記事一覧

かむ力、のみこむ力

食べ物をのどにつまらせて亡くなる事故は年間約4000件起きている。その多くは、高齢者だ。かんだり、のみこんだり、口の機能は、加齢とともに気づかないうちに徐々に低下する。誤嚥による事故や肺炎を防ぎ、心身ともの豊かな生活を送るには、日頃から自分の口の中の状態を自覚して、その機能の維持と向上を心がけることが大切です。
 日本歯科大の岩久客員教授は、急速に高齢化が進展するなかで、日頃の健康管理で、QOLの維持や向上を図りながら、おいしく食べて、楽しく話す、心豊かな長寿こそ、人間の生きる尊厳ですと話す。
                    朝日新聞 2009.3.23

入れ歯は訓練と調整が必要

入れ歯は、入れればかめるというものではない。かむ訓練を重ねて初めて、使いこなせる道具です。一度作ればずっと使えるわけでもありません。高齢者は体重の増減に従って歯ぐきがやせたり太ったりするので、浮いた入れ歯が口中を傷つけないよう常に調整が必要です。口はかむ、味わう、飲み込む、話す、呼吸するという大切な機能を担っていると同時に、病気の入り口にもなれば防ぎ口にもなる。その人の生活の質を左右する口腔ケアを、トータルにおこなえる環境が必要だ。
                 日本海新聞 2009.3.16

食品による窒息事故乳幼児、高齢者注意を

厚生労働省のデータによると、近年4000人以上の方が食べ物による窒息で亡くなられています。特に乳幼児や高齢者は普段からリスクのある食べ物や食べ方に気をつける必要があります。
 乳幼児の場合、臼歯がはえそろっていないため、かんですりつぶすことが困難です。また、高齢者では唾液の分泌が少なく、食べ物をかみ砕くことや飲み込むことの機能が低下しているため、粘り気のある食べ物がのどに詰まりやすくなります。
              福島民報 2009.3.16

 ウォーキングの勧め

 メタボ検診の普及のせいか、ひざ痛の患者さんが整形外科に受診されるケー
スが増えています。
 軽症の変形性ひざ関節症と診断されるケースが多く、ひざ関節の軟骨が磨り
減って骨と骨とがぶつかって痛む病気です。治療法としては軟骨に負担をかけ
ないようにひざをいたわるのかと思いきや、逆に「ウォーキング」を勧めてい
るそうで、血管の無い軟骨には関節液をしみ込ませるのに毎日、何千回と力を
かけて動かすことが肝要とのこと。週2~3回、20分程度のウォーキングで効
果が出るそうです。このさわやかな季節、メタボ対策の一環としてもウォーキ
ングを始めてみてはいかがでしょうか。

旭川地区在宅ケアを育む会

今回は、奇数月(5月)になりますので、事例検討とグループワークを実施します。
事前に疑問点についても受け付けます。また、時間があれば日常業務の中で困っている事など、気軽に話し合えるフリータイムも考えています。
皆様お誘い合わせの上ご参加くださいますようお願い申し上げます。
日時:平成21年5月20日(水) 午後7時~8時45分
場所:旭川地場産業振興センター2F「会議室」
旭川市神楽4条6丁目1-12  TEL0166-61-2283

<事例紹介>
事例
「3年入浴していないケースに入浴を受け入れてもらうには・・・」

地域包括支援センターをご利用ください。

 地域包括支援センターでは、保健師や社会福祉士、主任ケアマネージャーが、介護や福祉などに関する相談を受ける他、介護予防サービスの計画なども行っております。
 詳しくは、介護高齢課 25-5273 まで

親子のよい歯のコンクール

下記にてコンクールの審査が行われます。奮ってご参加ください。
日時・場所:
  一次審査
   4月22日~5月17日(時間は問い合わせください)
   保健所歯科診療室
  最終審査
   6月6日(土)
   大雪アリーナ(神楽4-7)
対象:平成20年4月~平成21年3月31日に3歳児健康診査を受診した   幼児と親
申込:健康推進課 25-6315  

豚インフルエンザの発生状況を発表―厚労省

厚労省はこの中で、WHO(世界保健機関)からの情報を基にメキシコと米国における状況を報告した。メキシコでは、3月18日―4月26日に59例の死亡例を含む854例のインフルエンザ様症状のある患者が発生。このうち18例については、カナダで豚インフルエンザウイルス(H1N1亜型)であることが確認されており、12検体については米国で報告されている豚インフルエンザウイルス(H1N1亜型)と遺伝学的に同一と報告されている。
 一方、米国政府は、7人の豚インフルエンザ(H1N1)確定症例(5人はカリフォルニア在住、2人はテキサス在住)と9人の疑い例を報告した。確定症例7人のうち、1人は短期間の入院を要したものの、全員軽度のインフルエンザ様疾患であり、死亡例の報告はない。

 厚労省の対応としては、▽情報収集と提供▽流行地に渡航する人への注意喚起▽流行地から帰国する人への対応▽医療関係者への情報提供▽電話相談窓口の設置-が挙げられた。
 厚労省によると、25日から厚労省に開設されている電話相談窓口には、26日の1日で836人から相談が寄せられ、その多くは「米国旅行やメキシコ旅行は大丈夫か」という内容だった。うち3人から「症状があって心配だ」との相談があったが、いずれも特段の問題はなかったという。厚労省では、電話相談窓口を午前9時から午後9時まで14回線を使って当面は継続する考えだ。

 またワクチンの開発については、まずメキシコおよび米国の豚インフルエンザのウイルス株の特定に努めるとともに、豚インフルエンザの重篤性なども勘案し、季節性インフルエンザワクチンの製造を中断して豚インフルエンザ用ワクチンの製造に切り替えるかどうか判断するなど、必要な対策を実施することにしている。
 ワクチンの製造が必要と判断された場合には、新型インフルエンザ対策行動計画を踏まえて、豚インフルエンザウイルス株を特定した後、鶏卵(有精卵)などが確保でき次第、パンデミックワクチンの生産を開始するよう、ワクチン製造会社に要請する方針だ。
 豚インフルエンザワクチンの生産を決めて、ウイルス株を入手してから最初のワクチンができるまで、6か月かかる見通し。
更新:2009/04/27 20:31   キャリアブレイン

過去ログ