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こども歯みがき教室

 内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 6月27日(月)午前10時から、午後1時から
 場所 健康相談室(第二庁舎3階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 各回6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

Q口の中を清潔の保ちたい。どうすれば?

A少ない水でも30秒ブクブクすればOK

 口の中は雑菌でいっぱい。食べ物や水が誤って肺に入ると、細菌が増殖して肺炎を引き起こすこともあります。口のケアを欠かさず唾液を十分に出すことがポイントです。歯磨き粉を2センチくらい乾いた歯ブラシにぬりこみ、気になる部分から磨いてください。泡立つまで時間がかかるため長く磨けます。すすぎは1回、10CCの水で30秒間すすいでください。歯ブラシがすすげない場合はふきとるだけでもかまいません。
 高齢になると唾液が少なくなり、飲み込む力が弱くなるため誤嚥性肺炎の危険が高まりますが、ほっぺたをふくらませる運動が効果的です。右のほっぺたを風船を作るように膨らませ、次は左、そして前にも風船を作ってみましょう。食前に唾液がでていると飲み込みがスムーズです。唾液を出すためには、耳たぶの下あたりやあごの下あたりを指でマッサージするのも効果的です。

(ただしこれらの紹介した方法は、震災などの応急的方法なので注意してください)
                  毎日新聞 2011.4.26

きみにつたえたいやさしい未来

 下記にて食に関する講演会が開催されます。
           記
 日時:平成23年7月9日
 場所:北海道立道民活動センターかでるホール
    札幌市中央区北2条西7丁目
 記念講演「南極料理人の笑う食卓」 西村 淳
 シンポジウム「食を育む力」

 お問い合わせは、HBC北海道放送テレビ編成部内
         011-232-5862

旭川地区在宅ケアを育む会 講演会開催のご案内

厚生労働省 老健局総務課 課長 大澤 範恭氏をお招きして下記要領にて講演会を開催する運びになりました。ご多忙のことと存じますが万障お繰り合わせの上、ご出席賜ります様お願い申し上げます。 
日時: 平成23年6月25日(土)15:00~17:00
 場所: 旭川グランドホテル 「彩雲」3F
    旭川市6条通9丁目 ℡ 0166-24-2111
<特別講演>
座長:医療法人社団みどりの里 リバータウンクリニック
院長 鈴木 康之先生
演題:『介護保険制度の 見直しについて』
講師:厚生労働省 老健局総務課
課長 大澤 範恭 氏

被災時に有効「あいうべ体操」 かむ力維持 鼻呼吸促す 疾病リスクを軽減

東日本大震災が発生して1ヶ月あまりが経過した。被災地では生活物資や医療品の不足など、不自由な生活が強いられる中、インフルエンザや肺炎など呼吸器系の二次的疾病が増えているという。体力が落ち、ほこりも舞う環境下で健康を守るにはどうしたらいいのか。
 栄養状態の悪化やストレスで抵抗力が弱まり、歯周病が悪化したり、親知らずが痛み出したり、口内炎を発症したりする。虫歯の悪化も招きやすい。歯ブラシなどが不足するなどもあるが避難所特有の現象もある。阪神・淡路大震災の発生から数ヶ月後、歯がボロボロになった子供を診た。皆が肩を寄せあって暮らす避難所生活を送る中、我慢できずに泣きだす子供を黙らせるため、甘いお菓子を与えたのが原因だった。
 「あいうべ体操」
   唾液の分泌を促し、口腔内やのどの粘膜を潤すから口臭も減る。舌の位置が上がることで、ほこりやウイルスが直接口の中に入る「口呼吸」から、鼻毛や、鼻腔奥部の粘膜表面にある細かな鼻絨毛というフィルターを通して外気を肺に取り込む「鼻呼吸」に変わる。天然のマスクをしているのと同じ状態になるから、あらゆる疾病のリスクを軽減できる。舌や唇の筋肉が鍛えられ、特に高齢者は、食道に入るべき食べ物やばい菌が、気管や肺の中に入る誤嚥防止にもつながる。
                  西日本新聞 2011.4.17

特定健診・保健指導の見直し議論スタート/25年度以降の新制度へ

25年度から始まる新たな特定健診・保健指導のあり方を検討するため厚労省は4月25日、「保険者による健診・保健指導の円滑な実施に関する検討会」(座長・多田羅浩三日本公衆衛生協会理事長)をスタートした。
 治療中の人の保健指導や非肥満者への対応、後期高齢者支援金の加算・減算制度など課題は多く、初回から委員が各立場の主張を展開した。
     「国保情報(国保中央会発行)№1006~1007より転載」

