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歯失うと認知症高リスクに 高齢者調査、かむ力も重要

歯がほとんどなく入れ歯も使っていない高齢者が4年間で認知症になるリスクは、20本の歯がある人の1・9倍になるとの研究結果を、厚生労働省研究班(班長・近藤克則(こんどう・かつのり)日本福祉大教授)が21日発表した。
あまりかめない人のリスクは、何でもかめる人の1・5倍、かかりつけ歯科医院のない人は、ある人の1・4倍だった。
担当した神奈川歯科大の山本龍生(やまもと・たつお)准教授は「歯を失う原因の多くは虫歯と歯周病で、知らない間に進行する。定期的に歯科で口の中のチェックを受け、かむ力を保つために入れ歯を入れたほうがよい」と話している。
山本准教授らは2003年、愛知県に住む65歳以上の健康な人4425人に歯の状態をアンケートした上で、その後4年のうちに認知症を発症したかどうか調べた。4年間で認知症を発症したのは220人だった。
2011年1月24日 提供:共同通信社

「虫歯は甘い物の摂取だけで起こる」は誤解で、唾液不足も重大原因で、防ぐにはガムかみが有効

欧米人は日本人よりも甘い物をたくさん食べるのに、虫歯の平均本数は日本人の半分以下です(日本人が2.4本に対してスイスで0.9本)。これは欧米人がフッ素を積極的に活用していることもありますが、虫歯にならない食習慣を心がけていることも見逃せません。
 具体的には、食間や就寝前に糖分の多い食べ物をとらないこと、虫歯を起こさない代用糖(後述)が普及していることです。
 間食に甘い物をとる場合には、虫歯になる危険の小さい、糖アルコールなど代用糖を使ったものを選ぶことが肝心です。糖アルコールには、キシリトール、マルチトールなどいくつかの種類があり、このような糖を使って歯の表面のPHを落とさないガム(歯が傘をかぶった「歯に信頼マーク」が目印)が市販されています。このようなガムをかむと、唾液の分泌が増えて歯の再石灰化が促されることがわかっています。
                     わかさ 2010.7

歯磨き粉を使うときの注意点

①香料や発泡剤入りの歯磨き粉を使うと、十分に磨ききれてい
ないのに口の中がスッキリとするため、磨き残しが生じやす
いので注意する。
②歯周病予防でじっくり歯を磨く場合には、研磨剤入りの歯磨
き粉は少量使うのが無難。
③フッ素入りの歯磨き粉を使えば歯の再石灰化が促され、虫歯の
予防に役立つ。
                     わかさ 10-12-05

歯周病などの口腔細菌 3分以内 99.99%死滅

東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らの研究グループは、過酸化水素にレーザーを照射し生成させた「フリーラジカル」と呼ばれる物質で、歯周病など口腔(こうくう)感染症の原因細菌の99.99%以上を3分以内に死滅させられることを確認した。
 2011年度以降の臨床研究に向け、精密機器製造のリコー光学(花巻市)などと進める新治療器開発に弾みがつきそうだ。
                    河北新報 2010.12.7

旭川医大 教授ら全医師に手当、支給枠を拡大 診療報酬増収分

旭川医大(北海道旭川市)は20日、今年度の診療報酬改定による増収分を原資に、同大病院で診療に従事する教授らに特別手当を支給すると発表した。私大や民間病院との給与格差を緩和し、人材確保を図るのが狙い。昨年10月には研修医や若手医師への特別手当を新設しており、全医師が収入増となる。国立大学病院で初めての試みという。

 同大によると、215人が対象。教授=月額最大6万円▽准教授=同5万円▽講師=同4万5000円▽助教=4万円--を今月分から6、12月の年2回に分けて支給。直接診療にかかわらない基礎医学や看護学などの教授にも同3万円を支給する。年間の増収見込み数億円のうち約1億円を充てる。

 新卒医師の臨床研修が04年度に義務化されて以降、大都市に医師が集中し、地方の医師不足が深刻化。今年度の診療報酬は勤務医の待遇改善を目的に10年ぶりに引き上げられたが、勤務医に直接配分されず、病院が人件費より赤字補填(ほてん)を優先させる場合が多い。

 同大の吉田晃敏学長は「地域医療を支える現場の医師が少しでも報われるようにした。こうした動きが全国に広がってほしい」と話している。
2011年1月21日 提供:毎日新聞社

口内ケアでインフル退治

 インフルエンザ予防には口内ケアが有効との考えが広がり、学校や病院、企業が口内ケアへの取り組みを活発化させている。各地の学校や病院では、歯磨きなどで口内の最近の活動を抑え、インフルエンザ感染を防ごうとする活動を実施。一方、口内ケアによるインフルエンザ対策市場への参入を模索する企業も出てきた。うがいや手洗い、予防接種など従来の対策に口内ケアを組み合わせれば、インフルエンザはもう怖くない?
                    産経新聞 2010.12.7

唾液の分泌健康に影響 加齢で減少 口臭の原因に

唾液は、舌苔になる食べかすなどを洗い流すほか、飲み込むことにより、胃酸を中和する「胃薬」の役割を果たす。また、老化の原因になる活性酵素を除去する成分も含まれているという。では唾液の分泌を促すには、どうすればいいいか。高血圧や花粉症の薬など、普段服用する薬によっては唾液の分泌を減らす作用があるので、医師に相談することが必要。
 あめをなめるのもよく、舌苔の主成分であるタンパク質を分解・除去する成分の入ったものも販売されている。ガムも効果的。ガムをかんでいる野球の選手を見掛けますが、あれは唾液がたくさん出てリラックスでき、脳の血流もよくなる。
  

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 詳細は健康推進課 ℡25-6315
 

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