記事一覧

ノロ厳戒続く

ノロウイルスを主な原因とする感染性胃腸炎の流行が道内で続いている。全国的にも過去10年で大流行した2006年に次ぐペースで患者が増えており、1月も相次いで集団感染が発生している。介護施設や医療機関は、恒例行事の中止や消毒を徹底して、予防に躍起になっている。道保健福祉部は、定点医療機関の患者数は減少傾向にあるとする一方で、昨年は1~4月に計79件の集団感染が報告されたことを挙げ「少なくとも3月ごろまでは注意が必要。ピークを過ぎても油断せずに、手洗いの励行などを心がけてほしい」と呼び掛けている。
                  北海道新聞 2013.1.10

 「 がん手術の集約化が進んでいます 」 

日本の有力経済新聞社が実施した「実力病院調査」によりますと、がんの中
で患者数が多い5部位(胃・肺・大腸・肝臓・乳)の手術が年間2,000件を超え
る病院は4施設あり、がん手術の集約化が進んでいることがわかりました。

 調査は、病名や手術方式で医療費を定額とする「診断群分類別包括払い(P
DPS)制度 *」など5つの公開データを集約し、病気別の治療実績や診療体
制の充実度を分析しています。地域の中核病院で、診療データを患者サービス
の向上に生かす取り組みが広がっていることも判明しています。調査対象は全
国の病院約6,000施設。
 がん5部位の手術件数が最も多かったのは、がん研有明病院(東京・江東)。
2011年度は3,458件(胃780件、肺331件、大腸919件、肝臓235件、乳1,193件)
でした。県立静岡がんセンター(静岡県・長泉町)、国立がん研究センター中
央病院(東京・中央)、東京大病院も2,000件を超えています。これ等の病院は
体への負担が少ない手術方式を採用したり、放射線治療や抗がん剤を組み合わ
せたりして治療の効果を高めています。
 他の病気では狭心症で小倉記念病院(北九州市)など3施設、脳卒中で順心病
院(兵庫県加古川市)など2施設が年間1,000件を超える手術を行っていました。
 診療体制の評価では、PDPSの関連係数を使って「地域医療への貢献」な
ど5項目をA~Dの4段階で評価したところ相沢病院(長野県松本市)がオールA。
同病院は診療データ分析の専門職員を置き、医療の質向上に役立てています。
安全確保などに関する日本医療機能評価機構の審査結果は、100点満点に換算さ
れ、嬉野温泉病院(佐賀県嬉野市)が81点でトップ、亀田総合病院(千葉県鴨
川市)などが80点で続いています。

 全国的な有名病院では、設備を充実し海外も含めての「ゴッドハンド」と称
される敏腕外科ドクターのスカウトや、米国の国際病院評価機構の定める認証
を取得して患者の信頼を獲得するなど、積極的な事業展開がみられます。

*診断群分類別包括払い:PDPS(Pre-Diem Payment System)
 従来の「出来高払い方式」とは異なり、患者の病名や症状をもとに手術など
 の診療行為の有無に応じて、厚生労働省から定められた診断群分類点数をも
 とに、1日当りの定額の医療費を基本として全体の医療費の計算を行う制度。
 2012年4月現在、対象となる診断群分類包括払いは2,241分類、対象病院数は
 1,505施設、対象病床数は479,539床となっています。

「ぴんぴんころり」の尊厳死ユーモアたっぷりに

 市内のアマチュア劇団「ぴんころ劇団」による公演と寸劇が、2月2日(土)の午前10時から正午まで、市内5の4のときわ市民ホールで開かれます。観覧無料。問い合わせは柴田さん(℡0166-76-2488)へ。

「ぴんぴんころり」の尊厳死ユーモアたっぷりに

市内のアマチュア劇団「ぴんころ劇団」による公演と寸劇が、2月2日(土)の午前10時から正午まで、市内5の4のときわ市民ホールで開かれます。観覧無料。問い合わせは柴田さん(℡0166-76-2488)へ。

