記事一覧

あさひかわ食育セミナー

内容 講演「流通から学ぶ食育~食の変化とスーパーの現状」
 日時 8月7日(土) 午前10時~11時30分
 場所 おぴった
 定員 80人
 講師 コープさっぽろ旭川地区本部長 横澤秀明さん
 その他 託児付き
 申込 保健指導課 ℡23-7816

ヘルパーと患者に温度差 たん吸引など医療行為で

通常は医師や看護師にしか認められていない、たんの吸引などの医療行為について、国はホームヘルパーや介護福祉士にも容認するかどうか、検討を進めている。

 在宅患者は、ケアに追われる家族の負担軽減につながると早期実施を主張。一方、ヘルパーらは「本当に安全を確保できるのか」と慎重な構えで、温度差が浮き彫りになっている。

 ▽公然の秘密

 議論の的となっているのは、たんの吸引と、口からの食事ができない人の胃に管で流動食を流し込む「胃ろう」。処置を誤ると事故につながりかねず、医師法で医療従事者に限定されている。

 だが、さまざまな介護を必要とする高齢者が多い特別養護老人ホームでは、看護師がいない夜間に介護職員がやむを得ず対応するケースが多く、違法状態は「公然の秘密」だった。

 特養で何度も吸引をした関東地方に住む介護福祉士の女性は「夜中にいちいち看護師を呼ぶ余裕はない。誰もが仕方ないと黙認している」と、苦しい事情を打ち明ける。

 このため厚労省は、鼻や気管より危険性が低い口からの吸引などについて「書面による同意」など一定の条件で特養の介護職員も可能とした。さらに有識者の検討会を設け、有料老人ホームなどの介護職員やヘルパーも容認する対象に加えるかどうか、議論を始めている。

 厚労省は将来、施設介護での医療提供に力を入れるよりも、要介護者が在宅で24時間、いつでもケアを受けられる訪問サービスを推進したい考え。高齢者宅を訪れるヘルパーに吸引などを認める環境を早期に整えたいとしている。

 ▽早期実現への課題

 厚労省は、今夏をめどに中間取りまとめを行い、モデル事業を実施したい考えだが、さまざまな課題が浮かび上がっている。

 過去にもヘルパーに吸引のみを認めたことがあるが、例外扱いとされ、現場は安全面で不安をぬぐえず結果的に普及しなかった。このため、ヘルパーの間では「介護職員も医療行為ができると明記してほしい」と求める声が強い。

 「技術習得向けの研修を受けられる環境が整わないと、現場の不安は解消されない」(全国ホームヘルパー協議会)とする意見もある。

 吸引を認める職員の範囲も問題だ。技術の有無を資格で認定しようという意見もあるが、難病の筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の在宅患者で、検討会メンバーの橋本操(はしもと・みさお)さんは「急に資格が必要となっても、資格を持っていないヘルパーたちが急に取れるかどうか分からない。常に吸引を必要とする人にとっては死活問題だ」と指摘する。

平成20年度国保歯科医療費

国民健康保険の平成20年度(平成19年3月~20年2月診療分)の
歯科の全国平均の1人当たり医療費は2万2005円で、前年度に比べ
金額で589円、2.7%増えた。市町村は2万2360円、組合は1万8390円
で前年度に比べ2.8%、1.6%それぞれ伸びた。全国平均の都道府県
別で1人当たり医療費が最も高いのは大阪で2万6785円、低いのは
沖縄の1万5164円。大阪と沖縄では1万1621円の差がある。
  北海道は1人当たり医療費は2万3930円で前年度に比べ1.7%増え
た。

"口は災いの元” 歯周病菌 糖尿病などのリスクに  怖い「隠れ虫歯」

日本歯科医師会の昨年の調査によると、「歯科健診を受けている」人は不定期を含めて20~69歳の36.7%にとどまった。予防歯科医学に詳しい鶴見大学歯学部の花田信弘教授は「子供のときには磨き方の集団指導を受けるが、大人は生活や口の状態がさまざまなので、一律の磨き方は言えず、歯科医による定期的な個別指導が必要」と説明する。
 「歯周病菌は口から血管に入りやすく、血管の炎症を起こし、メタボリックシンドロームと同様に血管年齢を上げる」ことも明らかになってきた。歯周病菌を基にできる物質「TNF-α」が細胞に結合すると、血糖値を下げるはずのインスリンが効かず、糖尿病につながるという。
 体のさまざまな病気との関連で、喫煙や飲酒、ストレスや栄養摂取の問題が言われている。「歯周病もまた、がんや呼吸器系疾患、心臓血管疾患、肥満、糖尿病、アルツハイマー型認知症のリスクにつながる」歯周病を治療すると、血管年齢が戻っていくとのデータがある。こうしたことからも花田教授は「歯科分野でも、もっとこれからの病気の予防に取り組むことができる」と提言する。
産経新聞 2010.6.16

