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「障害」の表記で作業チーム設置ー障がい者制度改革会議

内閣府は7月12日に開催した第16回の「障がい者制度改革推進会議」で、「障害」の表記に関する作業チームを設置することを決めた。
 この表記についての議論をしやすくするために、検討事項の整理を行うことが目的。作業チームのメンバーは5人で構成し、有識者からのヒアリングを通じて、幾つかの表記案についてのプラスとマイナスの両面を整理する。

 有識者は放送や新聞の団体などのメディア関係、作家らが加盟する団体などを想定。また、こうした表記について積極的に発言しているその他の団体や関係者からのヒアリングも検討する。

 ヒアリングは、9月中旬から10月中旬にかけて行い、11月中旬には障がい者制度改革推進会議にその結果を報告し、同会議は報告書となる「第二次意見」に「障害」の表記に関する見解を盛り込む方針。
( 2010年07月12日 19:42 キャリアブレイン )

ナポレオンは歯周病だった? 気付かぬうちに重度に・・・

ナポレオンも晩年は、壊血病であるとか、ヒ素中毒だったのではないかとか、いろいろ説はあるようですが、おそらく、歯周病にも悩まされていたのではないでしょうか。よく「おれは昔からあまり虫歯にならない体質で歯科にも行ったことがないんだ」という声も聞きます。
 確かに、虫歯はないのかもしれませんが、歯周病が進行している場合もあります。歯周病はある程度進行しないと症状が現れないこともあり、厄介な病気です。また、重度であるほど、治療期間が長くなってしまうようですが、細菌ではそれでも頑張って通われる方も多くなってきました。心配な方は一度歯科で相談されてはいかがでしょうか。
               福島民友 2010.5.28

認知症予防にIT活用で高齢者に生きがいを

政府の「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」(IT戦略本部)は7月以降、医療・介護分野におけるIT基盤の整備に向けた本格的な議論に入る。介護分野において、本部員の東京電機大の安田浩教授は、IT活用で高齢者に生きがいを与えることで、認知症予防を促進する社会づくりが必要だと訴える。
―今後、介護のIT活用で何が重要か。
認知症の発症予防にITを活用することだ。認知症は、外部との接点がなくなり、生活に張りや緊張感がなくなることが最大の発症リスクであると考えられている。ITを活用すれば、退職後に活躍の場を見つけられない高齢者が、コミュニティーサイトを通じて地域活動を始めるきっかけになったり、テレビ電話で遠方の家族や友人たちと話し合ったりと、外部との接点が大幅に広がる。特に、男性は仕事がなくなったら一気に緊張感がなくなる。今後、団塊の世代が一気に65歳以上になっていくが、何らかの理由で生活が受け身になってしまうと、一気に認知症の発症リスクが高まる。生活が受け身になってしまう前に、自分から社会に働き掛けることができるようなシステムが必要だ。認知症の発症予防に国費を投じることも必要だろう。今後、認知症の人とそれを介護する人が増え続ければ、日本経済はその分だけの損失を負うことになる。団塊の世代が今以上の発症リスクにさらされれば、介護する人も含めて国内産業は数百万人規模の人材損失という大打撃を受けることになる。早急にITを活用するなどして認知症を予防し、できるだけ介護しない方向性を目指すべきだ。

―ITのインフラと高齢者が使いやすいデバイスがあっても、そこで提供されるサービスをどうするのかという問題がある。

 忘れてはいけないのは、人間は相手が人間でないと満足しないということだ。人は、他人に必要であると求められ、他人からその価値を認められるところに、真の喜びを感じる。「褒められるとうれしい」という感情が、生きがいとなるのだ。それは、若い人も高齢者も変わらないだろう。例えば、ITを使えば動画共有サイト「YouTube」で何か作品を発表して、それが認められるということができる人は、それでいいだろう。ただ、そうした動画を作れる才能を持っていたり、芸術作品を作れたりするのは一握りの人たちで、大半の人はそこまでのことはできない。であれば、例えば高齢者がこれまでの人生で得た経験や知識が誰かの役に立つ仕組みを新たにつくるというのはどうか。まだ議論を深める余地があるが、国費を投じることも念頭に、結果的に数年後の介護保険の財源抑制につなげていく戦略が必要だ。

―ただ、前例がないので国の腰は重そうだ。

 認知症対策が欠かせないことは明らかで、その発症予防にITが強力なツールになり得るのであれば、それは前例がなくてもやるべきだろう。本質的な問題は、平均寿命が延びる中で、高齢者が生きがいを持ちづらい社会に変容しているところにあり、それをIT活用で解決できる可能性があるのであれば、それは十二分に議論していく必要があると考える。今後のIT戦略本部に関係する議論の場では、そのことを強く進言していくつもりだ。
( 2010年07月07日 16:27 キャリアブレイン )

