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歯が少ない飲酒・喫煙者―口腔咽頭がんの死亡リスク上昇

歯が少ない人で飲酒や喫煙の経験者は、口や喉にできるがんの死亡リスクが、どちらもやらない人と比べて5倍近く高くなるとの研究結果を、東京科学大学などのチームがまとめた。歯数に関係なく、飲酒と喫煙の経験があるだけでリスクは3倍近くに増大していた。

 チームは、大規模疫学研究「日本老年学的評価研究」の調査に参加した65歳以上の自立高齢者3万9,882人(平均73.7歳、男性46.8%)を対象に、2010年時点で飲酒、喫煙、歯の数を調べ、その後12年間追跡した。

 その結果、3万9,882人のうち、12年間で83人(0.2%)が口腔咽頭がんで死亡した。解析すると、飲酒や喫煙の経験者は、そうでない人に比べて口腔咽頭がんの死亡リスクが2.87倍に上昇していた。さらに歯数が0~19本と少ない2万5,092人に限って解析すると、飲酒と喫煙の経験者はリスクがより高く、そうでない人に比べて4.77倍も高くなっていた。

 研究結果は科学誌『Oral Oncology』(3月16日)に掲載された。   
【歯科通信】

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