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DAが提案する人工ミルクとフッ化物の中間報告

幼児がフッ化物の最適な量を摂取すのを助けたい。場合によっては、子ども達がフッ素添加水で混ぜた液体あるいは粉末の粉ミルクにより最適量を超えたフッ化物を摂取している可能性があることが懸念される。
そのため人工ミルクから摂取するフッ化物を減らす方法としては
①乳児(乳児のための栄養で最も有効であると広く承認されている)母乳を与えること
②生まれてから12ヶ月間に人工ミルクから栄養の大部分を得ている乳児に対しては、乳児がフッ化物摂取の最適量を上まらないようにするために、フッ化物の入っている水で混ぜ合わせる人工ミルクよりも、離乳を想定したミルクを選択する
③液体または粉末状の濃縮物人工ミルクが初期栄養の主たる源の場合は、歯のフッ素症のリスクを減らすために、フッ化物が入っていないもしくは低い濃度のフッ化物添加水で混ぜ合わせる必要がある。その水とは、純化、鉱質除去、脱イオン、蒸留、逆浸透濾過水とラベルがるいている水を含む.

自前の歯と正しい入れ歯で積極的な生活とぼけ防止

入れ歯をいれたらぼけが防げ、噛むことにより身体活動が向上するという研究が進んでいる。入れ歯が、昨今では、脳の機能、身体のバランス、さらには生活のリズムにつながると考えられている。
 健康な高齢者はアルツハイマー病高齢者の3倍の残存歯
頭部のCT画像によると、アルツハイマー病患者では、残っている歯の数が少ないほど脳の萎縮が進んでいる。歯の喪失がアルツハイマー病の原因のひとつとみている。
 咀嚼しているとき、脳の広い領域が活性化されることが確かめられ、噛むという行為によって脳が刺激されることが示唆された。歯がなくなったら入れ歯を入れて、とにかくよく噛むことがぼけの予防につながると考察している。
                 北海道経済 2007.7

よく噛んだほうが食べ物はおいしくなる?

よく噛むことは、食材に特有の味を味わったり、さまざまな栄養成分をうまくとり入れることと深く関係しています。奥歯でよく噛み、唾液としっかり混ぜ合わせてはじめて、奥歯近くに存在する多くの味蕾を刺激して味をよく感じられます。スルメは、噛めば噛むほどうまみ成分が長く味わうことができます。
最近のお笑い芸人でご飯を2時間かんでいるとその先においしさがでると言っていました。トライしてみては・・・・

子どものむし歯予防誰が 家庭と歯科医の協力大切

子どもたちのむし歯を予防するのは、誰でしょうか?
①歯科医師がする
②こどもが自分でする
③保護者がする。
いずれも正解ですが。子どものむし歯を予防するためには、家庭と歯科医師がお互いに協力しあって予防できるものです。
赤ちゃんのむし歯をつくらないためのポイント
①離乳食や幼児食の後は湯冷ましか、お茶を飲ませておく
②おやつを与えるのなら果物や自然の甘さのあるもの
③きょうだいがいる家庭では、お菓子の買い置きはしないこと

赤ちゃんのころから中学生のころまで特に注意したい予防のポイント
①1歳前後 上の前歯のむし歯に注意 夜の断乳の遅れに注意
②2歳すぎ 一番奥の乳歯が生えてくるころでかむ面のむし歯に注意。長時間歯磨きができないので、新しく生えた歯から磨く
③3~4歳 奥歯の歯と歯の間のむし歯に注意、糸ようじを使う
④5~6歳 6歳臼歯のむし歯に注意する
⑤9~10歳 6歳臼歯のむし歯、上の前歯の歯の間の注意
⑥11~13歳 大臼歯のかむ面のむし歯に注意

入れ歯だと、食べ物が美味しく味わえない?

食べ物が美味しいと感じるのは単に味覚だけではなく、食べ物の香り、温かさ、形、硬さその他のさまざまな感覚が混ざり合った結果として認識されるからですが、その感覚が阻害されるためです。
 また、入れ歯によって舌の動きが悪くなり、唾液の出が悪くなったり、食べ物がうまく口の中で動けなくなったりして味蕾が味の刺激を受けにくくなることもあります。入れ歯を上手に使いこなすことによって十分回復しますのでがんばりましょう!

誕生日に・・・

昨日6月22日が、私院長の誕生日でした。
まず、目についたのが生命保険会社の方のバースディカードでした。この年になって気にしてもらえるなんて・・・たとえそれが保険の勧誘だとしてもうれしいものです。診療が終わってスタッフから「先生おめでとうございます!」とみんなで言ってもらえたときはうれしかったです。院長好みのプレゼントも頂きました。いえに帰ると娘からの自分で作ったグリーティングカードにさらに感激!娘が一人いてよかった!息子からがなかったのは残念でした。

学童期の食事 発達状況に合わせ対応

食べ物を噛み砕いて飲み込む機能は、生まれもった能力である哺乳動物とは異なり、生後の学習によって発達する機能である。特に乳歯から永久歯交換期である学童期には注意が必要である。
 前歯の交換期には、食べ物をくわえて堅さや大きさを感知する能力が低下し、食べ物をこぼしやすくなるので叱るだけでなく、子どもに唇や口をしっかり閉じながら食べ物を咀嚼し飲み込むようにさせます。
 臼歯の交換期は、咀嚼能力が一時的に減退します。この時期には堅く小さな食品や繊維質の食品などはすりつぶすのが難しくなるため丸呑みの癖がつきやすくなるので、食事を急がせずに十分に時間をとってしっかり咀嚼させましょう。
 規則正しく、家族で楽しく食事をすることで子どもの食欲を引き出し、よく噛んでたのしくおいしく食事をする習慣を身に着けましょう。
               福島民友 2007.4.27

審美歯科 むし歯、歯周病治療を先に

最近、テレビや雑誌などで「審美歯科」ということばをよく目にするようになってきました。具体的には、次のようなものがあります。
①歯の色が気になる、白くしたい。
②歯の形をきれいにしたい。
③歯ぐきをきれいにしたい。
④歯並びをきれいにしたい。
⑤よくかめるようになりたい。
このような悩みに対して次のような処置を行っている。
①薬剤を使ってはを白くするホワイトニング。
②歯の一部あるいは全部を人工材料でかぶせる。
③歯ぐきの炎症や変色を取り除き、出血や口臭をなくす処置。
④歯並びとかみ合わせをよくする矯正治療
⑤人工歯根をあごの骨に植えて、その上に、人工の歯を作り、歯の抜けた所を補う
いずれもかかりつけの先生とよく相談することが必要で、これらの処置を始める前に、むし歯や歯周病を治しておくことが先決です。また、きれいになったお口の状態を維持するための定期検診やクリーニングが大切です。
                         山陽新聞 2007.4.7

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