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OTの喀痰吸引の技術測る目安を提示―作業療法士協会

日本作業療法士協会はこのほど、作業療法士(OT)が喀痰吸引の技術を習得する際に、自身の技術を確認する目安となる「喀痰吸引に対する基本的な対応」を公表した。
 「喀痰吸引に対する基本的な対応」は、今年4月に厚生労働省から都道府県知事に向けて発出された、チーム医療においてOTによる喀痰吸引が可能などとした通知を受けて策定された。喀痰吸引を行うに当たって、一定水準の知識と技術を持ったOTが安全に実施することが必要としている。一定水準の知識と技術については、口腔内・鼻腔内と気管内での吸引では習得すべき技術の到達目標が異なるため、6段階の「実践水準」を設定することが望ましいとしている。
 具体的には、養成施設での卒前教育の到達目標である、知識の習得を中心としたレベル1から始める。レベル2以上は卒後研修の到達目標で、▽実技における講義内容の習得を目指すレベル2▽他職種と連携した口腔内・鼻腔内吸引を目指すレベル3▽他職種と連携しない口腔内・鼻腔内吸引を目指すレベル4▽他職種と連携した気管内吸引を目指すレベル5▽他職種と連携しない気管内吸引を目指すレベル6―の5段階。各レベルでの習得すべき内容も示されている。
 同協会では、養成施設が今年度からレベル1習得に向けた教育を行うことを期待するとしている。また、卒業したOTがレベル1を「自己研鑽により」習得して、レベル2以上を所属施設で多職種との協働の下で習得するよう呼び掛けている。
( 2010年08月27日 20:34 キャリアブレイン )

インプラントで困ったら2 歯科で清掃 周囲炎防ぐ

下奥歯2本のインプラント。かみ合わせの調整を繰り返し受けたが、何かが挟まったような違和感が気になって、力を入れてかめなかった。やがて、周りの歯茎にしまりがなくなり、指で押すとブヨブヨと沈み、出血し始めた。歯と歯茎の間に住み着いた細菌が広がり、歯茎が腫れ、歯を支える骨が溶けていく歯周病。インプラントでも同じことが起こる。インプラント歯周炎と呼ばれ、悪化するとインプラントがぐらつき、取り除かなくてはならなくなる。
 手術には積極的だが、インプラントの清掃や管理にはあまり熱心ではない歯科医院もあるので、手術後のケアについても説明をよく聞いておきたい。
                     読売新聞 2010.7.22

こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 8月30日(月) 午後1時から、午後2時30分から
 場所 健康相談室(第二庁舎3階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 各回10組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

かみ合わせ不良にご用心 体のバランス崩れ・・・首や肩のこり、腰痛、発声にも影響

歯のかみ合わせを軽んじてはいけない。かみ合わせの不良が身体のバランスを崩し、体のあちこちが悪くなる危険性があるからだ。専門家は「かみ合わせを調整していくことで、首や肩のこり、腰痛、そして発声まで改善できる」指摘する。
                    産経新聞 2010.7.24

歯 治療の痛み緩和

サンフロロ工業は、早稲田大学の内山明彦名誉教授、日本歯科大学の玉沢修非常勤講師と共同で、歯科治療で神経を取り除いた後の歯の根元に温水や薬液を噴射して洗浄・消毒するためのテフロン製ノズルを開発した。ノズル先端が歯の形状に合わせて柔軟に曲がるため、治療時の痛みを緩和できる。根元深くまでノズルが届き、洗浄ムラを軽減できる。新潟大学で試験し、早ければ年末にも製品化する。
                日刊工業新聞 2010.7.21

誤嚥性肺炎は、食事だけが原因ではない

39度を超える発熱が1週間続いた年男さん。誤嚥が原因ではと絶食にして数日経っても、熱は下がりません。そこでKさんは、嚥下指導のために月に2度来られている嚥下専門医に回診を頼んだそうです。
「年男さん、口を開けてください」
 先生の一言に驚いたKさん。絶食しているのに、なぜ口腔内を診るのだろう?カンファレンスルームに戻ってから理由を尋ねると、先生はこういいました。
「年男さんは誤嚥性肺炎だね。誤嚥は、食べ物だけが原因じゃない。汚れただ液が肺に入ることでも起こるんだよ。だから、口腔内をキレイな状態で保つことが大事なんだ」
話を聞いて、ハッとしたKさん。
「食止め後、師長さんに確認して、毎日3回行なっていた口腔ケアを2回に減らしていたんです。それに、食べていた時に比べて目に見える汚れが減った分、ケアにかける時間も自然と短くなっていて……」
Kさんはすぐ師長さんに相談し、口腔ケアの回数を3回に戻したといいます。より丁寧にケアを行なったKさん。また、専門医のアドバイスを受け、だ液が肺に入りにくいようにベッドを30度起こして就寝してもらうことにしました。その結果、年男さんの熱は1週間程で37度5分まで低下。少しずつ体力が回復し、
ゼリー食に戻ることができたのです。
このできごとで、絶食患者さんの誤嚥リスクへの意識が変化したKさん。患者さんが食事をしているかどうかに関わらず、今まで以上に丁寧な口腔ケアを心がけているそうです。

ついに186歳!文政7年生まれ「戸籍上生存」

高齢者の所在不明問題で、山口県防府市で26日、文政7年(1824年)に生まれた186歳の男性が戸籍上、生きていることになっていることが判明した。

 同県光市で165歳の男性、同県周防大島町で164歳男性がそれぞれ、戸籍に残っていることもわかった。
8月26日18時18分配信 読売新聞
(院長談)
 市役所職員は、生命は永久だとおもっているのでしょう。

歯ぎしり・くいしばり 無意識、障害を誘発

むし歯が多いわけでもなく、かみ合わせも特に悪くないのに、なぜか詰め物がすぐ取れたり、治療した歯が折れたり、あごが痛んだりしませんか。これはもしかして、歯ぎしり、くいしばりを習慣的にしているのかもしれません。歯ぎしり、くいしばりは無意識に行われているため、ほとんどの人が自分がしているという自覚がありません。現代のストレス社会の中、頻度や程度の差はありますが、誰でもしている一種のくせと考えてよいと思います。
 しかし、これにより歯に加わる「過剰な力」が時には次のような問題を起こします。1.歯への障害=歯の磨耗や歯の破損、歯がしみる・かむと痛い等 2.歯周組織への障害=歯肉炎、歯周病(歯槽膿漏) 3.顎(がく)関節への障害=顎関節痛、開口障害(カクカク音) 4.全身への障害=顔面痛、頭痛、肩こり、腕のしびれ、腰痛、倦怠感 これらの症状のすべてが歯ぎしり、くいしばりからくるわけではありませんが、無用な悪いくせはなくしておく方が良いと思います。
                    福島民報 2010.7.19

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