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「若年性認知症」 厚生労働省

65歳未満で認知症を発症する「若年性認知症」の患者数は、全国3万7,750人
と推計されることが厚生労働省研究班の実態調査で分かりました。
 推定発症年齢の平均は51.3歳で、男性が51.1歳、女性が51.6歳でした。
 また、18-64歳人口10万人当たりの患者数は47.6人で男性は57.8人、女性は
36.7人と男性の方が上回っていました。
 基礎疾患としては、脳血管性認知症(39.8%)、アルツハイマー病(25.4%)、
頭部外傷後遺症(7.7%)、前頭側頭葉変性症(3.7%)、アルコール性認知症
(3.5%)、レビー小体型認知症(3.0%)の順でした。
 この調査は、今後の若年性認知症に対する施策の基礎データを構築するため、
平成18年度から平成20年度の3年間において、全国レベルでの疫学的な実態や、
当事者と家族が抱える問題を明らかにする調査を実施したものです。

歯科矯正年齢関係なく治療可能

年齢に関係なく治療は可能だ。成長期のほうが成長発育を治療に利用できる利点がある。また成人の場合、治療期間が多少長引く場合がある。
                福島民友 2009.1.9

中高年の歯のケア④

歯周病の進行を抑えられず、自分の歯を失ってしまった場合、かむ機能を回復する必要がある。失った歯の数が少ない場合は、ブリッジという取り外しではない歯と歯をつなげた方法があるが、失った歯が多かったり、残った歯が弱っている場合は、入れ歯にする。
                朝日新聞 2009.1.29

経鼻内視鏡による食道・胃癌発見率は経口内視鏡と遜色なし【胃癌学会2009】

経鼻内視鏡による食道・胃癌の発見率は、経口内視鏡による発見率と差がないことが明らかになった。東京医科大学病院内視鏡センターの河合隆氏が、第81回日本胃癌学会総会で発表した。

 対象は、2005年1月から2007年12月までに経鼻内視鏡検査を行った1170人と、経口内視鏡検査を行った1万3867人。経鼻内視鏡検査で早期胃癌が見つかったのは14人で1.28%、経口内視鏡検査で早期胃癌が見つかったのは167人で1.20%と、発見率に差はみられなかった。また、見つかった胃癌のタイプを調べても、経鼻内視鏡群では経口内視鏡群に比べ、ややIIa型が少なくIIc型が多かったものの、明らかな差はみられなかった。食道癌についても、経鼻内視鏡検査で見つかったのは3人で0.26%、経口内視鏡検査で見つかったのは38人で0.27%と、発見率に差はみられなかった。

 河合氏は、「経鼻内視鏡は経口内視鏡に比べて細径であることから、診断が不十分になるのではないかと指摘されてきたが、近接して色素散布などを適切に併用しながら、ゆっくり、しっかりと粘膜面を観察するように心がければ、癌の有無を診断する点において問題はないと考えられる。ただ、送気量が不十分になりがちなので、癌の広がりや深さをどこまで正確に判断できるか、質的診断における役割については今後の研究が必要だろう」と話した。

中高年の歯のケア③

厚生労働省が提唱する8020運動。しかし、実際には80~84歳の人の歯の数は、平均8.9本。20本以上のはを維持する人は2割にとどまる。
 歯周病を引き起こすプラーク(歯垢)は砂糖から作られた粘着性の物質に大量の細菌がすみついたもので、うがいなどではとれない。歯ブラシで物理的にプラークを破壊し、かき出すしかない。
①歯磨き粉をつけずに磨く方が、磨けた所と磨けていない所が舌先でわかりやすい。
②電動歯ブラシは、磨き方さえ正しければ歯磨き時間が短縮できる。
③歯間ブラシのほか、歯と歯の間が狭い時にはデンタルフロス(歯間掃除用の細い糸)も効果的
④洗口剤は補助的なものと考える
⑤つまようじは歯肉を傷つける恐れがあるので、使用は避けたい
⑥唾液の分泌や口の動きが少なくなる就寝中は、細菌の活動が活発となって歯周病や虫歯が進行しやすい
⑦歯科医院で1ヶ月~半年に一度は定期検診を受ける
⑧喫煙は歯周病の最大の危険因子
                朝日新聞 2009.1.28

中高年の歯のケア②

重度になるまで痛みがなく、治療をつい先延ばしにしてしまうのが歯周病の怖いところだ。中高年の患者が来院する時には、すでに中~重度まで症状がすすんでしまっていることが多い。
 治療やブラッシングでプラークを除去すれば炎症は治まるが、溶けた骨は戻らない。歯ぐきがやせて歯が長くなったように見えたり、歯と歯の隙間が広がったりします。
                朝日新聞 2009.1.27

急性心筋梗塞後も3人に1人はたばこを吸っている

急性心筋梗塞既往のメタボリックシンドローム患者が禁煙すると心血管
イベントリスクが57%低下する可能性が示された。しかし、心筋梗塞後も喫
煙を続ける患者は喫煙者の3分の1に達し、持続喫煙者の長期予後は、
心筋梗塞後禁煙者と比較して冠動脈イベントの発症率が高いことも示された。

中高年の歯のケア①

歯周病がすすんでいる状態でも歯ブラシを毎日きちんと行うこと、定期検診を行うこによって20代に若返り努力次第で維持できます。年齢を重ねると歯の問題を避けて通れません。自分の歯をどうやって維持するか。失った歯の代わりをどうするのかを考える必要がある。
                朝日新聞 2009.1.26

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