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抑うつ減らす「アハハ」 笑いヨガ

笑いヨガは95年にインドの医師、マダン・カタリアさんが始め、60ヶ国に広がった。「アロハ笑い」「請求書を見て笑う」「家事をしながら笑う」など代表的なものだけで40種。健康への効果もわかってきた。
 調査の結果、ストレスに関係する唾液中のコルチゾール量や、抑うつ度が下がった。
 笑いヨガのほうが、落語を聞いた時よりもコルチゾールが下がるという。「落語や漫才は内容を理解しないと笑えません。笑いヨガは、心からでなくてもエクササイズとして笑うことができます。」
 作り笑いでも、本当におかしくて笑っても、体への影響は同じという報告もある。笑うと腹筋を使い、血流が良くなる。普通に生活していると笑う機会は少ないが、笑いヨガなら15分ぐらい笑える。
           朝日新聞 2009.11.21

すべてのがん 口腔ケア 術後の合併症を劇的に減らす

「がん治療」と「口の中を清潔に保つ口腔ケア」って、一見、何のつながりもなさそうだが、実は関係大ありだ。「一例挙げると、舌がんや咽頭がん、喉頭がんなど口から喉にかけて頭頚部がんの手術では、傷口が閉じないなどの合併症を劇的に減らせるかどうかは、ひとえに口腔ケアにかかっているのです。」
 口腔ケアの一環として覚えておかねばならないことがある。ひとつは放射線療法を受けた頭頚部のがんの患者は、放射線の当たったところの歯を抜いてはならない。
 もうひとつは骨転移とその痛みを抑える薬=ビスフォスフォネートを服用中の乳がんや前立腺がん、肺がんなどの患者も抜歯してはならない。
           日刊ゲンダイ 2009.11.18

歯の悩み 「虫歯」から「歯周病」に

歯の悩みとして、「歯周病」が「虫歯」に迫っていることがジョンソン・エンド・ジョンソンコンシューマカンパニーが行った調査で分かった。
 調査は、全国の10~50代の男女合計300人を対象に行ったもので、今年で5回目。
 調査結果によると、歯全体の磨き残しが気になると回答した人は76.7%で、磨き残しが気になる箇所は「歯と歯の間」が30.9%でトップ。次いで「奥歯」の25.7%、「歯と歯ぐきの境目」の16.5%だった。磨き残しが気になる人の64.8%は「奥歯」から最初に磨きはじめ、重点的に磨く歯も「奥歯」という結果だった。
           薬事日報 2009.11.20

治療の中断 必ず主治医と相談を

通常、根の治療というものは歯の根の中(根管)の自地覚症状が取れて初めて最終的な根管の詰め物を行い(根充)、その間は根管内の洗浄・消毒や治療薬の交換(根治)を進めていきます。そしてその際ふたをする材料には比較的簡単に除去ができるものを用います(仮封)。
 そのため長期間中断すると問題となるのが、仮封材は長期間もたないことと、根に入れた治療薬が変質し周囲の組織に悪い刺激をあたえ、症状を悪化させ、時には顎骨(がくこつ)に炎症が波及するといった点が気になるところです。
 また歯自体の修復も終わっていないことから歯の破折も心配されます。
 入れ歯やブリッジの型を取った後です。歯の型を取った時点での模型を基に製作するようになりますから、歯が移動してしまうと初めからやり直しになってしまいます。(歯を削ったり型を取り直したり)。
 この場合はその治療に入る前に申し出るようにしてください。せっかく治療を始めたのに、かえって悪くさせるようなことはやめましょう。
           福島民報 2009.11.16

舌の発達 歯並びに影響 母乳を知る

虫歯菌の感染 主に母親から
  生まれたばかりの赤ちゃんは、虫歯の原因となるミュータンス菌には感染していない。乳歯の奥歯が生える1歳7ヶ月から2歳7ヶ月にかけて、主に母親の唾液を通して感染するとされる。
  口移しで食べさせない、共通のはしやスプーン、食器を使わないなどの注意を徹底することで感染を予防できる。
  また、母親の口内の細菌を減らせば、感染の機会を減らせる。キシリトールガムはミュータンス菌の繁殖を抑える効果が知られている。

