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TPP慎重派が戦線拡大 「医療劣化につがなる」 民主

環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題をめぐって、民主党有志らによ
る「TPPを慎重に考える会」(会長・山田正彦前農林水産相)が10月12日、
日本医師会の中川俊男副会長らを講師に招いて勉強会を開いた。
農業分野以外の問題点を指摘して、慎重論を広げるのが目的。
中川氏はその中で、TPPへの参加を「医療開国の危機」と訴えた。
外資系企業が日本の医療に参入すれば高額の自由診療を行い、国は
診療報酬を引き上げなくなるために、地方の病院などが立ち行かなくな
ると述べた。日本歯科医師会の宮村一弘副会長も「極めてリアルな懸念
だ」と同調した。
民主党の鳩山由紀夫元首相や国民新党の亀井静香代表らも出席し、
山田氏は終了後、記者団に慎重派の署名が190人に上ったことを明らか
にして、野田佳彦首相への直談判について「そのタイミングを考えたい」
と語った。

口内の異常、8割未治療

歯や口内に異常を感じていながら、治療を受けていない人が8割を超えることが、日本歯科医師会のインターネット調査で分かった。今年7月、全国の20~70代の男女計1万4千人に聞いた。

 全体の55%が「歯や口の中に異常を感じている」と回答したが、このうち現在治療中の人はわずか16%。治療を中断している人も含め、84%が未治療だった。

 これまでに歯科治療を経験したことのある人は1万3603人おり、このうち75%は歯科医師や歯科医院に「満足」と答えた。その理由(複数回答)の上位は「治療の丁寧さや技術力」45%、「スタッフの対応の良さ」42%。一方、「不満」と答えた人の50%は「治療が雑」を理由に挙げた。

のどの渇きを我慢しない=當瀬規嗣 真健康論 第10回

 「のどが渇く」とは、水を飲みたい気持ちを表現しています。つまり、体が水分不足になっているサインです。ところで、実際にのどの渇きを感じているときに、鏡でのどの奥をのぞいてください。のどの粘膜はみずみずしくぬれていて、決して乾燥などしていません。もちろん、乾いた空気や話しすぎなどで、のどの粘膜が乾燥することはありますが、その時はまさにのどが乾燥して張り付くような感覚になり、水を飲みたいという欲求は出ないはずです。

 のどの渇きを感じる仕組みはのどではなく、脳の一部である視床下部の中にあり、渇(かつ)中枢と呼びます。渇中枢は、血液の濃さを監視していて、血液が正常より濃くなると、水分不足と判定して、のどの渇きを作り出します。それで人は水を飲むので、血液は水分で薄められて、元に戻るのです。

 というわけで、通常は、のどの渇きに従って水分を補給すれば、水分不足にならないはずです。ところが、現代人は、のどの渇きに一定程度慣れてしまった傾向があるようです。それは、例えば仕事中は多少のどの渇きを覚えても我慢して仕事を続ける、お風呂に入って渇きを感じても風呂から上がるまで水は飲まないなど、我慢する場面が意外と多いということです。

 のどの渇きを我慢すると、水分不足を解消するために、渇中枢によりバゾプレッシンというホルモンが出て、腎臓でおしっこから水分を回収し始めます。その結果、色の濃いおしっこが出るよう

になるのです。もし、おしっこの色がいつもより濃いと気付いたら、体が水分不足になっている可能性があります。ですから、こまめな水分補給が現代人に必要だと思われます。

 ところで、お風呂上がりに「のどが渇いた!」といってビールを飲み始める人が、たくさんいますね。でも、気をつけてください。ビールの冷たさや炭酸の泡がのどの粘膜を刺激して渇きを癒やしますが、水分補給としては極めて効率が悪いのです。なぜなら、ビールやお酒のアルコールはバゾプレッシンの分泌を抑え、おしっこの量を増やすので、飲んだ以上の水分を失う可能性があります。お風呂上がりにビールを飲んだら、眠る前に必ず真水を飲んで水分を補給してください。(とうせ・のりつぐ=札幌医科大教授)
毎日新聞社 10月23日(日) 配信

失われた歯槽骨再生に負担少ない骨再生治療

歯を失ったり、歯周病の進行で萎縮した歯槽骨に人工歯根を埋入するインプラント治療を希望する人が増えているが、残った歯槽骨が少ないために断念したり、全身麻酔で腰の骨を移植するなど患者への負担も大きい。骨再生治療は、自身の骨髄液から採取した細胞を増やし、人口の骨補填剤と混ぜて歯肉の中に留置する方法で、実施後4~6ヶ月で骨が再生する。
            週刊ポスト 11.7.1

地域包括ケアで体系整備 医療と介護の連携強化 報酬改定の合同会議

診療報酬と介護報酬が2012年度に同時改定となることを受け、中央社会保険医療協議会(中医協)と社会保障審議会介護給付費分科会の代表者が21日、合同会議を開いた。在宅での医療、介護サービスを連携して提供する「地域包括ケアシステム」(12年度導入予定)の円滑な実施に向けて両報酬の体系を整備することで合意した。 

噛むことは何よりの薬!? ”良い子を育てたかったら・・・”

幼い頃、食事の際の親から「よく噛んで食べなさい」といわれた経験が誰にでもあるだろう。江戸時代の儒学者、貝原益軒が「人は歯をもって命とする」と唱えたように、人が健康に生きていく根本は昔も今も変わらない。だが、柔らかいものがおいしいとされがちな今、益軒先生の時代とは比べようがないほど1回の食事にかける咀嚼回数は激減している。良い子を育てたかったらしっかり噛んで食べさせること。噛むことの基本は、口に入れた食べ物を歯と舌で噛み砕き、唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすくして消化を助けること。だが、それ以上に肝心なのは噛むことで脳を刺激し、活性化させることだ。
            夕刊フジ 2011.8.18

こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯みがき指導
 日時 10月24日(月)、午後1時から、午後2時30分から
 場所 健康相談室(第二庁舎3階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 各回6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

かかりつけ歯科医の満足度「79.3点」

 虫歯や歯周病の治療、歯のクリーニング、歯列矯正など、われわれは子どものころからさまざまな機会を通じて歯科医のお世話になってきた。何でも相談できる”かかりつけ医”を持つ人も多いようだ。歯の健康は、カラダ全体の健康にも大きく関わってくる。そうした意味でも、歯科医師と上手に付き合っていくことが大事といえるだろう。
            夕刊フジ 2011.8.12

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