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デンタルミーティングin北海道

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 9月6日(金)午後4時30分より「札幌パークホテル」において、鈴木直道 北海道知事をはじめ多数の衆参国会議員・道議会議員、また日歯・道歯連盟関係者が一堂に会し「デンタルミーティングin北海道」が開催された。

 藤田一雄 会長からの主催者挨拶に続き、鈴木直道北海道知事ならびに山田 宏 参議院議員からの来賓挨拶があり、続いて高橋英登 日本歯科医師連盟会長による講演が行われた。

 また、道歯連盟から歯科口腔保健を充実すべく要望事項として「オーラルフレイルの社会的認知度の向上」・「糖尿病と歯周病の重症化予防のための医科歯科連携」・「切れ目のない歯科健診体制の構築」・「歯科衛生士および歯科技工士の人材確保」・「スポーツ大会への歯科の参画に対する支援」などを提示している。出席議員らと共に政策懇談が熱く交わされ、盛会裏に終了した。

「応招義務」解釈通知を近く発出へ

厚生労働省医政局は近く、医師法の応招義務に関する解釈などを明確にした局長通知を各都道府県に発出する。

 医師の診療義務の特殊性を踏まえた上で、医療機関や医師、歯科医師が診療しないことが正当化されるか否かを判断する要素としては、患者への「緊急対応の必要性の有無」と「患者の受診時間」が重要とし、緊急対応が必要な場合と不要な場合でそれぞれ応招義務などの解釈を示していく予定だ。

 さらに患者の迷惑行為や医療費の不払いなどの個別事例についての解釈も整理する見通し。

(メディファクス より)

平成30年衛生行政報告例(就業医療関係)

(1)就業歯科衛生士・歯科技工士及び歯科技工所数の年次推移
 平成30年末現在の就業歯科衛生士は132,635人で、前回(平成28年)に比べ8,804 人(7.1%)増加している。
 就業歯科技工士は 34,468 人で、前回に比べ172人(0.5%)減少している。
 歯科技工所は 21,004 か所で、前回に比べ98 か所(0.5%)増加している。

(2)就業場所別にみた就業歯科衛生士・歯科技工士
 就業場所別にみると、歯科衛生士は「診療所」が120,068 人(構成割合 90.5%)と最も多く、歯科技工士は「歯科技工所」が25,056 人(72.7%)と最も多くなっている。

(3)年齢階級別にみた就業歯科衛生士・歯科技工士
 年齢階級別にみると、歯科衛生士は「25~29歳」から「45~49歳」にかけておおむね均等に分布している。
 歯科技工士は「55~59歳」が4,977 人(14.4%)と最も多くなっている。

(厚生労働省 より)

死因1位は「悪性新生物」 

日歯は平成30年度日歯福祉共済保険制度加入会員の死因調査(協力:日本大学松戸歯学部歯科外科学系歯科麻酔学講座)の結果を公表した。

 死因のうち最も多かったのは「悪性新生物」32.6%(228人)で、次いで「呼吸器疾患」22.9%(160人)、「心臓疾患」15.1%(106人)と続いた。

 また、死亡した700人の平均年齢は79.8歳で、最高年齢は107歳、最低年齢は35歳だった。

(日歯メールマガジン より)

看護現場、仮想現実で体験 旭川大、離職防ぐ狙い

北海道の旭川大が、全国でも珍しい仮想現実(VR)技術を使った看護師教育に取り組んでいる。学内の実習では模擬患者や人形を相手にすることが多く、病院実習も期間に限りがある。VRで体験を重ね、就職後の想像と現実のギャップを埋めて離職を防ごうとする取り組みだ。

 同大保健福祉学部の宮崎剛司(みやざき・たかし)助教(40)(情報通信技術教育)が本年度から導入した。日本看護協会(東京)によると、2013~17年度の新卒看護職員の離職率は7%超。宮崎助教は背景に就職後のギャップがあるとして研究を進めてきた。

 VRでは手術室や病棟、集中治療室(ICU)などをそれぞれ想定。ゴーグル型の「ヘッドマウントディスプレー」を装着すると、VR上で自身が動くことはできないが、好きな方向を360度見渡すことができる。

 新人看護師の視点を想定した映像では、ベッドに横たわる患者の表情や処置にあたる別のベテラン看護師の様子を観察できる。「映像を通じ、自分が何をすべきか考えさせたい」と宮崎助教。隣のベッドから「痛いよー」と子どもの声が聞こえるなど臨場感を持たせている。

 患者視点の映像では、手術後に看護師に脈拍を測定されたり、聴診されたりする様子を体験できる。3年の山内優佳(やまうち・ゆうか)さん(20)は「チューブやカテーテルがつながれ、手術後の患者の不安な気持ちが分かった」と話す。

 現在は学生15人ほどが活用。宮崎助教はVR内で自身が動き、医療機器をコントローラーで操作できるような教材の開発も進めている。「患者の痛みやつらさを知ってこそ配慮ができる。VRを活用して一方通行にならない医療人を育てたい」と力を込めた。

のどに詰まる?!

