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日常生活で多い 子どもの事故 乳幼児は歯磨き中の転倒にも注意

小さな子どもは、日常生活で予想もしない行動をとることが多い。保護者が目を離した一瞬の間に、ケガ(事故)をすることも珍しくない。意外とも思えるが、乳幼児を持つ親は、歯磨き中の転倒にも注意したい。東京消防庁によると、6歳以下の乳幼児の歯磨き中の事故で、08年中に東京消防庁管内で48人が医療機関に救急搬送されたという。
 いずれも歯ブラシで口腔内を損傷したもので、年齢別では1歳児と2歳児で、全体の約7割に達する。要因別では、歯磨き中に歯ブラシを口に入れたまま歩くなどしたため、転倒やぶつかって受傷したケースが多くを占める。
         薬事日報 2009.9.7

札幌での休日

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 昨日大学のOB戦があり、札幌に行ってきました。途中雨で無理かなと思いつつも到着すると日頃の行いのお陰で晴れでした。久々の先輩に会い昔話かと思いきや病気や子供の教育など現実的な話となり大変でした。
 帰りに歯学部の前に銀杏並木があり、有名なので撮影しました。銀杏並木は紅葉ではありませんでしたが、その横の木々は、紅葉となっていたのでついでに撮影しました。

においのエチケット 清潔保ち繁殖を断つ

菓子メーカーの「江崎グリコ」が行った口臭に関するネット調査(20~50代の男女800人)によると、8割の人が他人の口臭が気になると答えている。口臭を直接指摘できる相手としては家族が一番多かったが、それも1割程度。ほとんどの人は気になってもだれにも注意していない。
 具体的には①1日3回(毎食後)の歯磨き②朝食後に舌苔用ブラシで舌をケアする(ただし、何度もこすったり、力を入れすぎると表面が傷つくので要注意)③夜寝る前に歯間ブラシや糸式ようじで歯の間をきれいにする④半年に1回、定期的に歯垢、歯石を取る。歯周病の予防にもなる。
         毎日新聞 2009.9.3

新型インフル、流行と死亡例の年齢層にずれ―感染研

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全国の定点医療機関から報告があったインフルエンザ患者数に占める5-19歳の年齢群の割合は71.3%で、依然として高いことが、国立感染症研究所感染症情報センターの調べで分かった。患者のほとんどが新型インフルエンザとみられる。同センターで10月15日に開かれた勉強会で、安井良則主任研究官が明らかにした。ただ安井研究官は、死亡例は「成人層で目立つ」とし、今後注意深く観察する必要があると強調した。
 同センターによると、定点医療機関から今年の第28-40週(7月6日―10月4日)に報告されたインフルエンザ患者の年齢群別の割合は、10-14歳が31.0%で最も高く、これに5-9歳(24.3%)、15-19歳(16.0%)、0-4歳(10.3%)、20-29歳(8.0%)と続いた=グラフ1=。
 安井研究官は厚生労働省のデータを基に、10月6日までの新型インフルエンザによる入院例1615例の年齢群別の割合も示し、14歳以下が75.1%を占めたとした。中でも、5-9歳が38.0%で最も多く、10-14歳は20.1%、0-4歳は17.0%だった=グラフ2=。
 一方、9日までに報告された新型インフルエンザによる死亡例23例のうち、30歳以上が18例を占め、特に60歳代が5例で最多だったとした=グラフ3=。
 
 安井研究官は、「新型インフルエンザの流行は5-19歳が中心だが、入院は0-14歳が多数を占める」と指摘。また、流行や入院の中心となっている年齢層とは異なる成人層で死亡例が目立つとし、「注意深く観察していく必要がある」と述べた。

■入院患者の4人に1人が慢性呼吸器疾患
 安井研究官はまた、6日までの入院例1615例のうち、基礎疾患を有するのは618例で、このうち喘息などの慢性呼吸器疾患が395例だったことも明らかにした。
              キャリアブレイン

新型インフル流行期 感染拡大どう防ぐ

高齢者は肺炎対策を
   新型インフルエンザ感染により体内の免疫力がさらに低下すれば、肺炎を引き起こしやすくなる。特に危険性が高いのは高齢者だ。もともと高齢者は食べ物を飲み込む力が弱く、気管に誤って食べ物が入ったとき、一緒に肺炎球菌が入りやすい。感染により肺炎が重くなり、死に至るケースもある。
   それだけに、インフルエンザの感染予防に加え、日ごろからの肺炎予防も必要だ。高齢者医療に詳しい山口県宇部記念病院の江澤和彦理事長が勧めるのが歯磨き。
   「5~10分かけ、小さめのブラシで歯を1本ずつ丁寧に磨き、5回は口をすすいでほしい」と同理事長。何度も口をすすぐことで、肺炎の原因となる肺炎球菌を外に出すのが目的だ。インフルエンザに感染しても、肺炎にかかりにくい体づくりが大切だ。
         日本農業新聞 2009.9.1

新型インフル家族が感染したら

 ▽体調異変時
   熱やせきが出始めても、体力などにより個人個人で症状は異なり、自宅の常備薬で対応できることもある。ただ、妊娠中や持病のある人は、早めにかかりつけ医に相談する必要がある。
 ▽自宅療養
   感染者本人はマスクをつけ、できればドアを閉められる個室で療養する。妊婦や持病のある人は感染者の看護を避ける。感染した子どもを抱く時は自分の肩に子どものあごを乗せるなど、面と向かわない工夫をしたい。
   口に手を当ててせきをした際など、小まめにせっけんや消毒液で手洗いを。タオルも家族で色分けをして別のものを使う。
 ▽外出は?
   厚労省によると、感染者の家族は会社や学校などへ行くのは問題ない。ただ朝晩に熱を測るなど体調のチェックを怠らないよう呼び掛けている。
         東京新聞 2009.8.30

身元確認歯科医が支え 道内年100件超 判明率9割

高齢者の孤独死や自殺が道内でも増える中、歯科医師が遺体の治療痕を基に身元を確認する「歯牙鑑定」が威力を発揮している。道内での鑑定件数は5年連続で100件を超えている。北海道歯科医師会は「歯科医にしかできない社会貢献」として、鑑定技術の向上や協力医の拡大などに力を入れる方針だ。
         北海道新聞 2009.7.13

お口をきれいに

京都大学の川村孝教授は10~60代の387人を「1日3回の水うがい」「1日3回のヨードうがい液によるうがい」「何も指示せず」の3グループに分けて真冬の時期に2ヶ月間追跡した。水うがいをしたグループは風邪にかかるリスクが4割低くなった。インフルエンザ意外の病原体も含めた結果だが、川村教授は「ウイルス感染を助ける口内のたんぱく質を洗い流した効果ではないか」と推測している。
東京歯科大学の奥田克爾名誉教授は口腔ケアに着目する。要介護の高齢者190人を2グループに分け、一方だけに歯科衛生士が歯磨きを指導した。6ヶ月追跡すると、指導グループでインフルエンザを発症したのは1人だった。未指導グループは9人が発症したという。
人数が少なく、これだけでインフルエンザの予防効果があるとはいえないが、奥田名誉教授は「口を清潔にすれば歯周病や誤嚥性肺炎も予防できる」と話す。
         日本経済新聞 2009.8.30

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