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旭川医科大学病院 HIV/AIDSブロック拠点病院HIV研修会

 「出血傾向患者の口腔ケア」
   -口腔ケアにおけるスタンダードプリコーションの実践をめざしてー
 日時   平成24年2月18日(土) 午後15:00から17:00まで
 場所   旭川グランドホテル 2階 北辰の間
 対象   歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手、学生等
 受講料  無料 参加希望者の事前申込み不要です
 問合せ先 ℡0166-69-3007
講演内容
    座長 旭川医科大学歯科口腔外科学講座 竹川 政範先生
 講演1 出血傾向と口腔疾患
           旭川医科大学歯科口腔外科 岡田 益彦先生
 講演2 出血傾向患者の口腔ケア
           旭川医科大学歯科口腔外科 小神 順也先生
 デモンストレーション 口腔ケア時の感染防御(旭川医科大学歯科口腔外科スタッフ)

放射線治療

放射線治療は、単独でも外科手術との組み合わせであっても口腔・咽頭がんの術後の結果をすばらしく改善させる。しかし、放射線治療は、続いて起こる唾液分泌減退によりQOLに著しい影響を及ぼし、防御率を向上するために化学療法が追加されると、さらなる負の影響を与える。これに伴って起こる粘膜炎は、口腔健康、口腔衛生、適切な栄養摂取の維持を困難にし、感染症併発や痛みをさらに拡大させてしまう。加えて、病変の発生は疾患を引き起こす口腔内微生物叢を増加させる傾向にある。
 この日和見性の異常増殖は口腔内の状況悪化を示しており、特にカンジダ、そして通常は正常細菌叢と宿主の応答反応により対処される外部の細菌がコロニー形成を引き起こす。
 酵母と嫌気性微生物は、癌患者のバイオフィルムにおいて異常増殖することが多く、そのため患者の状態に適合する緊急の抗感染対策立案が必要になる。同時に、それは減少した唾液量の回復と口腔の快適感向上にも寄与するものでなければならない。このことは、放射線治療に多く併発する粘膜炎が発生した際に特に重要である。

「歯科口腔保健の推進に関する法律」成立記念シンポジウム 富野 晃会長 パネリストとして出席

来たる平成24年2月11日(土)午後2時より東京国際フォーラムにおい
て、日本歯科医師会主催の標記シンポジウムが開催される。「歯科
口腔保健の推進に関する法律」の基本理念や意義について参加者に
分かりやすく説明するとともに、歯・口腔の健康や大切な機能につ
いてともに考える内容となっている。全国で2番目に歯科口腔に係
る条例が制定された自治体の歯科医師会長として、富野会長が地元
での取り組みなどについて述べる。

来賓:厚生労働大臣(予定)
対談:料理研究家 辰巳 芳子氏、大久保 満男日本歯科医師会長

その他のパネリスト
新潟県知事 泉田 裕彦氏
厚生労働省医政局歯科口腔保健推進室長 小椋 正之氏 他

がん患者の口内ケア 広島大

広島大病院(広島市南区)は平成24年1月から、がん患者たちの口
腔内のケアを支援する「連携口腔ケアサポートチーム」を発足させ
た。口腔内の感染症を予防し、患者の生活の質を高めるのが狙い。
がん患者は抗がん剤や放射線治療などで免疫力が落ち、口腔内の細
菌が繁殖しやすい。むし歯や口内炎を発症したり、肺炎などの合併
症を起こしたりする可能性が高いため、歯石や細菌を除去するケア
が重要となる。同病院はこれまで入院患者を対象に、手術前後にケ
アをしてきた。術後、口腔内の痛みで食事ができず、より免疫力が
落ちる事態を防ぐためだったが、退院後までケアが行き届かない課
題があった。新チームは、医師と歯科医師、歯科衛生士、看護師た
ち約10人でつくる。病院内の医科・歯科の連携強化に加え、地域の
歯科医師とのつながりを深め、継続的なケアができる態勢づくりを
進める。中心メンバーとなる同病院口腔総合診療科の西裕美助教
(38)は「口の中への関心を患者さんに持ってもらい、良い状態を
保てるようにしたい」と話している。

いつまでも口から食べようシンポジウム 脳の老化とその予防

 11月8日(火)、札幌共済ホールにおいて「いつまでも口から食べようシンポジウム 脳の老化とその予防」が開催されました。今回のシンポジウムでは、脳科学者の澤口俊之氏を招き、かみ合わせと脳機能の関係や、若返る脳の使い方などについて講演が行われました。また、「高齢者の歯のコンクール」の表彰式や、口腔機能を高めるための「健口体操」も実施。集まった約650名の参加者は、脳の老化への理解を深めようと熱心に耳を傾けていました。
 

歯科本体 +1.7%

政府は12月21日(水)、平成24年度診療報酬改定率を発表し、歯科本体は前回の2.09%からは下がったものの、厳しい経済環境や保険財政の中で1.70%のプラス改定で決着した。歯科診療報酬が引き上げられるのは3回連続。本体改定率は、薬価改定率▲1.26%(薬価ベース▲6.00%)と材料改定率▲0.12%、計1.375%の引き下げで財源を捻出し、1.379%引き上げられた。
 医科は1.55%、調剤は0.46%のプラス改定であった。全体(ネット)では0.004%のプラスで、10年ぶりのプラス改定となった前回の0.19%か2回連続でのプラス改定となった。年明けからは、中医協の場で具体的な点数配分の議論が始まる。
                日歯広報 12月25日

スポーツ基本法成立後の主な動き

7月 スポーツ指導者研修等の講習テキスト等に歯科の内容を入れ、スポーツ歯科医学の普及、啓発への尽力を図る
8月 スポーツ基本法施行
     文科相に平成24年度制度・予算に関する要望書提出。中
央教育審議会スポーツ・青少年分科会委員として、スポーツ
歯科医学に携わる委員の追加を求める
11月 日本体育協会にスポーツデンティスト(仮称)資格認定講習
会の協同実施を提案
                日歯広報 2012.1.5

インフル患者報告が前週から倍増- 5-9歳は約4倍に

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インフルエンザ定点医療機関(全国約5000か所)当たりの患者報告数が、9-15日の週は7.33人で、前週(3.76人)から倍増したことが20日、国立感染症研究所感染症情報センターのまとめで分かった。この値を基に同センターが推計した定点以外を含む全医療機関の受診患者数は約40万人。特に、最も多い5-9歳の患者数は約8万人で、前週(約2万人)から約4倍に急増している。

 推計患者数を年齢層別に見ると、5-9歳が20%を占めたほか、0-4歳も15%に上った。以下は、前週最も多かった30歳代が12.5%、10-14歳、20歳代、40歳代がそれぞれ10%などだった。

 都道府県別では岐阜の23.82人が最多で、以下は愛知(22.63人)、三重(21.92人)、高知(19.52人)、福井(16.38人)などの順。全都道府県で前週を上回った=グラフ=。

 警報レベルを超える保健所地域は18か所(8府県)で、前週から4か所増加。注意報レベルのみ超える地域は112か所(29道府県)で、3倍近くに増えた。

 2011年12月5日―12年1月8日の5週間に検出されたインフルエンザウイルスは、A香港型が92.1%で、B型が7.3%。インフルエンザ2009の検出も0.6%あった。

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