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歯周病と糖尿病との関係

体のどこかに炎症があると、糖尿病を悪化させることがあります。歯周病は炎症ですから糖尿病にも悪影響を及ぼします。健康な状態では血中の糖が多くなると、すい臓はインスリンを放出して体の脂肪細胞、骨格細胞、および肝細胞に糖を取り込むよう働きます。この動きによって細胞はエネルギーを貯え、体の血糖は調節されています。
 しかし糖尿病になると、主として脂肪細胞がインスリンの働きを弱めるような物質を産生して血糖値に悪影響を及ぼし、その調節機能を失います(インスリン抵抗性)
         medea 旭川11月号 №491

たばこの怖 ダメージ これでもまだ吸いますか?口の中ボロボロ

喫煙者は唾液がねばねばして、歯石の沈着量が多い。しかも、舌は健康な人の赤みがかった色ではなく、黄色か黒ずんでいます。オヤジ臭に似た独特な口臭があります。
 よくリラックスするためにたばこを吸うという人がいますが、医学的には逆効果です。たばこを吸うと交感神経が刺激され、より緊張します。そのため、唾液が出にくく口が乾きやすくなり、唾液が出てもねばねばするのです。
 口腔内のがんも見逃せません。煙の温熱刺激で舌のがんや、ニコチンやタールがたまりやすい舌顎歯肉や頬粘膜などのがんになりやすいことがわかっています。最近、禁煙補助剤としてニコチンが2ミリグラム含まれているニコチンガムが広く使われていますが、考えようによっては噛み(ガム)たばこと同じ。ガムたばこが蔓延している東南アジアでは、口腔ガンが多いことも覚えておくべきでしょう。
         日刊ゲンダイ 2009.9.17

乳幼児の歯のケア ぶつけたら早期受診を

口の周囲や歯をぶつけて起こる歯の外傷は、乳歯の時期では1歳から3歳ぐらいが多いと言われています。このころは歩き始めたばかりで、歩行が安定せず、転びやすいためです。最近の家の中はフローリングが多くなり、屋外は地面がコンクリートやアスファルトで舗装されていて、お子さんが軽く転んだだけでも、前歯を強くぶつけることが多い状況にあります。
 歯をぶつけると、口唇、歯肉が歯で傷ついて出血したり、歯が欠けたり、折れたり、歯の位置が変わったり、動くようになったり、取れてしまったり、歯の周りの骨が折れたりといったことが起こります。
 歯をぶつけたら、早期の歯科受診ができたか否かで、受傷したその歯の予後が決まることがありますから、歯をぶつけたときは早めに歯科への受診が大切です。
         福島民報 2009.9.21

新型インフルエンザに係る北海道の対応の改定について

北海道においては、道立保健所管内での対応が8月10日より変更
され、医療機関受診の前に道庁や保健所に電話を頂く必要がなく
なりました。
また、学校における集団感染発生時の取り扱いも変更になりました。
各郡市区歯会におかれましては、「道民の皆様へ」ポスターおよび
第11回北海道新型インフルエンザ対策本部幹事会報告書に準じて、
適切に対応して頂きますようお願い申し上げます。
なお、院内における感染予防に関しては、道歯会通信9月号に同封
した「道歯会員における新型インフルエンザ対応指針」をご参照く
ださい。

「道民の皆様へ」ポスター
http://www.doushikai.net/bukai/data/00290.dl1_file.pdf

第11回北海道新型インフルエンザ対策本部幹事会報告書.
http://www.doushikai.net/bukai/data/00290.dl2_file.pdf

道歯会員における新型インフルエンザ対応指針
http://www.doushikai.net/bukai/data/00296.dl1_file.pdf

かめる人は長寿で健康

きちんとかめる人は長生きで活発な老後を送っている。県歯科医師会(箱崎守男会長)が18日発表した、同じ人の80歳時と90歳時の歯の状態などの調査結果から、このような傾向が明らかになった。世界的にも珍しい長寿国日本ならではの調査で、歯の健康と長生きの関係が裏付けられたといえそうだ。
 ▽80歳時点で、歯が多数あるなど口の中の状況が良い人は90歳でも運動機能が高い▽80歳時点で自分の歯がある人は、90歳で新聞を読むなど知的能動性が高い▽90歳時点で入れ歯を使用している人は、使用していない人と比べ、友人がいる、趣味が豊富など生活充実度が高いことが明らかになった。
         岩手日報 2009.9.19

遅くなる離乳期 栄養・虫歯に注意

 1歳半で母乳を飲んでいる子どもが以前より増えたと実感しているが、子どもの虫歯などが気になる事例もあると話す。「3歳までは母乳」と決めて、歯磨きや栄養に気を付ける家庭がある一方で、「やめたいが子どもが欲しがる」「どのようにやめたらよいかわからない」と答える親も少なくないという。
 子どもがくずると、時間に関係なく母乳やお菓子を与える習慣も目立つ。こうしたケースでは「虫歯を予防し、きちんと食事をとるためにも、だらだら食べをしないこと」「のどの渇きには母乳でなく水やお茶を飲ませて」と説明し、小児歯科を紹介している。食後の歯磨きが不十分だと、夜の母乳で前歯の裏に虫歯ができることがある。
         毎日新聞 2009.9.13   

歯に装着するジュエリー

グリルは歯の上に装着するジュエリーのこと。ヒップホップファッションの一つとして80年代の米国で生まれ、最近10年で人気が拡大したとされる。グリルにはオーダーメードとシリコン付きの既製品がある。本人しか着けられないオリジナル性に価値が見い出され、装着感も異なるため、オーダーメードが主流だ。
 最初の注文の際に店側がキットを用意して歯型を取る。かかりつけの歯科で取った歯型を持参することもできる。
         繊研新聞 2009.9.11

いい歯の日

11月8日は「いい歯の日」。毎日歯を磨いてはいても、その磨き方まで注意している方は少ないのでは?せっかくの食事も、歯が健康でないとおいしさが半減してしまいます。歯の健康は全身の健康にもつながる大切なもの。面倒になってついつい適当に磨いていると、歯垢はたまっていくばかり。もう一度鏡に向かって自分の歯と歯ぐきをチェックしてみましょう。

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