永久歯 多寡、どう治療? 乳歯温存、抜歯… 専門医少なく保険の適用外

永久歯は上下14本ずつ、計28本あるのが一般的だ。とはいえ、生まれつき多かったり少なかったりする例は珍しくなく、学会の初の調査では1割の人に欠如が見つかった。先天性欠如や過剰は、歯並びやかみ合わせに大きな影響を与えることもあると専門医は言う。親はどう対応すればよいだろう。【田村佳子】

 横浜市の小学生、O君(8)は永久歯が生まれつき1本多かった。母の靖絵さんによると、分かったのは7歳の時。歯科検診に行ったところ、上前歯が1本だけ生えかわらないのを不審に思った医師がX線写真で見つけた。乳歯の下に本来ない過剰歯と呼ばれる歯があり、永久歯が出るのを邪魔していた。上あごを切開して抜歯し、現在はほぼきれいに前歯が生えそろった。

 「本来の前歯は過剰歯をよけて出ようとするので、発見が遅ければ前歯がすきっ歯になり矯正が必要だったと聞いた。早く見つかってよかった」と靖絵さんは胸をなでおろす。

 日本小児歯科学会が07~08年度に7歳以上の約1万5500人に行った初の全国調査によると、先天性欠如は10%、過剰は5%に見つかった。欠如が多いのは第2小臼歯(6歳臼歯の隣)、側切歯(前歯の隣)だが、どの歯にも起こりうる。過剰歯は上の前歯にできることが多い。

 過剰歯の多くは他の歯より小さく、前歯が正しく生えるのを邪魔するので、抜歯するケースが大半だ。

 一方、欠如した場合に問題になるのは、かみ合わせだ。一般的に乳歯は、どの子にもすべて生えそろっている。乳歯があった所に永久歯が欠如し、隙間(すきま)ができると、前後や上下の歯が動いたり伸びたりして歯並びが崩れる。あごにかかる力が非対称になり、あごが変形することも。上の前歯が足りない場合は、目立つだけでなく、上の歯列のアーチ(弧)が小さくなるため、受け口になることがある。

 同学会副理事長の山崎要一・鹿児島大教授は「たった1本でも、大人が歯を失うのと違い、成長途中の子どもだからこそ問題は大きい」と説明する。

看取りケアの施設職員らが意見交換- 医師との関係構築などで

NPO法人「全国高齢者ケア協会」は6月18日、「高齢者の尊厳ある看取り」をテーマに研修会を開き、看取りケアを実践している介護施設の職員らが、職員の意識向上や医師との関係構築のノウハウについて意見交換するなどした。

 意見交換では、看取り経験の浅い介護職員が利用者の死に恐怖を感じることについて、特別養護老人ホーム「マザアス東久留米」の小森雅子副施設長が、日ごろから利用者やその家族と関係を深め、看取り時の対応を予習しておくことで、「恐怖があるなりに看取れて、次への自信になる」と述べた。その一方で、利用者らとの関係を深めると、亡くなったときの喪失感が大きいとして、職員や家族、他の利用者を交えた追悼会や、看取りの経過を見直す職員会議を開いていることを説明した。これに対し、特養「みずべの苑」の川崎千鶴子施設長は、施設近隣で葬儀を行うことが多いなどとして、施設での追悼会は開いていないとした。ただ、看取りをうまく行えなかったのではないかと利用者への罪悪感を覚える職員に対しては、「『利用者は自分で亡くなる時間を選んでいる。あなたは選ばれたのだよ』と、周りが協力して励ますことも必要だ」と述べた。

 医師との関係構築については、川崎施設長が「開業医の場合、診療所の仕事もあるので忙しい。気遣いが大事だ」と指摘。具体的には、医師が忙しいときは用件を手短に済ませることや、深夜帯には急変以外で連絡しないと約束することを挙げた。さらに、医師が施設で死亡診断書を書いたときに家族と会わせることも大事だと強調し、「家族から医師に『ありがとう』と言ってもらう。書いてもらうだけでは、医師は『うまく利用されている』と感じてしまう」と注意を促した。小森副施設長は、「医師は、利用者の最期だけ家族と会っても深刻な話をしづらい」と述べ、入所して1週間以内に医師と家族が会う時間をつくっているとした。
 また川崎施設長は、職員が看取りをためらう原因として、「医師が死亡診断書を書いてくれないことがある」と指摘し、なぜ医師が書かないか理由を考える必要性を訴えた。特に、医師が利用者の普段の状態をあまり把握していない場合は、いきなり死亡診断書を書かせるのではなく、日ごろからさまざまな事例について対処法を聞くなど、医師と積極的にかかわっておくことが重要だとした。

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