あなたの歯見られていませんか

自分に直接影響のある「口臭」を気にするという答えが81%で最も多いのは頷けるが、「歯の黄ばみ」を気にすると答えた人が54%と過半数を占め(複数回答)、他人の口の”見た目”」を意識している実態が浮き彫りとなった。
 こうした結果を受けて、同協会専務理事で明海大学学長の安井利一歯科医師は「まだ”歯科医院は虫歯を治すところ”というイメージが根強く残っているようだが、歯科医師は食べる、喋るという”機能”の専門家でもある。高齢になってからも自分に歯で健康的に生活するためにも、歯科医師と上手に付き合ってほしい」と呼びかける。
               夕刊フジ 2010.6.4

「フッ化物洗口」全市町村導入へ

子供の虫歯予防法「フッ化物洗口」について、帯広保健所(竹居田和之所長)は今年度から3年かけ、十勝管内全市町村での導入を目指す。
 全国でも先駆的な道条例制定に基づく新規事業に十勝教育局と連携して着手し、保育所や小・中学校で昼食後の薬剤うがいを取り入れる。子供1人当たりの虫歯数が全道平均を上回る自治体もあるため、重点地区指定などで専門的に支援する。
               十勝毎日新聞 2010.5.23

キシリトール活用を

キシリトールが口の中に入ると、”虫歯菌”であるミュータンス菌の多くのタイプは、キシリトールを栄養源と判断し体内に取り込む。ところがキシリトールは菌の体内で分解されないため、虫歯のもととなる酸を作れない。
 またキシリトールは、菌の体内で他の糖の分解を妨げる成分に変わるため、「ミュータンス菌はエネルギーを消耗し、弱って減る」。カルシウムと結び付いて歯を強くしたり、ネバネバした歯垢を歯から落ちやすいタイプに変える働きもあるという。
 注意点はキシリトールの含有量だ。市販の商品は、キシリトトールが糖分中の一部にとどまることが多く、虫歯の原因となる砂糖が含まれている場合もある。必ずシュガーレスという表示のあるものを選んで。一部の歯科医院では、キシリトール100%のガムが販売されている。多量摂取は人によって下痢になる場合もある。
               東京新聞 2010.6.4

4本生えたら歯磨きデビュー

にこっと笑ったときにのぞく小さな前歯。なんともかわいいわが子の笑顔に癒やされるが、歯が生え始めると気になるのが虫歯だ。いつごろから歯磨きを始めたらいいのだろう。
 歯磨きは上の歯が4本生えそろったら開始する。「口や口の周りは敏感な場所。突然歯ブラシを口の中に入れられたら、赤ちゃんは驚きますよね。」いきなり歯ブラシを使わず、口の中に指を入れる練習から始めよう。
 歯ブラシは水をつけ、歯面に対してできるだけ直角に当てて力まずのシャカシャカと少し音がする程度の力で横に細かく動かす。上唇と歯茎をつなぐ上唇小帯を傷つけると痛がるので、4本の歯を一気に磨こうとせず、左右2本ずつに分けて磨くようにする。
 大人が健康な歯を保つことも大切。最近の研究では、1歳7ヶ月から2歳7ヶ月の間が虫歯に感染しやすい時期ということが分かっており、特にこの間の大人が使ったはしやスプーンなどで食べさせると感染の危険性が高まる。
       山梨日日新聞 2010.6.2

私立の11歯学部が定員割れ 17学部中、5割以下も

私立大歯学部の17学部のうち11学部で、今春の入学者が定員を下回ったことが8日、日本私立歯科大学協会のまとめで分かった。17学部全体の定員充足率も昨春より10・7ポイント減の78・7%で、2学部は充足率が50%を割った。
協会は定員割れが進んだ原因について「不況で高額な学費負担ができないことや、歯科医師の過剰などのイメージが広がったため」と分析している。
協会によると、2010年度入試の募集定員は1891人(09年度より13人減)で、入学者は1489人(同213人減)だった。09年度も11学部が定員割れだったが、5学部は90%以上の充足率を保っていた。しかし、10年度は11学部全部が90%を割り、定員割れが進んだ。歯学部の定員充足率を大学別でみると、奥羽大の33・3%が最も低く、松本歯科大の43・8%、北海道医療大50・0%、鶴見大59・4%と続き、4校が6割を切った。定員を満たしたのは昭和大や愛知学院大など大都市圏の大学が中心だった。文部科学省は「大学に適正な入学定員を求めていきたい」としている。
2010年7月9日 提供:共同通信社

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