 赤ちゃんがおっぱいを吸うと乳腺が刺激される。すると、母乳を作り出す複数のホルモンの分泌が促され、母乳がスムーズに出るようになる。これら母乳の分泌にかかわるホルモンは別名「愛情ホルモン」と呼ばれ、母子のきずなを深める役割もあるとされる。
 赤ちゃんは母乳を飲むとき、唇をおっぱいに密着させ、上あごの固い部分と舌でしっかりはさんで圧迫しながらしごき出す。その際、舌をうねらせるように筋肉を動かせる。
 狭い産道から出てきた赤ちゃんのあごは、上下とも舌の力で前に押し出され、きれいなアーチ形に成長する。さらに、舌と唇の間に安定した空間を確保するのにも、舌の筋肉の発達が必要だ。
 フィンランドのトルク大の研究グループは、母乳育児が2ヶ月以下だった子供は、9ヶ月以上の子供より、下あごが後ろに引っ込んだかみあわせ「遠心咬合」となるリスクが4倍高いとの研究結果をまとめた。
           毎日新聞 2009.11.13

旭川地区在宅ケアを育む会第40回 症例検討会開催ご案内

厳寒の候、時下益々ご清祥の段、お慶び申し上げます。
さて、今年も、偶数月にはレクチャー、奇数月には事例検討とグループワークを考えております。今月は奇数月になりますので、事例検討とグループワークを実施します。
事前に疑問点についても受け付けます。また、時間があれば日常業務の中で困って
いる事など、気軽に話し合えるフリータイムも考えています。
皆様お誘い合わせの上ご参加くださいますようお願い申し上げます。

日時:平成22年1月20日(水) 午後7時~8時45分
場所:旭川市障害者福祉センターおぴった2F「会議室1」
旭川市宮前通東  TEL0166-45-0750

<事例紹介>
「認知症の進行が見られるのに認めたがらない
家族への説明と医師との連携の方法」

<障害者>政府が定義見直し 「社会の制約」考慮

政府は、身体障害など「障害者」の定義について、抜本的な見直しに乗り出す。従来は個人の問題として心身の機能に注目する「医学モデル」だったが、社会参加を難しくしている社会の側の問題を重視し、必要な支援を把握する「社会モデル」への転換が狙い。「障がい者制度改革推進本部」(本部長・鳩山由紀夫首相)内に設置され、12日に初会合を開く「推進会議」で議論に入る。

 障害者については、障害者基本法で「身体障害、知的障害、精神障害があるため、日常生活または社会生活に制限を受ける者」と定める。さらに、身体障害者福祉法など障害ごとに福祉法令があり、それに基づき障害者自立支援法や障害者雇用促進法などが運用されてきた。例えば身体障害では、視覚や聴覚、肢体のほか、腎臓や心臓の障害、HIVは対象だが、他の多くの内臓や免疫系などの障害は対象外だ。

 しかし、対象外の人でも社会参加が難しい例は少なくない。見直しでは、障害者は「社会参加に支援やサービスが必要な人」との考え方を基に、一人一人の経済状況や住環境などを踏まえて障害者として認定する定義のあり方を検討する。

 政府が07年に署名した国連障害者権利条約は障害者について、「障害のある人であって、さまざまな障壁との相互作用で、平等に完全に参加するのを妨げられる」状態などととらえる。日本は条約を批准していないが、鳩山首相は昨年12月の改革推進本部設置の際、批准へ向け法整備を急ぐよう指示した。

 見直しは、障害福祉だけでなく雇用や教育など国内法全体に影響する。「推進会議」メンバーで車椅子を使う尾上浩二・DPI日本会議事務局長は「障害を個人の問題でなく、移動や就労など参加を難しくしている社会の制約の面からみる。参加に必要な支援を促すもので、大きな転換となる」と指摘している。【野倉恵】

口腔機能の低下防止から維持管理まで 連携が口腔機能を保全する

 日時:平成22年2月20日(土) 14:00~17:00
 場所:旭川市大雪クリスタルホール
 内容:「口腔機能向上で栄養改善とQOL向上を目指そう」
     藤本 篤士先生
    「口腔機能向上をめぐる介護保険制度の現状と課題」
     秋野 憲一先生
    「口腔機能向上の実際」
     斎藤 美香先生
 対象:高齢者福祉、介護関係者、訪問看護等関係者、訪問歯科関係者、医療福祉関係者
 申込:上川中部地域歯科保険推進協議会事務局
    電話:0166-25-6315
    ファックス:0166-26-7733

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