顎関節症の治療ロボ

患者はいすに座ったままマッサージを受けられる。旧型はあおむけでのマッサージに限られていた。顎関節症や、口が異常に渇くドライマウスなどの患者は高齢者が多く、施術時に姿勢を変えることが肉体的な負担になるという。内部に搭載した力センサーが、ほおや首の反発力を測定し、適度な力で柔らかにマッサージする。
                  日刊工業新聞 2010.6.24

8020高齢者の歯のコンクール

80歳以上(昭和5年4月1日以前に生まれた方)で自分の歯が20本以上ある方の中で、特に歯が健康な方を表彰します。

 応募方法 8月6日(金)までに、住所、氏名、生年月日、電話番号
をはがきに記入して、
上川中部地域歯科保健推進協議会 
〒070-8525 7の10(第二庁舎3階)
 詳細 同協議会(健康推進課内 ℡25-6315

ヘルパーと介護福祉士にたんの吸引など認める方針―厚労省検討会

厚生労働省の「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」(座長=大島伸一・独立行政法人国立長寿医療研究センター総長)は7月22日、2回目の会合を開き、ホームヘルパーと介護福祉士に対し、たんの吸引と胃ろうによる経管栄養の実施を認める方針で合意した。次回以降の会合で、具体的な研修内容などを検討する。
 会合では、日本看護協会常任理事の齋藤訓子氏が、▽急性期やターミナル期における医行為は、医師もしくは指示を受けた看護職員が行う▽経管栄養については、現行の特別養護老人ホームにおける対象範囲・実施体制を踏襲すべき。経鼻経管栄養については、介護職員の実施は認めるべきではない▽老人保健施設におけるたんの吸引や経管栄養については、医師もしくは看護職員が実施すべき―などの内容を盛り込んだ意見書を大島座長あてに提出した。

 これに対し、ジャーナリストで国際医療福祉大大学院教授の黒岩祐治氏は、「ならば、すべてのナースは(たんの吸引などの医行為を)ちゃんとできるのか、と問いたい。看護師ならできる、介護士はできないという発想は間違い」と激しく反論した上で、法律上、介護職員がたんの吸引などの医行為ができないと定められている現状こそが危険と主張。他の構成員も、ホームヘルパーと介護福祉士に対し、たんの吸引と経管栄養を認めることを前提に、研修や法整備についての議論を進める方針に賛同した。

 さらに日本医師会常任理事の三上裕司氏は、医行為を行うことができないはずの介護職員が、たんの吸引や経管栄養を実施するという矛盾を解消するため、「(たんの吸引などは)医行為から外すことが現実的ではないか」と提言した。しかし、国学院大法科大学院長の平林勝政氏は、「介護職が医行為をできるようにするためには、どこでどんな教育をしていくのか、という議論をまず進めるべき。その上で(医行為かどうかという)法律に関する議論をすべきではないか」と主張。多くの構成員が、法整備より研修の内容の検討を優先することで一致した。

口腔衛生不良、心血管疾患リスクの上昇と関連

平均50歳の一般集団11869名を対象に、口腔衛生と心血管疾患および炎症マーカー・血液凝固因子の関連を調査。口腔衛生不良の対象者で、心血管疾患イベントリスクの上昇が見られ(ハザード比1.7)、C反応性蛋白・フィブリノーゲンの濃度も上昇していた。著者らは、この因果関係についてさらなる検討が必要と指摘している。文献:de Oliveira C et al. Toothbrushing, inflammation, and risk of cardiovascular disease: results from Scottish Health Survey. BMJ. 2010;340:c2451
2010年06月01日 カテゴリ: 循環器疾患

過去ログ