記事一覧

歯周病がある関節痛患者は関節リウマチと診断される可能性が高い

歯周病と関節リウマチ(RA)や抗CCP抗体との関連が注目されている。未診断・無治療の関節痛患者を対象に、歯周病の合併がその後の治療などに及ぼす影響について調べた前向きコホート研究から、歯周病を有する患者は有さない患者と比べて関節炎の活動性が高く、後にRAと診断され、メトトレキサート(MTX)治療を導入される可能性が高いことが示された。4月18日から20日に京都で開催された第57回日本リウマチ学会(JCR2013)で、京都大学附属病院リウマチセンターの橋本求氏らが発表した。

訪問歯科診療による生涯を通しての歯科医療の提供

診療前および診療での全身状態の評価
 1)バイタルサイン
   体温、脈拍、血圧、呼吸、意識、その他(手足の皮膚の暖かさ、発汗状態、睡眠状態、食欲など)がある。
 2)経皮的動脈酸素飽和度(SpO2)
   SpO2は、動脈血中のヘモグロビンの何%が酸素を運んでいるかを表し、診療前後に測定する。健常者では96~99%の値を示すが、一般に90%以下であれば呼吸不全と判断し、通常より3~4%の低下が認められる場合は何らかの急性疾患が疑われる。治療や口腔ケア中の誤嚥の判断にも有用である。
 3)反復唾液嚥下テスト(RSST:Repetitive Saliva Swallowing Test)
   RSSTは、最も簡便で安全な嚥下障害のスクリーニングテストである。第2指(人差し指)で舌、骨、第3指(中指)で甲状軟骨を触知した状態で空嚥下を指示し、30秒間で何回嚥下ができたかを数える。甲状軟骨が指を十分に乗り越えた場合のみを数え、3回/30秒未満であれば誤嚥の疑いがあると判断する。

給食の白玉で死亡、男児の父親が市を賠償提訴へ

栃木県真岡市立亀山小で2010年2月、給食で出た白玉を喉に詰まらせ、今年1月に亡くなった同市亀山の男児(当時10歳)の父親(33)が、「補償が不十分」として、市を相手取り、損害賠償を求めて提訴する方針を固めたことが30日わかった。

 父親によると、約3年間の闘病生活の末に男児が亡くなるまで、自宅のリフォーム代や福祉車両、ベッドの購入費を負担したが、日本スポーツ振興センターによる見舞金のほかは、市独自の十分な金銭的補償がなかったとしている。

 栃木市で昨年、女児が白玉を詰まらせて死亡した事故では、市が治療費名目などで約1900万円を準備したことも指摘している。

 父親は「命の重さをわかってほしい」と提訴に踏み切る理由を語った。

心肺蘇生の新たな指針 胸骨圧迫を重要視

心臓や呼吸停止で突然倒れた人に対して、周囲の人が行なう心肺蘇生の新たな指針が、道内でも広がりつつある。日本蘇生協議会などが定めた「救急蘇生法の指針2010」は、人工呼吸より先に胸骨圧迫を行なうように手順を変更したほか、胸骨圧迫のペースや強度が以前より増した。札幌市消防局は3月から新指針に基づいた対応に変更したほか、旭川、函館、釧路の3市の消防本部も準拠した対応に変更している。
                   北海道新聞 2013.4.17

歯周病ケア普及歯科健診

内容  歯周病検査、歯周病の予防・改善指導
 場所  同健診の実施医療機関
     ※各支所・公民館等で配布しているチラシや、HP健康推進課の「歯の健康情報」に掲載。受診する場合は、事前に医療機関に申込みが必要。
 対象  今年度中に満30・40・50・60・70歳だった方で、職場等で歯科健診を受ける機会がない方、任産婦(治療中の方は対象外)
 料金  500円(70歳の方は無料。その他の方も免除制度あり)
 持ち物 住所・氏名・生年月日が確認できるもの
 他   健診後、精密検査や治療が必要な場合は、保険診療の対象
 詳   健康推進課 ℡25-6315

6月4日~10日は歯の衛生週間 親子のよい歯のコンクール

日所 ●1次診査=左の表のとおり・いずれも
保健所歯科診療室 (第二庁舎3階)
           5月8日(水)・5月21日(火)・
5月22日(水)・5月23日(木)  午後3時30分~4時30分
           4月27日(土)・5月12日(日)                  午後1時~3時

    ●最終診査=6月8日(土)・大雪アリーナ(神楽4の7)
 対象 平成24年4月1日~同25年3月31日に3歳児
健康診査を受診した幼児と保護者
 申込 健康推進課 ℡25-6315

(大分)大分大、がん患者に口腔ケア

県歯科医師会(長尾博通会長)と大分大医学部付属病院(野口隆之病院長)は、今月から、がん患者に対する歯科医療について連携することになった。付属病院のがん患者に一般の歯科医院で受診してもらい、感染症の予防などを図る。

 県歯科医師会や付属病院によると、例えば、口の中が清潔ではないと、全身麻酔のために口からチューブを入れた際に肺炎を引き起こす恐れもある。

 がん治療に口腔ケアや歯科治療を取り入れることで肺炎などの感染症を予防できるといった効果が期待でき、入院日数を短くすることにもつながる。

 今後、歯科医師会の会員を対象に、がん治療と口腔との関係など連携に必要な知識を身につける講習会を実施。修了した歯科医に、がん治療前や退院後に治療を施してもらう。

 付属病院には歯科口腔外科があるものの、がん患者は年間約2000人にも及び、付属病院だけで対応することは難しく、県歯科医師会と連携する必要があると判断したという。

 大分市の県歯科医師会館で16日、長尾会長と野口病院長が連携についての合意書に調印した。読売新聞 4月24日(水) 配信

生活保護からの脱却を 自民、関連法案の議論開始

自民党厚生労働部会は24日、厚労省が今国会への提出を目指している生活保護関連2法案の議論を始め、受給者が生活保護から脱却し自立できるようにすべきだとの意見が相次いだ。大型連休後に再び議論し、了承するかどうかを決める。

 2法案は不正受給対策を強化する生活保護法改正案と、生活困窮者対策を盛り込んだ自立支援法案。議員からは「自民党が弱者に厳しい政党という間違ったメッセージにならないよう不正受給対策と生活困窮者支援を一緒に行うべきだ」との意見や、不正受給をなくすため「地方自治体の権限を強くするべきだ」との声が上がった。

 生活保護法改正案は、来年4月施行を目指しているが、医師による後発医薬品の利用促進など一部の施策は前倒しして今年10月から実施したい考えだ。自立支援法は15年4月に施行する。

 厚労省は両法案を5月に提出したい意向だが、成立の見通しは立っていない。

過去ログ