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しっかり噛む習慣をつける:顎骨の発育不全

最近、歯並びの良くない子どもが増えてきているようです。この一番の原因は顎骨の発育不全によって、顎の大きさの中に歯が納まりきれなくなっているためです。食生活の変化が現代の子どもたちの顎骨の発育不全を引き起こしているためです。よく噛むためには、噛み応えのある動植物繊維質の食材を食べること、食材を流し込むような原因になる水や冷たいお茶を食卓に置かない、家族で会話をしながら食事をして1人で食べさせることを避けるなど注意が必要。
 幼児期、小児期の食生活や生活習慣を見直して、子どもたちの顎骨を正常に成長させる手助けをしてあげることが重要。
                  福島民友 2009.2.13

「日本人は糖尿病になりやすい?」

いま、関山(かんざん)が満開です。ほっこりと咲く大輪の八重桜で、花の
大きさは5cmほど。可憐なピンクの花は桜茶、葉は桜餅の皮に使われます。住宅
の庭、街路樹や公園にもよく植えられています。
 さて、糖尿病などの生活習慣病有病者とその予備群を25%減らすことを目標
に、特定健診・特定保健指導(通称・メタボ健診)が始まって、ちょうど1年
経ちました。
 これで中高年の人たちの医療の方向が、治療予防や保健指導へと大きく舵を
切られたわけですが、実際に検診された方は、これまでの検診とどこが違うと
感じられましたか?
 厚生労働省はメタボ健診の内容を向上していくために、検査項目の設定、受
診率の目標とその達成のための方策、フォローした結果の分析など、実施から
5年以内に健診内容の見直しを行う予定です。
 コラムニスト 鈴木 百合子

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http://www.gcdental.co.jp/column/vol159.html?utm_id=090415

体の回復、歯の健康から

東根市の北村山効率病院は、北村地区歯科医師会の協力を受けて週1回訪問歯科診療日を設けている。歯の健康は患者の回復を左右する大事な要素。病床で抜歯や入れ歯の調整、口腔ケアなどが受けられる訪問歯科は入院患者たちにも好評だ。
                  山形新聞 2009.2.10

睡眠時無呼吸症候群小学生の4人に1人

いびきや荒い寝息といった睡眠時無呼吸症候群の症状を持つ小学生が、25,5%と約4分の一にも上ることが、日本学校保健会の調査で明らかになった。睡眠の質を下げる同症候群は、正常な睡眠が妨げられ、ホルモンの分泌が少なくない、成長や疲労回復がきちんとされない。また、子どものイライラや集中力低下などにもつながる。詳しいデータや対策は日本学校保健会のHPで公開している。
                 日刊工業新聞 2009.2.19

歯の診断装置も省エネ

歯科口腔内エックス線撮影装置に使うイメージセンサーを従来のCCDセンサーの1/10の消費電力に抑えられた。信号転送回路やアンプを集積、アナログ信号をデジタル信号に変える変換器などもワンチップに収めることにより小型で高機能に仕上げた。
                 日経産業新聞 2009.2.17

失われた歯周組織再生(幹細胞をあごから簡単採取)

広島大学発バイオベンチャーは、あごの骨の骨髄液に含まれる幹細胞を使い、重度な歯周病で破壊された歯周組織を再生する医療技術の開発にメドをつけた。
 従来骨髄液は大量の採取が可能で幹細胞も多く含まれる腰骨から採取している。血液内科の医師が1ヶ所あたり5cc程度を3箇所から採血さていた。あごの骨は腰骨より大きな血管が周辺に少なく、血管を傷つけるリスクが減る。2,3年後をメドに病院で活用できるようにする。
                 日経産業新聞 2009.2.12

歯周病がHIVを活性化

歯周病の病原菌が作り出す酪酸が、潜伏しているエイズウイルス(HIV)を活性化させエイズを発症させる恐れがあることを、日本大学落合教授(口腔細菌学)らが突き止めた。HIVの感染に気づいていない人が、歯周病をきっかけに発症する恐れがある。今後はマウス実験や疫学調査異で実態を解明したい。また国立感染症研究所の泉福氏は、最近、歯周病が糖尿病や心臓疾患に関わっていることが報告されている。今回の結果は歯周病がHIVなどのウィルス感染症にも影響をおよぼすことを示している。口の中を清潔に保つことの大切さが、再認識されるきっかけになるだろうと言っている。
                  毎日新聞 2009.2.11

最後の欲望、食欲を満たす口を維持せよ

口腔内のエイジング(加齢)とは、歯周病、口臭、味覚障害、唾液が減少していく口腔乾燥などがある。口腔乾燥は、口の筋力の低下や薬の副作用、更年期障害、ストレスなど環境要因がほとんどだ。また、シェーグレン症候群といった自己免疫疾患が原因の場合もある。口の機能を保つためには、
①舌を動かす。しゃべるため、楽しんで食べるために舌を鍛える。
②唾液を分泌させる。潤いは若さのバロメーター、リラックスして唾液を出す。
③何をどう食べるか考える。人生最後の日まで美味しいものを味わう。
               アディクタムオペラ 09’.2月

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