記事一覧

中高年の歯のケア③

厚生労働省が提唱する8020運動。しかし、実際には80~84歳の人の歯の数は、平均8.9本。20本以上のはを維持する人は2割にとどまる。
 歯周病を引き起こすプラーク(歯垢)は砂糖から作られた粘着性の物質に大量の細菌がすみついたもので、うがいなどではとれない。歯ブラシで物理的にプラークを破壊し、かき出すしかない。
①歯磨き粉をつけずに磨く方が、磨けた所と磨けていない所が舌先でわかりやすい。
②電動歯ブラシは、磨き方さえ正しければ歯磨き時間が短縮できる。
③歯間ブラシのほか、歯と歯の間が狭い時にはデンタルフロス(歯間掃除用の細い糸)も効果的
④洗口剤は補助的なものと考える
⑤つまようじは歯肉を傷つける恐れがあるので、使用は避けたい
⑥唾液の分泌や口の動きが少なくなる就寝中は、細菌の活動が活発となって歯周病や虫歯が進行しやすい
⑦歯科医院で1ヶ月~半年に一度は定期検診を受ける
⑧喫煙は歯周病の最大の危険因子
                朝日新聞 2009.1.28