記事一覧

「無呼吸症候群」対策に奔走

「21世紀の国民病」ともいわれる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。睡眠中に気道が閉塞されて呼吸が何回も止まる状態が繰り返され、日中に強い眠気をもたらす病気で、近年クローズアップされるようになった。国内の患者は推定で200万人以上ともいわれる。SASが原因とみられる交通事故や労災も発生して社会問題化しており、対策急務となっている。
         毎日新聞(大阪)2009.8.7

乳酸菌 LSI服用で歯肉状態が改善

乳酸菌LSIは歯周病原細菌の抑制作用があることが明らかになっているが、今回乳酸菌LSIを配合した錠菓を用い、服用による口腔内変化の実感を調査した結果、臨床上の数値データだけでなく、実感としても口腔内環境を改善することが明らかになった。
 乳酸菌LSIは、もともと健康なヒトの口腔内から分離した善玉菌で、口腔内の細菌バランスを改善し、ヒトに有用な働きをする。同社は02年、世界で初めてプロバイオテクスを口腔内に応用しており、最新の予防歯科で世界的に注目されている。一般的に乳酸期は、う蝕(うしょく=虫歯)の原因となる乳酸を産生することから口腔内では敬遠されがちだが、乳酸菌LSIは過度の乳酸に弱く、産生した乳酸で歯周病原細菌を殺菌して死滅させる特性があるため、口腔内が酸性に偏ることがない。
 副作用がなく、安全性の高い乳酸菌LSIで口腔内の環境を整えることで、歯周病の予防が期待されている。
         日本食糧新聞 2009.8.5

訪問診療にて

昨日、某グループホームのOさんに訪問診療をした時、「先生テニス残念だったのですね。」との声掛けがありびっくりしました。このニュース欄をみてくれている方が身近にいて嬉しく思いました。これからも一声よろしくお願いします。

マウスの歯を完全再生

東京理科大学の辻孝教授らは、細胞を操作して作り出した歯がきちんと機能することをマウスで実証した。細胞から歯と周辺組織のもととなる歯胚を培養・移植したところ、きちんと物をかめるだけでなく、神経の再生も確認。歯としての役割を過不足なく果たしていることがわかった。今回の成果により、歯を対象とした再生医療実現への可能性が一気に高まった。
         日刊工業新聞 2009.8.4

介護施設での事故、転倒が6割-三菱総研調べ

三菱総合研究所はこのほど、介護事故の実態と対応策についての調査研究報告書を公表した。それによると、介護施設における事故の6割は転倒だった。
 調査は厚生労働省の2008年度老人保健健康増進等事業の一環として行われた。介護サービスでは、医療分野のような事故やヒヤリ・ハット情報の収集・分析が全国規模で行われていないことから、調査は将来的な全国規模での介護事故の情報収集・分析に向けた仕組みや方法の検討に役立てることを目的としている。
 同研究所が開発した「事故情報収集ツール」を使い、昨年の11-12月に全国の1805市区町村に対し調査を実施。889の市区町村から回答があった(回答率49.3%)。
 それによると、昨年4-9月の半年間に介護施設において発生した8541件の事故事例が報告された。
 これをサービス種別に見ると、老人福祉施設が48.8%と最多で、以下は老人保健施設30.1%、短期入所生活介護15.4%、介護療養型医療施設2.1%、短期入所療養介護1.5%と続いている。
 ただ同研究所は、母数となる施設数や利用者数に差があるほか、実際の事故発生数と報告数は同一ではなく、安全意識の高い施設ほど積極的に報告することもあり得ることから、これが必ずしも老人福祉施設の事故発生率が高いことを意味してはいないとしている。
 事故報告のあった利用者の平均年齢は86.43歳で、要介護3-5の利用者が全体の63.8%を占めた。事故の発生場所は「居室・静養室(ベッド周辺)」が35.8%と最も多く、「居室・静養室(ベッド周辺以外)」の11.3%を合わせると47.1%を占めた。
 事故は「けがおよび死亡事故」が全体の97.1%。内訳を見ると、「転倒」が59.3%と最も多く、次いで「転落」11.5%、「誤えん」3.5%、「衝突」2.3%となった。
 「けがおよび死亡事故」の被害状況は、全体の55.1%が「骨折」だった。次いで「裂傷・擦過傷」11.9%、「打撲・ねんざ・脱きゅう」11.6%、「窒息」2.4%と続いた。
 被害の程度は、「通院」が43.5%と最多で、「入院」が35.3%でこれに続いた。「死亡」は2.7%だった。
 「けがおよび死亡事故」の発生場面は、「休息・娯楽」中が19.7%と最も多く、以下は「排せつ」15.1%、「食事(水分摂取含む)」7.3%と続く。
 事故発生時に心肺蘇生などの救急救命を実施したかどうかを尋ねたところ、実施したのは全体の5.5%。これを事故内容別に見ると、「誤えん」が66.2%と最多で、「異食」23.1%がこれに次いだ。
 事故発生による損害賠償などが生じたかどうかについては、「無回答」が57.0%だったが、回答があったうち「損害賠償あり」の事例は10.1%だった。
 また、事故発生後の再発防止に向けた手順書の作成や見直しの有無について尋ねたところ、「あり」は11.9%で、「なし」が全体の83.7%を占めた。
 また、特に発生が目立つ「転倒による骨折の事例」では、被害のあった体の部位は「下肢」が65.7%を占めた。被害の程度は「入院」が63.9%と最多で、「通院」が31.6%でこれに続いた。
 重篤な被害につながる可能性の高い「誤えん」事故における被害の程度は、「死亡」が39.1%と最多で、次いで「入院」35.3%、「通院」10.4%、「受診なし」2.4%となった。
   更新:2009/09/25 13:37   キャリアブレイン

