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停職無効求め審判申し立て 旭川医大教授「不相当」

旭川医科大(北海道旭川市)の医学部教授が、届け出のない兼業で就業規則違反として停職12カ月の処分を受けたのは不相当だと処分無効や慰謝料などの支払いを求め、旭川地裁に労働審判を申し立てたことが10日、関係者への取材で分かった。

 大学などによると、男性教授は2017年9月から旭川医科大に勤務する一方、届け出ないまま妻が代表取締役を務める営利企業の役員にも就任。製薬会社などに大学から許可を得ていると虚偽の説明をして、講演会の謝礼などをこの営利企業に支払わせていたという。大学は昨年12月27日に停職12カ月の懲戒処分とした。

 関係者によると、教授側は審判で、講演会は大学側の許可を得ていたほか、処分前に注意や指導は一切なく、あまりに処分は不相当だと主張するという。

 大学の代理人弁護士は取材に「教授の主張は不当であり、審判では処分の有効性を主張していく」と全面的に争う姿勢を示している。

 旭川医科大を巡っては、昨年11月に医学部の別の40代男性教授(当時)が医師を派遣した外部の医療機関に報酬を要求し、不正に多額の金銭を受領していたとして懲戒解雇処分となっている。

堀ちえみさん、発語練習で「舌から血が出るんじゃないかと…」

昨年2月に口腔がんで手術を受けたタレントの堀ちえみさん(52)が7日、テレビ朝日系の番組「徹子の部屋」に出演し、手術後初めて、肉声で闘病生活について語った。

 堀さんは冒頭でファンに向け、「大変でしたけど無事戻ってきました」とあいさつ。司会の黒柳徹子さんに「(がんは)ステージ4だったので、生きて戻ってこられないという覚悟もしました」と、当時の心境を明かした。家族の説得で手術に踏み切り、舌の6割以上を切除。太ももから組織を移植したという。

 番組で堀さんは、しゃべる練習の様子を撮った動画を交えながら、「舌から血が出るんじゃないかなと思うぐらい一生懸命しゃべって、発語できるように頑張りました」と振り返った。

免疫力を高める方法

睡眠をしっかり(6時間以上)とり、バランスのよい食事を摂る。
ストレスを避けるかうまく解消し、適度な運動をする・・・。
などを積極的に行うと免疫力UPに繋がります。

ここで、ストレスに注目したいと思います。
強いストレスを受けると免疫物質IgA抗体が低下します。
慢性的なストレスでも体温が下がったり、
腸内環境が悪くなるといったことから、IgA抗体低下が起こります。

適度な運動や入浴、食事をよく噛んで食べるなどに気をつけて
副交感神経が優位になる工夫すると免疫力UPに繋がります。
食事は腸内環境を整えるために、食物繊維や発酵食品を
積極的に摂るよう心がけましょう。

いつでもどこでもすぐできる免疫力UP法の一つとして、深呼吸がオススメです。
深呼吸は、食べるための機能を落とさないためにもとても大切です。
鼻から息を吸い、お口からしっかり吐ききる深呼吸で免疫力を高めて
元気にいっぱい笑う、良い新年をスタートさせましょう!

▼参考:免疫力を高める方法(大塚製薬)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0ohhbp03xhmdceaxsldn

免疫ってなに?

免疫とは私たちのからだを守り、病原体と闘ってくれるものです。

免疫には「自然免疫」「獲得免疫」があります。
からだに病原体が入ってくると、まず自然免疫が病原体を食べます。
その後、残った病原体に対し、獲得免疫のB細胞が抗体(※)を作り、
T細胞が病原体を攻撃します。
T細胞には、指令・攻撃・制御と分かれた細胞があり
それぞれが関係して役割を果たし、病原体をやっつけます。

笑うことで免疫力を高めることに関係する
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、T細胞とは違い指令を必要とせず、
単独で体内をパトロールして、感染した細胞を攻撃します。

高齢者・乳幼児・妊婦・喫煙者は免疫力が低下しやすく、
睡眠不足・偏食・ストレス・不規則な生活も免疫力低下を引き起こします。
そして、適度な運動は免疫力を高めますが、過度の運動は免疫力を下げます。

免疫力が下がると以下のような影響が考えられます。
・感染症にかかりやすくなる。
・アレルギー症状が出ることがある。
・病気が治りにくくなることがある。
・疲れやすくなる。
・重大な病気に関わることがある。

お口の病気、歯周病も感染症です。
免疫力が下がると歯周病も発症・悪化を引き起こします。
さらに、歯周病はお口の中だけにとどまらず
全身疾患を引き起こしてしまうことがあります。
免疫力を高めて、病気になりにくいからだを作りませんか?

※抗体:病原体を追い出そうとする対抗物質

▼参考:免疫力とは何か?(一般社団法人日本健康倶楽部)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0ohgbp03xhmdceaxsooI

咀嚼にともなう脳血流増加の神経メカニズムを解明、高齢者の認知症予防に

 東京都健康長寿医療センター研究所は12月25日、咀嚼によって大脳のマイネルト神経が活性化され、大脳皮質の血流量が著しく増加するという新たなメカニズムを明らかにしたと発表した。これは同センターの堀田晴美研究部長らの研究グループによるもの。成果は脳循環代謝の国際ジャーナル「Journal of Cerebral Blood Flow and Metabolism」に掲載されている。

