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フッ化物洗口理解促進研修会

内容 フッ化物洗口の方法、効果や安全性についての解説と体験
 日時 10月20日(水)・27(水) 午後7時~8時30分
 場所 問診指導室(第二庁舎3階)
 講師 旭川歯科医師会理事 矢口敦久さん ほか
 申込 上川中部地域歯科保健推進協議会事務局(健康推進課内 ℡25-6315)

ALS患者ら、介護行政の遅れ指摘 在宅生活支援のNPO、シンポジウム

全身の筋力が低下する難病「筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症」(ALS)の患者の在宅生活を支援するNPO法人「リターンホーム」が、千葉市でシンポジウム「進化する介護in千葉」を今月開き、介護関係者や識者、ALS患者やその家族らが活発に意見交換した。
ALS患者には、痰(たん)の吸引や呼吸器具使用など医療的ケアを伴う24時間の見守り介護が必要だが、障害者自立支援法の定める「重度訪問介護事業」を引き受ける事業所は少ない。このため患者が地域生活を送るのは難しく、長期入院を強いられるケースが大半だ。
父親が今年ALSを発症した県内の男性は「父は呼吸器を付け命ある限り生きたいと願っているが、家族介護には限界がある」と悩みを吐露した。
討論では、立命館大の立岩真也教授(社会学)が「難病患者に必要な介護保険法と障害者自立支援法の両方を熟知する人材は圧倒的に少ない。地域差もあり、千葉は遅れている」と指摘。介護事業所代表の伊藤佳世子さんは「県内で在宅24時間介護が実現したのは千葉市など3市のみ。自治体の裁量次第だが、担当者には家族が介護すべきだとの考え方が根強い」と介護行政に疑問を表明した。【中川聡子】
2010年10月13日 提供:毎日新聞社

0.67%増の3,277億円、特対費は廃止・組替えへ/国保組合概算要求

厚労省が8月26日に公表した23年度予算概算要求では、国保組合の助成費として22年度予算比0.67%増の3,277億円を要求した。被保険者数を1.6%減の355.5万人、1人あたり医療費を3.6%増の18万4,597円、医療費総額を1.9%増の6,194億円と見込んだ結果、「療養給付費補助金」の要求額は1.47%増の2,217億円となった。
 国保組合の補助金制度は来年度から大きく見直される予定。概算要求では「特別対策費補助金」の要求額がゼロとなっている。厚労省では「特別対策費補助金については概算要求ではゼロとされているが、補助金制度全体を見直す中で、同様の機能を維持し、保険者機能の強化を支援する仕組みを検討する」としている。
      「国保情報(国保中央会発行)№974~976より転載」

口臭の原因の6割は「舌苔」にあり 朝の舌磨きが口臭予防に効果的

最近、ニオイ、中でも口臭で悩む人が増えている。口臭は、自分では気がつかないうちに相手に不快感を与えていることもあるだけに厄介だ。口臭の原因は様々だが、その大部分は口の中そのものにあり、約6割が舌に付着する汚れ「舌苔(ぜったい)」に起因するとか。舌苔は食べかすや口内のはがれ落ちた粘膜が舌にたまったもの。唾液分泌が少なくなる睡眠時に最もたまりやすいため、年齢や性別に関係なく、口臭は起床時に最も強くなる。そのため朝の舌磨き=舌苔除去は口臭予防に効果が高いと考えられている。
 江崎グリコでは舌苔が口臭の原因であることの認知度と朝の舌磨きの実施状況を検証するため、全国の20~50代の男女800人を対象にインターネット調査を実施した。それによると、自分の口臭を気にしている人は91%で、特に若い世代ほど気にしている人が多く、20代では23%が「とても気にしている」と回答している。口臭が気になるタイミングは、やはり「起床時」で、74%もの人が朝起きた時の口臭を気にしている。
 朝食をしっかり噛んで食べると、食べ物が舌に当たって舌磨きの効果がある。しかし、夏は暑さのため、朝食を抜きがちな時。それだけに夏こそ十分な対策が必要なのだ。汗のニオイばかりに敏感になる夏。お口のニオイにも十分な配慮をお忘れなく!
                  日刊ゲンダイ 2010.8.30

