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食事習慣や歯磨きの見直し必要 飲食物の酸で歯が溶ける「酸蝕歯

酸の強い飲食物を口にすると、口の中は酸性になる。通常は唾液の働きで中性に戻り、唾液に含まれるカルシウムなどで歯のエナメル質を修復(再石灰化)してバランスが保たれている。しかし、ワインなど酸性の飲み物をチビチビと長時間にわたって飲むと、歯が酸にさらされる時間が長くなり、酸蝕歯のリスクが高くなる。食べ方、飲み方が問題になってくる。
 飲食物の摂取の仕方が適切でないと、酸によって歯が溶け、さらに歯を食いしばるなどの悪い癖が、歯を磨耗させてしまう。
                産経新聞 2011.11.15

歯磨きの水が染みる! 冷たい水が染みるのは、知覚過敏かもしれません。

歯磨き後のすすぎで、冬の水道水が染みる。これは知覚過敏の可能性がある。知覚過敏とは何らかの理由で歯のエナメル質が磨耗し、中の象牙質が露出することで冷たい水などの刺激を感じる症状です。理由はいくつかあり、虫歯によるもの、ブラッシング時の力が強いなど間違った歯磨きによるもの、歯ぎしりなどでかみ合わせのバランスが崩れている。
 歯周病や加齢で歯茎が後退している、などです。知覚過敏は放置していては治りません。むしろ少しずつ進行するので、気づいたらすぐに歯科医のチェックを受けてください。
                クロワッサン 12.3月

エコチル調査 高知・宿毛市など7市町村でも 妊婦6000人目標に募集

エコチル調査:宿毛市など7市町村でも 妊婦6000人目標に募集 /高知

 環境省が全国15カ所で進めている「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)について、県内拠点のエコチル高知ユニットセンター(UC)は12日、宿毛市など4市2町1村を新たに調査地区に加え、調査に協力してもらう妊婦を1000人増やし6000人とすると発表した。

 胎児期から小児期にかけて、化学物質が体にどのような影響を及ぼすかを調べる調査で昨年1月にスタート。全国10万人規模で妊婦の参加者を募り、子どもが13歳になるまで血液や尿などを分析することで、アレルギーやぜんそく、自閉症などの疾患と水銀や化学物質、生活習慣との関連を調べている。

 県内では当初、高知市など4市町で5000人を3年間で集める計画だったが、他県で東日本大震災のため目標を達成できない地域が出たため、高知の調査地区と参加者を増やすことになった。

 高知UCによると、3月末時点で調査に同意を得られたのは2088人。達成率は全国1位の41・8%。参加者を6000人に増やしても、残り2年間で集めることは十分可能としている。

 新たに調査地区となる宿毛、土佐清水、香南、香美市と黒潮、大月町、三原村では、10月以降に出産予定の妊婦に協力を求める。問い合わせはエコチル調査コールセンター(0120・53・5252)へ。

内臓や血管に大ダメージ じつは怖い睡眠時無呼吸症候群

就寝中に無呼吸や、呼吸量が低下する低呼吸を繰り返す睡眠時無呼吸症候群。肥満などでのどの一部が狭くなり、軌道が閉じてしまうことで生じる。この病気にかかると、睡眠をしっかり取ることができないため、日中の激しい眠気を引き起こす。しかし、それはこの病気の一つの側面にすぎない。研究でわかったのは、内蔵や血管に大きな負担をかける病気だということ。じつは命にかかわる、重大な病気なのだ。
 百村伸一・自治医科大学付属さいたま医療センター副センター長は、「無呼吸のあいだ肺での酸素の取り込みと二酸化炭素の排出が止まってしまう。そのため、血液中の酸素が不足し、二酸化炭素が増加する。これがさまざまな臓器に悪影響を与える」と警告する。
        週刊ダイヤモンド 11.12.31 12.1.7 新年合併号