 咀嚼は、摂食・消化を助けるだけでなく、覚醒作用や認知機能の向上など、脳の働きにも有益な作用があるといわれている。これまで咀嚼中に大脳の血流量が増加することはわかっていたがその仕組みは不明だった。研究グループは、大脳皮質の血流量調節において、大脳のマイネルト神経細胞が関わっていること、さらに歩行するとこの神経細胞が活性化され、脳血流が増えることをこれまでに示してきた。この神経は認知機能に重要で、アルツハイマー型認知症ではこの神経細胞が変性・脱落してしまうことが知られている。これをふまえ、研究グループは「咀嚼は歩行と同様にリズム運動の一つで、咀嚼でもマイネルト神経細胞が活性化されて脳の血流量を増やすのではないか」と予想し、研究を行った。

 はじめに、麻酔ラットで咀嚼を起こす大脳皮質の咀嚼野を電気刺激して、脳の血流量とマイネルト神経細胞の活動との関係を調べた。麻酔ラットの大脳皮質咀嚼野に電極を埋め込み電気刺激を加えると、大脳皮質の前頭葉や頭頂葉で50%近くも血流量が増加した。このとき、マイネルト神経細胞の活動が著しく増加すること、マイネルト神経細胞が活動できなくする処置を施すと、咀嚼野の刺激による脳血流増加反応が小さくなってしてしまうこともわかった。

 この反応は咀嚼筋の収縮によって脳が刺激されたことによるものなのかを調べるため、筋が収縮しなくなる薬を投与してから咀嚼野の刺激をした。すると、筋は動かないにもかかわらず、脳血流は薬の投与前と同じように増加していたことがわかった。

 これらの結果から、大脳皮質咀嚼野がはたらくとき、つまり自分の意志で咀嚼しようとするとき、認知機能に重要なマイネルト神経細胞が活性化し、大脳皮質の広範な領域で血流量が増加すること、しかもこの反応には、咀嚼筋がどのように動くかは関係していないことが新たにわかった。咀嚼をイメージするだけで、実際に咀嚼するのと同じように、脳が活性化されうると考えられる。「この結果は、イメージトレーニングを生かした、高齢者の認知症予防の新しい方法の開発につながると期待される」と、研究グループは述べている。

アシストスーツの発達

筋力を補助し、重いものを簡単に持ち上げられるようになる「アシストスー
ツ」の市場が拡大しています。
 アシストスーツの開発は20年ほど前から進められてきていますが、実用化が
進んだのはここ数年です。重量物を移動させる繰り返し作業や長時間中腰姿勢
を維持する作業を支援するため、物流業界や航空業界、介護現場などで使われ
始めました。例えば、全日本空輸とJALグランドサービスは空港での手荷物
の運搬・積み込み作業に導入しており、いち早くアシストスーツを導入した訪
問介護サービスの運営企業では離職率が低下し、労働環境改善を意識している
企業としてイメージアップにつながったと言われています。
 今年は、アシストスーツが家庭にも入ってくることが予想されており、その
契機となりそうなのが東京理科大学発のベンチャー企業イノフィスが昨年11月
に発売した「マッスルスーツ Every」です。本製品は、背中の部分に内蔵して
いる人工筋肉に手動のポンプで空気を入れ、背負ってベルトを締めて固定する
だけで最大25.5kgfのアシスト力が得られます。一昨年発売した「マッスルスー
ツ Edge」の価格が約50万円なのに対し、「Every」は樹脂一体成型フレームを
採用した他、部品点数を約3割削減して大幅な低価格化を進めることで、10万
円台前半という破格の安さになっています。雪かきや畑仕事、在宅介護など、
女性や高齢者など力に自信のない人が家庭で力作業を必要とする場面は数多く
あり、「Every」はまさにその要求に対応していると言えます。

 人間の能力を拡張する技術は「筋力」にとどまりません。ベンチャー企業の
オトングラスが開発した「OTON GLASS」は、視覚障がいによって文字を読むこ
とが困難な方のためのメガネ型の機器で、読みたい文字のほうを向いてボタン
を押すとカメラが文字を撮影し、音声として読み上げてくれます。慶應大学大
学院の研究チームが開発した「ロボットしっぽ」は老化が進んで平衡感覚が弱
まった人のバランス力を回復してくれます。超高齢社会の日本では、このよう
な人に優しい革新的な研究に対する期待が高まります。

電動車いす普及支援を検討

経済産業省からの提言です。高齢者向けの安全な移動手段として
電動自転車や電動車いすの普及を促すために、政府が支援すべきだしています。
電動車いすは「運転免許証が不要」「歩行者扱いになる」のですが、ご存じでしたか?
このような情報を周知すべきとして、自動車の運転免許証を返納した高齢者に
電動車いす購入支援や、自治体が高齢者向けに貸し出す場合を想定した補助金制度などを
検討しています。

フレイルの認知度は2割弱!意味を正しく理解している人フレイルの認知度は2割弱!意味を正しく理解している人は1割!は1割!

2019年6月、不二製油グループ本社株式会社は、全国の50代~70代男女600名に「食をはじめとする生活実態とフレイルに関する調査」をインターネットで実施した。

 フレイルの認知度に関しては、「言葉も意味も知っている」人は6.8%、「言葉は知っているが意味は知らない」人は11.2%、「知らない」人は82.0%という結果になった。

 一方、フレイルを“虚弱状態”と正しく認識できている人は12.7%で、その中では70代男性が最も多く、50代男性に比べて2.1倍の認識を持っていることがわかった。

 2020年4月「日本人の食事摂取基準」にフレイル予防が追加されるなか、フレイルの認知がまだまだ広がっていない実態が浮き彫りになった。

(歯科通信より)

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