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そのほかにも・・・

 咀嚼による顔の筋肉運動で、顔のシワ、たるみ、二重あごなどが改善。口呼吸から鼻呼吸に変わって、口内の渇きやベタつきも解消。歯ごたえのあるものをよく食べるようにすると免疫機能の向上、脳の覚醒、記憶力UPなどの効果も期待できます。

咀嚼の効用はこんなにたくさん!!

1.唾液をたっぷり分泌させて、虫歯や口臭を予防
 2.消化を助けて、食品の栄養吸収を促進
 3.食べすぎを抑制し、やせやすい体に
 4.食材のおいしさを楽しめるように!
 5.ストレスが減って夜の眠りが深くなる
 6.顔の筋肉が鍛えられ、顔周りがシャープに

「かむ力」をチェック

脳力(のうぢから)
  □いつも眠い
  □忘れっぽい
  □イライラすることが多い
  □滑舌が悪い
  □”ながら食い”が多い
  □歯ぎしりをする

 美力(びぢから)
  □法令線が気になる
  □口角が下がっている
  □二重あごが気になる
  □唇の輪郭がハッキリしない
  □気づくと口が開いている
  □肌がくすんでいる

 食力(しょくぢから)
  □口が渇きやすい
  □食事を飲み物で流し込む
  □左右どちらかに偏ってかむ
  □頬の内側や舌をかみやすい
  □舌のわきに歯の跡がつく
  □単品の食事が多い

 体力(からだぢから)
  □姿勢が悪い
  □動作が鈍い
  □太りやすく、やせにくい
  □運動不足え筋力が弱い
  □視力が低下
  □風邪をひきやすい

歯磨剤 好みの製品を選んで

患者さんからどんな歯磨剤を使ったらいいのですか、お勧めの歯磨剤はどれでしょうかなどの質問を受けることがしばしばあります。そのような質問に対しては、いつもどれでも必要かつ十分な効果があるので、どれでも大丈夫ですよとお答えしております。つまり自分に合った好みの製品を選んでよいことになります。もっと極論を言えば、歯磨剤は使用しなくても問題ないですよという意味です。
 では、歯磨剤を使用している方と使用していない方とどう違いがあるかと考えると、一番は茶しぶなどの付着が取れやすいかどうかであると思われます。歯磨剤にが研磨剤が入っているものが多く、その作用で茶しぶなどが取れやすくなるためです。
                    福島民報 2011.12.19

歯つらつ健口セミナー・相談

 内容 講話「女性のための健口アドバイス」、歯や口についての個別健康相談
 日時 2月27日(月)午前10時から
 場所 問診指導室(第二庁舎3階)
 申込 健康推進課 ℡25-6315

自分で修復できるのが初期虫歯

虫歯というと、すぐに歯科医院で治療を受けなければと考えがちだが、うれしいことに初期虫歯の段階なら、自分で簡単に修復することができる。歯の表面は常に溶けたり修復されたりを繰り返しているからだ。歯の表面からハイドロキシアパタイトなどのミネラル分が溶け出すことを「脱灰」といい、修復されることを「再石灰化」という。口の中が酸性に傾くと脱灰が進み、中性なら再石灰化が進む。
 口の中を酸性に傾ける最大の原因が食事だ。食事をすると必ず口の中は酸性に傾き脱灰が進んでしまう。一方、それを元に戻す力を持つのが唾液で、口の中を中性に保つ働きがあるため、食後放っておいても口の中は除々に中性に戻る。また。唾液中には歯を修復するためのミネラルであるリン酸やカルシウムがあり、中性に近い状態ではこれらが歯に取り込まれて、再石灰化が進みやすくなる。つまり、常に私たちの口の中では脱灰と再石灰化がシーソーのように行ったり来たりしているが、そのバランスが良く、再石灰化力が強ければ自然と初期虫歯を治せるということだ。
                日経ヘルス 2011.11

口腔ケアへの取組等を評価 次期介護報酬改定を答申

社会保障審議会は1月25日(水)、同日に都内のグランドアーク半蔵門で開催された社会保障審議会の介護給付費分科会の報告を了承し、平成24年度介護報酬改定について小宮山洋子厚労大臣に答申した。介護保険施設の入所者への口腔ケアの取り組みの充実に向けて「口腔機能維持管理加算」において、歯科衛生士が入所者に直接口腔ケアを実施した場合に評価することなどを盛り込んだ。介護報酬改定は3年ごとに行われ、平成24年度は6年に1度の診療報酬との同時改定となっている。
 歯科関係では、居宅療養管理指導を医療保険制度との整合性を図る観点から、職種や居住の場所別の評価を見直した。また、居宅介護事業所との連携の促進に向けて、医師、歯科医師、薬剤師及び看護職員が居宅療養管理指導を行った際の、ケアマネジャーへの情報提供を必須化した。歯科医師が行う「居宅療養管理指導費」は現行の月500単位から、同一建物居住者以外の者に行った場合は据え置く一方で、同一建物居住者に行った場合には月450単位の算定となる。
                日歯広報 2012.2.5

歯周病治療で肝機能改善 非飲酒者も発症の脂肪肝炎

飲酒しない人も発症する非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者が歯周病菌を保有する割合は健康な人の約4倍と高く、歯周病の治療で肝機能が大幅に改善することを22日までに、横浜市立大や大阪大などの研究チームが突き止めた。

 研究チームによると、歯周病と心臓病や脳卒中との関連は指摘されているが肝炎では初めて。チーム長の中島淳(なかじま・あつし)横浜市立大教授(消化器内科)は「脂肪肝の人は肝炎に進行させないように、口腔(こうくう)内を衛生に保つことが大切だ」と話している。

 NASHは成人男性の3人に1人程度とされる脂肪肝の人のうち、1~2割を占める。進行すると肝硬変や肝臓がんを引き起こし、肥満との関連が指摘されているが、発症メカニズムは解明されていない。

 研究チームがNASH患者102人の歯周病菌を調べたところ、保有率は52%で健康な人と比べて約3・9倍だった。また肥満状態のマウスに歯周病菌を投与すると、3カ月後に肝臓が平均約1・5倍に肥大化。肝炎が悪化するなどした。

 歯周病のNASH患者10人に歯石を除去したり抗生物質で歯茎の炎症を抑えたりして治療した結果、3カ月後には平均すると肝機能の数値がほぼ正常になった。

 研究成果は16日付英医学誌の電子版に掲載された。

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