がん治療前に歯科検査

国立がん研究センターと日本歯科医師会は31日、がん患者への歯科治療で連携し、口腔(こうくう)内の合併症軽減を目指すことで合意した。9月からがん患者への歯科治療に関する歯科医向けの講習会を各地で開催。同センターは治療前の患者に講習会を受講した歯科医への受診を勧める。知識や情報不足から、がん治療後に患者が歯科診療を拒否されるケースを防ぐのも狙いだ。
 同センターと日本歯科医師会は来年度をメドに全国のがん治療の中核施設に拡大、2013年度には全国のがん拠点病院(現在約370施設)にも地域の歯科医と連携する事業を開始することを目指している。
                  日本経済新聞 2010.9.1

子どものいびき 睡眠時の呼吸で手術判断

ゴー、ゴーと大人顔負けのいびきをかく子どもを見ると、かわいく思えてつい笑ってしまう。ところが、子どものいびきには成長に支障が出る危険が潜んでいるのだという。子どもの睡眠障害に詳しい滋賀医科大学の宮崎総一郎教授は「いびきがすべて悪いわけではない。ただ、呼吸が苦しくていびきをかいている場合、眠りが浅くなって頭と体が休まらず、昼の活動や成長ホルモンの分泌に影響が出る」と言う。子どもの睡眠障害で最も心配なのは、寝ている時に無呼吸になったり、呼吸障害を起こしたりしている場合だ。
 宮崎さんによると、呼吸障害を招くいびきは、早い子どもで1歳くらいから起こるが、小学校へ入る前後の子どもが最も多くなる。口の奥にある口蓋扁桃や鼻の奥の咽頭扁桃が肥大し、空気の通り道が狭くなってしまうのが原因だ。本来、扁桃には菌の侵入を防ぐ働きがあり、この時期に大きくなるのは、免疫をつけるための自然な発育だ。大半の子どもが大きくなるが、成長につれて小さくなる。
 手術をするかどうかの判断には、睡眠時の呼吸の障害の程度を調べる。自宅で検査する場合、寝ている時に鼻の下やおなかなどにセンサーを着け、呼吸の異常や血中の酸素濃度を測る。
                  朝日新聞 2010.8.30

最先端治療と最善の治療 歯科医との相談が大切

かけがえのない歯や歯周組織が失われてしまったとき、これらの技術は起死回生の手段となり素晴らしい効果を期待できる場合もあります。ただ注意すべき点は、万能ではないということです。例えば、患者さんの中には歯がぐらぐらで、歯の周りの骨がほとんどないような状態でインプラントを希望される方もいらっしゃいますが、成功率が低く手術が不可能なケースもあります。
 このような場合は、インプラントより従来法のブリッジや、取り外し式の入れ歯の方が、後々の融通性も利きやすく最善の歯科治療法といえることが多いのです。
                  福島民友 2010.8.27

薬剤性顎骨壊死 骨粗しょう症の薬で副作用も

最近、顎骨壊死が骨粗しょう症の治療に用いられるビスホスホネート製剤といわれる薬剤の副作用で起こり、容易に骨髄炎に移行しやすいことが分かってきました。この薬剤は骨粗しょう症の特効薬的な存在で、明らかにほかの薬剤より効果があるとされ、骨粗しょう症に伴うさまざまな継発症を予防することが知られています。
 これらの継発症を抑えることは、寝たきりになる率を減らし、寿命の延長にも寄与しているといわれています。したがって、副作用があるからといって飲むのをやめるのではなく、予防に気を付けることが重要となります。現段階での最も確実な予防法は、口の中の衛生管理をすることで、虫歯や歯槽膿漏がある場合は治療をし、その後も定期的に専門的な口腔(こうくう)清掃を行うことで、明らかな予防効果が出るとされています。これらの薬剤を飲んでいる方は、まずはお近くの歯科医院で相談してみてください。
                  福島民報 2010.8.16

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