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アナタの息を大丈夫? 水ゆすぎだけでも意外と効果あり

 ふと、自分の口臭が気になったことはないだろうか。実は気にしている人ほど口臭が発現していないことが多く、逆に口臭を放っている人ほど自覚していないことの方が多いという。口臭といえば「おじいちゃん、お口臭~い」という入れ歯洗浄剤のCMを思い出す。最近では歯の健康管理やマナー意識が向上し、会社でも昼食後に歯磨きをしたり、洗口液を使ったり、ガムやサプリメントなどの口臭ケアグッズを常用する人も多い。口臭の原因には胃などの内臓疾患もあるが、一般的には歯や口腔内に問題があることが多く、歯科医師に聞くと「口臭ケアグッズも一つの方法ですが、まずは口臭の根本的な原因となる歯周病菌や食べかすの温床となる虫歯などの適切な処置が大切。そのうえで口臭ケアグッズを使ったり、歯医者で定期的にクリーニングを受けるのがより口臭予防には有効」とのこと。
 また、口臭が気になり始めたときの口の中の状態は、唾液の循環バランスが影響しており、酸性かアルカリ性のどちらかに傾いている。酸性に傾くと虫歯に、アルカリ性に傾くと歯周病になりやすくなる。ゆえに唾液の循環を正常に戻し、口腔環境を中性にすることで口臭は抑えられる。その一番簡単な方法を「水で口をゆすぐだけでもいい」という。「本当?」と思うだろうが、最も身近でリーズナブル、試してみても損はない。

子育て相談(予約制)

 内 容   身体測定、育児・栄養・歯科相談(当日の朝、必ず体温を測ってきてください)
 日時・場所 ①6月 2日(火)=東地区体育センター(豊岡2の5)
       ②6月 9日(火)=第二庁舎3階
       ③6月22日(月)=永山公民館(永山3の19)
       ④6月29日(月)=神楽岡地区センター(神楽岡12の2)
 受付時間  ①④午前9時30分~11時 ②午前9時~11時 ③午前9時40分~11時
 対象    0歳~就学前の子
 申込    5月20日(水)から子育て相談課
 電話    26-2395

心臓マッサージだけで回復裏付け 人工呼吸なくてもOK

人工呼吸をせず、心臓マッサージ(胸骨圧迫)だけを行う心肺蘇生法の普及が、心停止した人の社会復帰数の増加に大きく貢献しているという調査結果を、京都大環境安全保健機構の石見拓教授や川村孝教授のグループが11日に発表した。日本は胸骨圧迫だけの蘇生法を学会レベルで唯一推奨している国で、その正しさを裏付けたという。
 心肺蘇生の在り方をめぐっては、人工呼吸と胸骨圧迫を併用した方法が長年標準とされてきた。一方、胸骨圧迫だけでも救命率は変わらないとする研究報告があり、日本では近年、市民による心肺蘇生の実施率の向上を目指し、人工呼吸を省く方法が多く取り入れられている。
 グループは、2005年から12年までに国内で心停止によって救急搬送された患者約81万6千人について、市民による蘇生の有無や種別、社会復帰の状況などを調べた。胸骨圧迫だけの蘇生を受けた人の割合は05年の17・4%から12年には39・3%に増加。胸骨圧迫だけで社会復帰できた人も、人口1千万人当たりの換算で05年の0・6人から28・3人に増えていた。
 石見教授は「胸骨圧迫だけの蘇生は、人工呼吸を伴う場合に比べて簡単。多くの人を対象にした講習が実施しやすく、蘇生の普及に有効だ」と説明。その上で「人工呼吸は子どもの心停止に有効とのデータもあり、学校の先生らにはオプションの講習として実施するのが望ましい」と話している。

『平成27年度 第1回 緩和ケア研修会 in 旭川赤十字病院』

<日 時> 平成 27年 7月 2日 (木) 18時00分 ~ 19時00分

<会 場> 旭川赤十字病院 講堂 (外来棟 2階)

<対 象> 旭川市および近郊の医療機関職員(参加される方の職種は問いません)

<申 込> 会場準備の都合から、6月26日(金)までに参加申し込み用紙(別添PDFファイル内)を
        FAXにてご返信下さい。
        ※当日参加受け付けもいたします。

