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障がい者制度改革推進本部を設置―政府

政府は12月8日、内閣府に「障がい者制度改革推進本部」を設置した。鳩山由紀夫首相を本部長に、今後5年間で障害者をめぐる制度改革を集中的に進める。

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 民主党はマニフェストで、「国連障害者権利条約」の批准に必要な国内法の整備を行うために、同本部の設置を掲げていた。
 同本部では、改革に向けた総合的な調整をはじめ、基本方針の案の作成や推進、法令などにおける「障害」の表記の在り方などの検討を行う。
 また、障害者自立支援法に代わるものとして新政権が掲げている「障がい者総合福祉法」(仮称)についても、基本方針を示す。
 同本部は年内にも初会合を予定している。

11月8日 いい歯の日 気付かず進む歯周病

歯周病は、歯茎が腫れて出血し、進行すると歯がクラグラ動き、ついには抜けてしまう病気。歯と歯肉の間にプラークと呼ばれる細菌の塊が付着し起こる。痛みがなく進行するため気付くのが遅れがちで、成人の約8割がかかっている国民病気ともいわれる。
 全身疾患とのかかわりでは、歯周病が進むと心筋梗塞や心内膜炎などの心臓病にかかりやすいことが分かっている。また、糖尿病が進行すると、細菌への抵抗力が低下するため細菌が増殖し、歯周病が悪化することが知られている。
 のみ下す嚥下機能が弱まっている人は、歯周病で口内の細菌が増えていると、食べ物などが誤って気管に入った場合に口の中の細菌も一緒に入って起こる誤嚥性肺炎になるリスクが高まる。

 歯周病の健康度、セルフチェック10項目
  ①歯を磨くときやリンゴを食べたとき、歯肉から出血することがある。
  ②口臭が気になる
  ③歯肉が赤く腫れたり、痛むことがある
  ④冷たい水がしみる
  ⑤歯肉からうみが出ることがある
  ⑥朝起きたとき、口の中がねばねばする
  ⑦歯がグラグラ動く
  ⑧歯肉がむずがゆい
  ⑨歯と歯の間によく物がはさまる
  ⑩以前より歯が長くなった気がする
  ★一つでも当てはまれば歯周病の可能性も。受診しましょう。
          下野新聞 2009.11.2

よくかむこと 脳に刺激、老化防ぐ

動物の歯は、それぞれの食べ物に適した形に進化しています。例えば、草食動物は草をかみやすいような形に切歯と大臼歯が発達しており、肉食動物は肉をかみ、食いちぎりやすいような形に犬歯が発達し臼歯も鋭くなってます。
 人の歯は、野菜や肉などいろいろな食物を効率よくかめるように発達したほか、発音を助ける働きも持っています。その形は切歯、犬歯、臼歯に大きく分けられ、それぞれに役割があります。
 これらすべてが機能することにより、いろいろなものを食べることが可能となります。また、よく噛むことは、脳に刺激を与え記憶力や集中力を高め老化の防止に効果があります。満腹中枢を刺激し肥満の予防にもつながります。
 もし、虫歯や歯周病などで歯が失われると、これらの機能も失われ、消化器官や発音など全身的な影響がでてきます。
         福島民報 2009.11.2

楽しく飲んで二日酔い知らず!

忘年会やパーティーなど、12月はなにかとお酒を飲む機会が
増える時ですね。昔から「酒は飲んでも飲まれるな」と言います。
そこで健康的にお酒を楽しむためのポイントをご紹介しましょう。

 お酒を飲んだ時の酔いの状態は、軽い方から「爽快期」「ほろ
酔い期」「酩酊初期」「酩酊期」「泥酔期」「昏睡期」となります。

 爽快期がビール大びん1本くらいのアルコールを飲んだ時の
状態で、顔がほんのり赤くなり、陽気になる程度。ビール2本に
なるとほろ酔い期で、手の動きが活発になったり体温が上がっ
たり、脈が速くなります。

抑制がとれるのもこの時。ビール3~6本の酩酊状態になると、
大声でがなりたてたり気が大きくなったりするほか、千鳥足に
なり、吐き気や嘔吐がおきます。ビール7~10本になると泥酔
状態。意識がはっきりせず、支離滅裂なことを言い、まともに
立てなくなります。日本書記に出てくるヤマタノオロチはこの
状態で、スサノオにやっつけられてしまいました。昏睡期にな
るとゆさぶっても起きず、生命の危機すらある状態です。