食べ物がのどに詰まる感じを経験したことはありませんか?
のどに詰まる感じがするといっても、原因はさまざまです。
ウイルスや細菌などの感染、アレルギーによる炎症で
のど腫れている場合もありますが、
ストレスでも、のどに異物があるように感じることがあります。

炎症を起こしている場合は治療を受けることが大切ですし、
アレルギーが原因の場合は、原因になるものは避けるようにします。
免疫力が低下すると感染をしやすくなりますので、
日頃から免疫力が落ちないよう、食生活や生活習慣と整えることも大切ですよね。

ストレスが原因の場合は、できるだけリラックスできる時間を持ったり、
質のいい睡眠を心がけるなどして、心身のバランスを図るようにしましょう。

また、のどもお口同様、加齢とともに筋力が低下します。
のどの力が落ちると、お口から食道に一気にお食事を送ることが難しくなり、
食べ物がのどに詰まったり、窒息などに繋がる場合もあります。

のどの機能低下により、食べ物が詰まりやすくなっている場合は、
窒息事故に繋がる恐れもありますので、
一口量が多くならないように気をつけて、
しっかりと噛むようにしましょう。

のどに詰まりやすい食材などは調理方法を工夫して、
お食事の最中はお茶などの水分を摂りながら、
ゆっくりとお食事をするようにしましょう。

▼参考:症状・疾患ナビ/タケダ健康サイト のどのつかえ感の原因 
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/i06n91t0lvwncr6cvnlQu

「地域の実情理解していない」戸惑う道内医療関係者 再編促す病院名公表

厚生労働省が診療実績などから再編・統合の必要性があるとした道内の公的病院は54施設に上り、都道府県別で最多となった。名前を公表された道内の医療機関の関係者らから、「分析の根拠が不明」「地域医療の実情を理解していない」などと戸惑う声が上がった。

 道北の病院事務長は「高齢化によるニーズを踏まえ、病床割合の検討は必要だと感じているが、事前に説明はなく順番が違う」と憤った。

 今回の公表基準では、広大な道内の医療事情など地域性はほとんど考慮されていない。周産期や小児、がんなど9項目すべてで「診療実績が特に少ない」とされた、道東にある町立病院の事務長は「何をもって実績が少ないというのか、どう調査したのか、よく分からない。ずっと地域医療の核になってきたのに」と漏らした。国立病院機構函館病院(函館市)も「具体的にどんなデータに基づいて分析したのか分からず、コメントしようがない」と戸惑う。

食べられなくなって初めてわかること

ある方が「最近、階段を駆け下りられなくなった」と言っていました。
若いときは難なくできていたのに、
気が付くとできなくなっていることがあります。
お口にも同じことが起こっています。
少しずつ筋肉などが衰え、思うように動かなくなってしまいます。
歩けなくなることももちろん大変なことですが、
食べられなくなると、からだが大きくダメージを受けることになります。

お口の機能が低下して、しっかり噛むことが難しくなると、
食事は柔らかく調理されたものが主流になってきます。
すると、食べられるものにも偏りが起こり、栄養バランスが崩れます。
食事に含まれる栄養素は、骨や血や肉・血管・粘膜などを作り、
からだの機能を維持します。そして、脳が働くエネルギーにもなります。
これらの栄養素、タンパク質・糖質・脂質・ビタミンなどの多くは食事で補い、
一部のアミノ酸やミネラルなどは体内で合成されないため、
食事から摂ることが必須になります。

今は何の問題もなく美味しく楽しく、食べたり飲んだりしている
元気なお口も、加齢とともに確実に衰えていきます。
今のお食事をそのままの状態で食べられるということは、
いつまでもできることではないのかもしれません。

当たり前のお食事が食べられなくなるということは、
恐らく想像以上に辛いことだと思います。
自分のお口は自分でしっかりと守ることが大切です。
自分の健康を守ってくれている門番「お口」。
もっと興味を持ってみませんか?

▼参考:日本老年歯科医学界 「口腔機能低下症」を診断しましょう
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/i06n81t0lvwncr6cvnvyt

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