救急車の出動、1回4万円です…コストを公表

税金の使われ方を詳しく知ってもらおうと、さいたま市は、救急車の出動1回に要した支出相当額など、各行政サービスのコストについて公表を開始した。

 試行として広報紙の発行、税証明書の交付など106事業の人件費、減価償却費などを含めた総経費を開示している。アンケート結果を踏まえて対象の拡大などを進め、今秋にも本格実施する。税金の使い道を「見える数値」として市民に身近に感じてもらうとともに、職員のコスト意識向上を図るのが狙いで、サービスごとに目的、人件費、事務費などの必要経費、財源なども明示。市ホームページで公開し、各区役所でも閲覧できる。

 2011年度でみると、救急車出動1回当たりのコストは報償費、役務費、備品購入費などを含めて4万2425円。広報紙は印刷物としては1部当たり20円だが、人件費や減価償却費などを含めると45円となった。市民が「納税証明書」を受け取る場合、200円の手数料を支払う必要があるが、多数ある税証明書類の交付では、1枚当たり709円要した計算になる。
読売新聞 4月9日(月)

これでやせる!

1.野菜から食べる
   満腹感を満たすうえに、食物繊維が脂肪分の吸収を抑える
 2.15分以上かける。よくかみ、歯応えのある食材を
   満腹感が満たされ食事量が抑えられる。淡泊な食材でも満足できる
 3.白米より玄米など、白いものより黒いものを
   うどんよりソバ、パンならライ麦パンなどが血糖値上昇が緩やかで食物繊維も多い
 4.朝・昼・夜の配分は逆ピラミッド型、就寝3時間前は食べない
   朝食か昼食メインが理想、食後の活動量の少ない夕食は少なめに
 5.食べるもののカロリーの目安を把握しておく
   ごはん茶碗1杯250kcal、カツ丼900kcalなど意識することから始める
                週刊ダイヤモンド 11.12.31 12.1.7

内臓や血管に大ダメージ じつは怖い睡眠時無呼吸症候群

「食いしばって」生きてませんか?

30代の女性が虫歯などで治療に来てチェックをすると、最近気になるのが「食いしばり」。治療歯の詰め物が削れていたり、歯茎が退縮していたり、程度の差はあれ兆候のある人が本当に多いんです。「食いしばっている」ときの力は、歯科矯正時に歯にかかる力の数十倍に。主な原因は、噛み合わせの悪さとストレス。ストレス発散のための生理的な情動行動のひとつでもいえるでしょう。
 メカニズムは明確ではありませんが、「食いしばり」は今を生きるほとんどの人がしていると言っても過言ではない現代病のひとつ。ただ、無自覚な人が圧倒的に多いのも事実。
 「食いしばり」と同時に「歯ぎしり」の可能性もチェックすべきでしょう。「歯ぎしり」は睡眠中に行い、「食いしばり」は日中、夜間にかかわらず無意識のうちに行っています。日常的に顎が正しい位置にある場合、上の歯の裏の部分に舌が来るので、上下の歯はぶつかり合うことはありません。しかし、顎が歪むと噛み合わせが悪くなったり、歯が割れたり、詰め物が取れたり、と歯だけでも悪影響がたくさん。むしろ、今挙げた症状で治療に来て、原因が「食いしばり」とみつかることもあります。
                 ヴェリー 11.9月

エナメル質を守るための4ヵ条

○だらだらと間食しない・・・ものを食べるたびに口の中は酸性に傾く。口の中が酸性状態にある時間を短くするには”だらだら食べ”は禁物だ。
 ○飲食後、水やお茶を飲む習慣をつけよう・・・いわゆる”アルカリ性食品”といわれるものでも、食後、口の中は必ず酸性に。食事の後は水やお茶を口に含む習慣をつけよう。
 ○かむ回数を増やして唾液の分泌を促進・・・唾液は最良の中和剤。加齢やストレス、薬の服用によって唾液の分泌量が低下することがあるが、かむ回数を増やすことで唾液量は増やせる。ガムをかむのもいいが砂糖を使っていないものを選ぼう。
 ○歯磨き剤はフッ素入り歯ブラシは軟らかめで・・・食後はしっかり水で口をすすいでから歯磨きを。こしのある軟らかめの歯ブラシ、歯磨き剤は低研磨性でエナメル質を強化するフッ素入りを。「歯磨きは、歯を”磨く”のではなく、口の中を優しく”掃除・クリーニング”するものと心得て」
                  日経ヘルス 12.4月

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