快活になって酒席も盛り上がり、お酒や料理の味も楽しめる
という、お酒のプラス効果が高いのはほろ酔い程度だとされ
ています。

 さらに「空腹で飲まない」「適量を守る」「水と一緒に飲む」を
意識すれば、悪酔いの予防にもなります。それでも二日酔い
になってしまったら?ゆっくり身体を休めましょう。お酒の飲み
すぎが原因なので特効薬はありません。ましてや迎え酒が効
くなどということはまったくないそうなのであしからず。

 そして、健康のためにぜひ休肝日をもうけてください。肝臓
はアルコール処理工場。2合の日本酒を肝臓で分解するのに
必要な時間は約6時間と言われています。もちろん眠っている
間も肝臓は休まず稼動しています。

 ほどよいお酒はコミュニケーションを豊かにし、ストレス発散
にも一役買ってくれます。皆さんが飲むお酒が楽しいお酒であ
りますように。乾杯♪

※参考:社団法人アルコール健康医学協会 http://www.arukenkyo.or.jp
キリンビール http://www.kirin.co.jp
サントリーホールディングス株式会社 http://www.suntory.co.jp
日本酒造組合中央会 http://www.japansake.or.jp/index.html
「酒の文化誌/吉澤 淑著」(丸善ライブラリー) 

「噛む」ブーム到来か 菓子・食品メーカーが着目 ② 

ロッテ商事戦略統轄部の米山智氏は食と健康の最近の流れについて、「人間が本来的に持つ力や体の機能を利用した健康法が注目されている。また、サプリメントで補給するのではなく、日常の食品を通じて摂取するという動きが顕著になっている。サントリーの黒鳥龍茶やハウスのウコンの力のように、あらかじめ予防的な意味合いで利用・摂取するものがヒットしている」と分析する。
 さらに、ガムを食べる際に必要となる「人間本来の機能である噛むことの効用として、脳が活性化することや集中力やリラックス効果など予防的な側面に注目が集まっている」と説明する。
 キシリトールの登場によって歯を丈夫で健康に保つなど新しい価値がガムに付加され、市場が大きく伸長した。さらに、ボトルガムによって室内・室外と場所や時間を問わずガムを楽しむ環境が整い、市場はさらに拡大した。米山氏は「エクササイズ・キシリトール」を展開することで、従来からの”噛む”効用にプラスして”噛む小顔ブーム”のような新しい価値が付加されることで、市場の活性化につながればと考えている。
         日本食糧新聞 2009.10.30

「噛む」ブーム到来か 菓子・食品メーカーが着目 ① 脳の活性化と美容効果にも脚光

「噛む」ことの重要性に着目する菓子・食品メーカーが増えてきた。食の欧米化などの影響で日本人の食事時の咀嚼回数が減少の一途だが、噛むことによる脳の活性化、口腔内への好影響など従来から知られる効果を再度訴求する動きが広がっている。
 さらに、ぶんか社からは「ガム小顔ダイエット」という新しいダイエット本まで出版されるなど。”噛む”ことに”美容”という新しい価値を付加した取組みが始まっている。
         日本食糧新聞 2009.10.28

お口の機能 鍛えて元気に

「口が乾いてパンが食べづらい」「食事中むせることが増えた」。こんな症状あったら、口の機能が衰えている可能性がある。かんだり、のみ込んだりする力が低下すると口から食事がしづらくなり、心身の健康を保ちにくくなる。楽しみながらお口の機能を鍛えたい。
 改善プログラムを60歳~90歳代の介護の必要がない高齢者74人が2か月間続けたところ、「固い物が食べにくい」と答える人が減ったほか、唾液の分泌が増えたり、舌から見つかる菌の数が減ったりした。
 プログラム開発にかかわった日本歯科大学客員教授の岩久正明さん(新潟大名誉教授)は、「おいしく食べ、楽しく話す日常生活の基本を支えるのが口の機能。できるところから改善に向けて取り組みましょう」と話す。
         読売新聞 2009.10.30

フッ化物洗口 虫歯予防に効果

虫歯予防のためフッ化物洗口を小学生の時に実施していた中学生は、していなかった中学生に比べ虫歯が少ないことが、県保健福祉部の調査でわかった。フッ化物洗口は、比較的安い費用で手軽にできる虫歯予防法で、県や国などが普及を図っている。今回の調査結果について同部は「フッ化物洗口による虫歯予防の効果が認められると考えられる結果」と話している。
         下野新聞 2009.10.19

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