、食べやすくなるように、姿勢を調整するケースもある。高齢者の様子を見ながら「食事中の姿勢を安定させるため、頭を支えられるいすに座った方がいいですね」「60度まで背もたれを倒してみましょう」と指示すると、不在の担当者に伝えるために、スタッフが写真を撮影しメモを取っていた。

結び目作り窒息か 「自絞死可能」と専門家

 兵庫県尼崎市の連続変死事件で12日、県警本部の留置場で自殺したとみられる角田(すみだ)美代子(みよこ)容疑者(64)=殺人容疑などで再逮捕。長袖Tシャツの袖で自ら首を絞め続け、窒息死することは可能なのか。専門家は「意識を失うまでの間に、きつく結び目を作っていれば、自絞死は可能」と話す。

 杏林大の佐藤喜宣(さとう・よしのぶ)教授(法医学)は「自ら首を絞め続けても、結び目が無ければ意識を失った後に緩むため、失神して低酸素状態に陥ることはあっても、急死することはない」と分析する。

 千例以上の司法解剖経験のある鈴木修(すずき・おさむ)浜松医科大理事(法医学)も「Tシャツは一般的に伸縮性が高く、仮に結び目を作っても緩みが生じる可能性が高い。Tシャツを使った自絞死は極めてまれだ」と指摘する。

 その上で「体が強くけいれんするため、同室の2人が起きてしまう」と一気に死に至る急性窒息を否定し、徐々に意識レベルが下がる「遷延性(せんえんせい)窒息」の可能性に言及。「角田容疑者は普通の人より意志が強い人物だと考えられる。呼吸ができない苦しみに耐え、徐々に死に至ったのではないか」と分析した。

 佐藤教授によると、首を強く縛ると、早ければ1分程度で意識を失う。結び目を二重にするなどきつく結ばなくても、結び目が固定されていれば自絞死は可能だという。

 角田容疑者が首に巻き付けた長袖Tシャツは、弁護士が差し入れたものだった。留置場では自殺防止などの観点から差し入れが制限されるが、衣類の規制は少ない。佐藤教授は「冬場で長袖のTシャツの使用が許されていたのだろうが、盲点だった」と話した。

肺炎での入院が激減 経営面でもメリット 「暮らしコンパス」歯科医の訪問食事指導

歯科医師の往診を依頼してから、特別養護老人ホーム「フレンズホーム」(東京都世田谷区)では誤嚥(ごえん)性肺炎で入院する人が大幅に減った。

 高齢者が普通のかたさの食事を取っていたころは年間30~40人が入院していた。8年前、やわらかい食事を導入したことで、年約20人に減少。昨年から日本歯科大の診察を受けて以後、今年4月から10月の間に入院した人は1人になった。

 施設の経営面でのメリットも大きい。入所者が肺炎で施設から病院に入院すると、ベッドが空き施設の収入は減少する。空きベッドが少なければ経営は安定する。

 さらに、歯科医師の指示を受けて施設スタッフが高齢者の口の中を手入れし、食事を管理すると、介護保険から施設に報酬が支払われる。

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