デイホスポスで気分転換

がんなどで自宅療養する患者や家族が集まり、音楽やおしゃべりを楽しむ「デイホスピス」を、恵庭市の緩和ケアクリニック・恵庭が行い、好評だ。同じ病気を持つ人と交流したり、気分転換することで生活の質が上がるという。看病する家族にとってもリフレッシュするひとときになっている。
                   北海道新聞 2013.1.10

はじめての在宅介護 安全性高め快適な生活

トイレのスペースが狭く廊下に段差があると、車椅子のままトイレに移動させるのも大変ですよね。家の中を介護しやすい環境に整えておくことは、本人のみならず家族にとっても大切なことです。介護保険制度では、手すりの設置や段差の解消など、要介護度にかかわらず20万円まで改修費が支給され、利用者は1割負担します。手すりや段差以外にも該当する工事が幾つかあります。市町村の担当者に確認しましょう。
                   北海道新聞 2013.1.10

乾燥しがちな冬・・・口臭に注意

乾燥しがちな冬は口臭が強くなりやすい季節。口臭の一因となるのが、舌の表面に汚れが付着した舌苔だ。最近は舌苔を取り除く舌ブラシ付きの電動歯ブラシも登場しているが、みがきすぎには気を付けたい。また食事の際はよくかみ、唾液の分泌を促すことが口臭予防につながるという。舌の表面は、糸状乳頭というじゅうたんのような構造になっている。口内の乾燥などにより糸状乳頭が伸び、その間に粘膜のあかや食べかす、最近が付着し、白いコケのように舌を覆うのが舌苔だ。舌苔からは硫化水素などが発生するため口臭の原因となる。北大歯科診療センターで予防歯科・口臭外来を担当する兼平孝講師は「唾液には口内の汚れを洗い流す効果がある。口内が乾燥すると舌苔が付着しやすくなる」と説明する。舌苔除去のために歯ブラシを使用する人もいるが、舌を傷つける恐れもあるため、歯ブラシで強くこするのはなるべく避けた方がよいという。
 簡単にできる口臭対策はよくかむことだ。かむと唾液の分泌が促される。かつて日本人の食事は繊維質の多い食材をよく使っていたため、よくかまなければならなかった。しかし食の欧米化とともに軟らかい食材が増えて、かむ回数は減ってきている。兼平講師は「野菜や果物など繊維質の食材を積極的にとり、よくかむように心がけて。ガムも効果的」としている。このほか、口呼吸になりがちな人も口内の乾燥を招いて口臭が発生しやすくなるので、マスクを着用するといいそうだ。
                              北海道新聞 2013.1.9

固唾をのむ

 緊張すると、唾液の分泌が盛んになるのでしょうか?いや、人は極度の緊張状態になると、むしろ唾液の分泌が低下します。緊張して口の中がカラカラになる経験をした人も多いはずです。それではなぜ、唾液がたまるのかといえば、物事に集中した時、人は唾液を飲むのを忘れてしまうからです。唾液は、食べ物を食べているときはもちろんですが、それ以外の時にも、常時、一定量が分泌されています。これは、口の中を湿らせて粘膜を守ることと、唾液に含まれている殺菌成分の作用で、ばい菌を増やさないためです。唾液の分泌量は、1日で1~1・5㍑にもなります。分泌された唾液は、大抵は無意識のうちに飲み込まれているので、口から唾液があふれるようなことはありません。赤ちゃんがよだれを流すのは、飲み込む力が弱いからです。緊張を感じる場面を凝視すると、人は唾液を飲むことを一時的にやめてしまいます。そして唾液がたまってくると、それに気がついて「ゴクリ」と固唾をのむのです。今年も固唾をのむ機会があると思いますが、事件、事故ではなく、スポーツ観戦など、楽しい場面でと願っています。
                   北海道新聞 2013.1.9

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