医療者が新型インフルエンザに罹患しないために

早くも新型インフルエンザの流行が始まった。メキシコや米国で重症化した患者を分析したところ、治療へのアクセスが遅い人が多く、早期に診断し、早期に適切な治療が必要であることが示唆されている。

まずは自分の身を守る!
 医療者が新型インフルエンザに罹患すれば、診療体制を維持することができなくなる。まずは医療者自身が自分の身を守らなければならない。

 ウイルスの感染様式には、(1)接触感染、(2)飛沫感染、(3)空気感染の3つがあるが、新型インフルエンザウイルスは主として、(1)と(2)で感染する。

 接触感染は、手指に付いたウイルスが鼻や目の粘膜に付着して感染する。飛沫感染は、咳によって飛散する粒子を吸い込んで感染する。咳による粒子の拡散は、1.5~2mの範囲といわれている。

 ウイルス感染から身を守るには、ガウン、手袋、ゴーグル、サージカルマスクの着用が推奨される。しかし日常診療においてガウン、ゴーグルを常に着用することは難しい。当センターでは現在、サージカルマスクの着用に加えて、手指消毒を徹底することで、医療者の感染を防いでいる。ただし診断のために検体採取を実施する際には、ゴーグルの着用を義務付けている。

休憩時に油断しないように
 不用意にマスクを付けずに患者に接したり、マスクを付けていても口しか覆わずに鼻を出している人も見かける。必ず、鼻と口を覆うよう、きちんとマスクを付けなければならない。また、休憩時などに油断して、手指消毒する前にマスクを外して鼻や目をこすったりしないよう、気を付けたい。私はしばしば研修医などに、顔をさわる前に手を洗うよう、指導している。

 なお、気管支鏡や気管内挿管などのエアロゾルを産生するリスクのある手技の際は、(3)の空気感染を来す可能性があるので、N-95マスク(径の小さな粒子を通さないマスク)に加えてゴーグル、手袋を着用する必要がある。

第4回旭川地区在宅ケアを育む会シンポジウム

日 時 : 平成21年10月3日(土)14:00~16:00 (開場13:30)
場 所 : 大雪クリスタルホール「会議室」
          旭川市神楽3条7丁目 TEL0166-69-2000

テーマ :「がん診療連携拠点病院とのよりよい連携を考える」
     -在宅緩和ケアを普及させるためには-

司会: 医療法人社団萌生会 サンビレッジクリニック 林 敏
       神居・江丹別地域包括支援センター 林 和典
  
シンポジスト
①「拠点病院とその役割」
    市立旭川病院 血液内科診療部長 福原 敬

②「拠点病院(急性期病院)の実態と地域への願い」
    JA北海道厚生連 旭川厚生病院 がん相談支援センター 小玉 かおり

③「拠点病院との連携の実際-在宅医から-」
    医療法人社団みどりの里 リバータウンクリニック 院長 鈴木 康之

④ 「拠点病院との連携の実際-訪問看護の一例を通して-」
    訪問看護ステーション モモ 辻 紀子 

⑤ 「拠点病院との連携の実際-地域包括支援センターから」
    豊岡・東旭川地域包括支援センター 青山こずえ

テニス大会 残念な結果

 本日旭川花咲テニスコートでテニスの日 団体戦がありました。当チームは、昨年までの戦績は優秀で今年も・・と意気込んでいましたが、今年はけがに泣いて思うような結果が出ませんでした。土野コーチご苦労様でした。今後は、精進致します。残念!

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