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入れ歯の効用 欠かせない人工臓器

抜けた歯をそのままにしておくと、さまざまな弊害が起きます。歯が倒れかみ合わせが悪くなったり、残った歯に負担がかかり歯の寿命を縮めてしまうほかにかめないために柔らかいものばかり食べているとだ液が減少し、むし歯や歯周病、口臭の原因となります。
 また、よく噛むことは、顎を動かすことで脳の血流が増加し、脳を活性化するので認知症の防止に役立ちます。入れ歯は、残った歯を大切にし、健康で楽しい生活を送るために欠かせない人工臓器です。
                   福島民友 2007.7.13

乳首から固形食まで~子ども達の食育を考える

乳首から固形食まで~子ども達の食育を考える
     北海道保健福祉部健康医療局健康推進課 主査 千葉 昌樹先生(管理栄養士)
 子ども達の食育を考えることも重要ですが、子どもを持つ女性の年代のBMIは、25以上の肥満傾向の人が増える一方、やせである18.5未満の母親も多いことが分ります。このことが乳幼児の食育に関わってきます。
 (離乳食でわからないこと)
  食べる適量がわからない        46.4%
  乳汁と離乳食のバランスがわからない  16.3%
  食べさせて良いものがわからない    15.6%
  離乳の進め方がわからない       14.9%
  離乳食のつくりかたがわからない     9.0%
  何時頃食べさせたら良いかわからない   5.8%

「授乳・離乳の支援ガイドについて」

 北海道岩見沢保健所 主任保健師 弓野 寿子先生(保健師)
 「授乳・離乳の支援ガイドについて」は平成17年に実施された乳幼児栄養調査やその他の調査研究結果などの最新の知見及び具体的な取組みの実施状況を踏まえ、厚生労働省で「授乳・離乳の支援ガイド策定に関する研究会」を開催、検討がすすめられ平成19年3月に策定されました。このガイドでは今までの「管理」「指導」という考え方から「育児支援」の視点を重視した内容となっています。また、各機関による指導内容の違いから保護者の混乱を招かないため、保健医療機関の各職種の方が適切な支援のあり方について共有化する基本的事項を提示し、妊娠中から退院後、離乳食の開始以降に至るまで「継続的で一貫した支援」の推進を図ることとしております。
 このガイドについては、産科、小児科医療施設、市町村などに周知を図ったいるところです。
 授乳の支援ポイント
  母乳や育児用ミルクといった乳汁の種類にかかわらず、授乳と通して、健やかな子ど もを育てるという「育児支援」を進めること
 (5つのポイント)
  ①妊娠中から、適切な授乳方法を選択でき、実践できるよう支援する。
  ②母親の状態をしっかり受け止めて、赤ちゃんの状態をよく観察して支援する
  ③授乳のときには、できるだけ静かな環境で、しっかり抱いて、やさしく声をかける   ように支援する
  ④授乳への理解を支援が深まるように、父親や家族、身近な人への情報提供を進める
  ⑤授乳で困ったときに気軽に相談できる場所づくりや授乳期間中でも、外出しやすく、   働きやすい環境と整える
「授乳・離乳の支援ガイド」掲載先 健やか親子21ホームページ
 http://rhino.med.yamanashi.ac.jp/sukoyaka/zyunyuu_rinyuu2.html

第27回北海道学校歯科保健研究大会

日 程 平成19年11月2日(金)13:00~
 会 場 札幌市・北海道歯科医師会館

 テーマ 子どもたちの未来を想い 子どもたちの健康つくりを考える
 講 演 栄養教諭からの提言
      函館短期大学講師 保坂静子 氏
      
      その他、歯・口の健康つくり推進指定校からの事例報告、パネル
      ディスカッションを企画しています。  
※詳しくはこちら http://www.doushikai.net/bukai/contents.view.php?b=188

高齢者医療費の負担増凍結について

高齢者医療費について、新内閣において再任された舛添要一厚生労働相と、谷垣禎一自民党政調会長は9月27日、党本部で会談し、与党プロジェクトチーム(PT)を9月28日に設置し、10月前半に負担増の凍結についての具体案をまとめることで合意した。
高齢者医療費凍結PTは自民党の丹羽雄哉元総務会長、公明党の坂口力副代表らで構成されている。凍結対象のうち、75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度の保険料は、11月中に各自治体の条例で定めることになっている。舛添氏は会談後、記者団に「10月いっぱいには決めないといけない」と述べた。
財源については 政府・与党内では、平成19年度補正予算で対応する方向で検討が進んでいる。

入れ歯 洗浄剤にいれ乾燥防止を

入れ歯は理想的には毎食後に清掃するのがよいが、少なくとも1日1回(例えば就寝前)は入れ歯についた食べかすを清掃しましょう。このとき、通常の歯みがき剤は決して使わないでください。入れ歯の表面をすり減らします。
 入れ歯は、乾燥による変形する恐れがあります。入れ歯をはずしたときは必ず水につけて、乾燥を防ぎます。また、入れ歯の表面や歯の間のみぞに歯石のような沈着物やたばこや茶渋などがつくことがありますが、自分で無理して取ると傷をつけたり変形や破損の危険がありますので歯科医院で相談してきれいにしてもらいましょう。
                   山口新聞 2007.7.11

初期のむし歯

初期のむし歯に対する対応は、歯の汚れを取り除くこと、口の中に糖分が長く停滞しないようにすること、フッ化物を応用すること(フッ化物配合の歯みがき剤の使用、フッ化物による洗口、フッ化物の塗布など)、またキシリトールも再石灰化を促進する。初期のむし歯は自覚症状がないので、かかりつけ歯科医を持ち、定期的な健診や予防処置をうけることが大切です。
                    福島民報 2007.6.18

健康な心と身体はお口から 自己環境づくり 心構えが重要な鍵に

生活習慣病もお口の病気も食育の原点を忘れ利便性を求めた社会環境や生活環境の乱れによる一つの自己環境破壊として注目されている。近年、物の豊かさ、飽食の時代、少子高齢社会を反映し、生活習慣病になった方々や寝たきりの方々が増加しています。国はさまざまな法律や制度改正を行い生活習慣病対策や介護予防対策や来年度から医科において40歳以上の方々を対象に健診(特定健診、特定保健指導)制度が義務化されます。このため相模原市歯科医師会では、介護予防としてのお口の清掃・機能訓練は寝たきり予防に効果、お口の基本健診、お口の健康教室、健口ウォーキングによる健康づくり運動など健康づくりを推進している。
                   神奈川新聞 2007.8.28

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