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日本顎咬合学会 公開フォーラム、歯科医師ら1100人参加

NPO法人の日本顎咬合(がくこうごう)学会主催の公開フォーラムが10日、千代田区の東京国際フォーラムで開かれた。「命の入り口 心の出口~健口長寿~ライフステージに応じた口腔(こうくう)機能の回復で幸せな人生を」をテーマに一般を含め、歯科医師ら約1100人が参加した。

 公開フォーラムは、乳幼児からお年寄りまで、元気で明るい生活を送る上で口腔ケアの大切さを強調。日本歯科大学の小林義典教授らがディスカッションなどを通じ、口全体を使ったかみ合わせの「咬合」と、食べ物をかみ砕き味わう「咀嚼(そしゃく)」が脳の機能と深くかかわるなど「お口の健康」を分かりやすく説明した。同学会は歯科医師だけでなく、歯科技工士、歯科衛生士の技能向上などを目指し、独自の認定制度をスタート。公開フォーラムは研修会を兼ねており、熱心にメモをとる姿が見られた。
毎日新聞社 6月12日(火)