<テーマ> 

  『 腫瘍内科医が行う緩和治療 』
 
旭川赤十字病院 血液・腫瘍内科部長 幸田 久平  

『第2回 医療安全講習会』開催のご案内

<日 時> 平成 27年 6月 22日 (月)  17時30分 ~ 18時30分

<会 場> 旭川赤十字病院 講堂 (外来棟 2階)

<対 象> 医療機関職員(参加される方の職種は問いません)

<申 込> 会場準備の都合から、6月19日(金)までに地域医療連携室へご連絡下さい。

<テーマ> 

 1.他院の事故から学ぶ医療ガスの安全使用
 
北海道エアーウォーター株式会社 保安技術部 道北担当課長 浮須 一夫   

 2.更新される一般病棟用 人工呼吸器 「 C3 」 説明会
 
                                 旭川赤十字病院 臨床工学課長 陶山 真一   

青森県内初の障害者専門歯科が好評 7月からは診療日を週1日から週2日に

「県立あすなろ療育福祉センター」(青森市石江)に、県内初の障害者専門歯科診療施設が開設されて1年たった。利用者から「専門治療を受けられて助かる」と喜ばれており、さらなるニーズも見込まれるため、センターは7月から、診療日を週1日から週2日に拡大することを決めた。現在は、センター利用者のみの診療となっているが、将来的には一般の障害者の治療も引き受ける方針だ。

 5月26日、水頭症の影響で足が不自由な古木千尋さん(26)=青森市=がセンターで歯科治療を受けていた。母・睦子さん(53)は「以前は一般の医院を受診しても薬だけ塗って『終わり』ということがあった。センターで専門の治療が行われるようになって助かっている」と話した。

 昨年4月に開設されたセンターの歯科診療施設は、毎週火曜日の午前9時から正午まで、県歯科医師会、弘前大、岩手医科大の歯科医師が交代で治療に当たっている。2014年度の患者数は延べ302人、1日の受診者は平均6・4人。センターは、14年度の実績などを踏まえ「2日連続で処置が必要なケースもある」として7月から水曜日の午後も診療することにした。

 県歯科医師会の波多野厚緑理事は「障害者歯科治療は、患者が環境変化に敏感だったり、移動が困難だったりするため、特別な配慮と技術が必要。専門治療施設での治療ニーズは多い。全身麻酔などの機器はそろっているので、今後幅広く診療を行っていきたい」と意欲を語った。センターの村上直弘所長は「センター利用者以外の障害者の人も受診できるように前向きに検討している」と話した。

 現在、センターには、状態が比較的安定した重症心身障害・肢体不自由の14人が入所。リハビリ通所の22人が登録している。

世界最速で老いる大国 福祉政策、追いつかず 「人口減を越えて」「模索するアジア」中国、高齢化深刻

人口超大国・中国で60歳以上の高齢者は2億人を超え、国民の約15%を占める。2世代以上にわたる一人っ子政策や平均寿命の延びで、国連は中国の高齢化が「世界最速」で進むと分析。強引な人口抑制の裏で1人暮らしのお年寄りが急増するなど、難問が噴出しているが対応が追いつかず、高齢者福祉は深刻な課題となっている。

歯科医の未受診、親の貧困影響も 名古屋で講演会

歯科医療での保険給付範囲の拡大などを求めている団体「保険で良い歯科医療を」大阪連絡会代表世話人で歯科医の戸井逸美さんが名古屋市内で講演し、大阪府内の中学校で昨年度実施した歯科治療調査の結果を報告した。学校検診で「受診が必要」と診断されたのに、歯医者で受診しなかった生徒は74%に上り、一部は経済的な事情から受診できなかったと解説した。

 同連絡会は昨年度、小中学校で調査。小学校でも、受診が必要と診断されたのに、未受診は51%あった。養護教諭に聞いたところ、親の貧困や教育能力不足、育児放棄などが個別に未受診の原因として浮かんだ。戸井さんは「健康格差がある」とし、「親の責任に矮小(わいしょう)化しないことが大事だ」と訴えた。医療費助成制度の拡充▽保護者や児童への啓蒙(けいもう)▽学校と行政・地域との連携▽学校から歯科治療につなげる仕組みづくり――などを改善策として提案した。

 講演は「保険でより良い歯科医療を」愛知連絡会の定期総会の一部としてあり、56人が参加。県内の養護教諭や歯科医も現状報告した。

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