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歯科医療実習 長崎大生、離島巡り

長崎大歯学部の6年生4人が4~8日、五島市内で歯科医療実習に取り組んでいる。歯学部は09年、同市営歯科診療所を「離島歯科保健医療研究所」に改装。ここを拠点に離島歯科医療の実態調査や実習、研修活動を続けている。こうした取り組みや、離島での医療実習は、全国でも珍しいという。

 5日は特別養護老人ホーム「只狩荘」で実習した。実習生が入所者50人の部屋を訪ね、口内の清浄、歯磨きなど口腔(こうくう)ケアをした。同施設の歯科衛生士、中野美智子さんは「入所者の刺激になり、医療のあり方を見直す機会にもなった」と歓迎した。

 6日は福江島の二次離島、椛島の伊福貴歯科診療所で介助実習をした。同診療所は11年9月から同学部の派遣医が週1回診療し、島民に喜ばれている。実習を引率した井川一成助教は「実習で歯科医療のあり方を福祉の面からも捉えてほしい」と話した。
毎日新聞社 6月8日(金)

旭川地区在宅ケアを育む会  第57回 定例会開催ご案内

日時:平成24年6月20日(水) 午後7時~8時45分
場所:旭川市市民活動交流センター ココデ旭川 1階大ホール
旭川市宮前通り東  TEL0166-74-4151

1部:「無菌調整について」
旭薬みどりがおか薬局  沼野 達行さん
2部:「夕張医療センター在宅訪問実務研修会について」
   調剤薬局ツルハドラック豊岡12条店 橋場 剛さん

地域ケアネット旭川第5回症例検討会

 日時:平成24年6月25日(月)19:00~21:00
 場所:旭川厚生病院別館「講堂」
    (旭川市1条通24丁目111番地 ℡0166-33-7171

1:開会挨拶  地域ケアネット旭川代表 鈴木康之先生
2:症例検討  座長:旭川市医師会理事 地域福祉部部長 橋本和季先生
                        (医療法人旭川神経内科クリニック院長)
        1)「当院における訪問治療 ~厚生病院からの紹介例~」
                      医療法人 今本内科医院 副院長 今本千衣子先生
        2)「在宅ターミナル症例の検討 ~看取りの場所について~」
                      医療法人社団 みどりの里リバータウンクリニック 院長 鈴木康之先生
3:ミニレクチャー
          「悪性リンパ腫の診断と治療」 JA北海道厚生連旭川厚生病院 血液・腫瘍内科 佐藤一也先生

風邪をひくと味がわからなくなるのはなぜ?

答え:風邪をひくことにより嗅覚障害や味覚障害など食べ物の風味に直接関係した障害があげられます。また、
      風邪による食欲低下、発熱による脱水などを原因となる唾液分泌低下、鼻がつまるため口呼吸による
      口の乾燥、舌の炎症なども考えられます。なかでも鼻閉による嗅覚障害は、食べ物の風味を低下させる
      原因になります。また、風邪による体力消耗や治療のための薬剤服用が、味覚に重要な働きをする亜鉛
      を体内から失わせる原因となります。

歯の衛生週間イベント 親子連れら、歯磨き指導 高松市歯科医師会

歯の衛生週間(4~10日)を前に3日、高松市歯科医師会による衛生週間イベントが市歯科救急医療センター(高松市福岡町3)と牟礼老人福祉センター(同市牟礼町牟礼)で開かれた。親子連れら計約2400人が参加し、歯磨き指導などを受けた。

 歯の衛生週間イベントは、虫歯や歯周病などを予防する習慣を身に着けてもらおうと、日本歯科医師会が各地で開いている。同センターでは歯科医や歯科衛生師ら約200人が、来場者にブラッシングのコツなどを指導。歯に関する相談やフッ素の塗布などが行われた。また、歯型を採取する治療用のゴムで取った子どもたちの手型に流し込んだ石こうの手型をプレゼントする企画もあり、人気を呼んでいた。

 歯磨き指導を受けた同市牟礼町牟礼の幼稚園児、多田葵(あおい)ちゃん(3)は「すっきりして、気持ち良かった」と笑顔だった。
毎日新聞社 6月4日

歯周病は放置するとどうなる?

骨が溶け、すべての歯が抜け落ちるまで進行してしまう
  歯周病は、歯周ポケットの深さや骨の溶けている度合いによって、軽度、中等度、重度に分かれますが、治療をせず放置しておくと、歯が抜け落ちるまで進行してしまいます。進行を食い止めるのは、細菌のすみかとなるプラークをコントロールすることが基本。抗生物質の内服による治療や、歯石を取るケアなどを定期的に行うほか、必要であれば歯周病を悪化させる原因となっている虫歯や噛み合わせの治療、さらには溶けてしまった骨を再生させる治療を行うケースも。また、歯周病菌を増やさないための予防としてセルフケアも重要。

虫歯 新潟県内、全国最少12年連続 12歳児、昨年平均0.68本

子どもの虫歯の本数で全国都道府県別で全国最少を続ける本県は11年の調査でも、子ども1人当たりの平均本数が0・68本と全国最少で12年連続トップとなった。文部科学省調査によると、全国平均は1・2本だった。

 調査は永久歯がほぼ生えそろう12歳児を対象に実施。県健康対策課によると、県が統計を始めた80年の虫歯平均本数5・03本に比べ、11年は7分の1以下に減った。新潟は国が全国順位をつけ始めた00年から最少を更新している。

 県では70年に全国で初めて弥彦村立弥彦小学校で歯の質を強くするフッ素液体での週1回のうがいが実施された。その後県内各地の幼稚園や小、中学校などに普及した。虫歯になりやすい子どもに対して学校が医療機関に受診を勧めるといった全国的にも珍しい予防への取り組みもある。

 その結果、治療済みも含めて虫歯ゼロの12歳児の割合は、80年が6・82%だったのに対し、11年は71・2%にまで高まっている。
毎日新聞社 6月6日(水)

食べこぼし減らすには 姿勢正しく 皿は口の近く

高齢になると口や手の機能が衰えて、食事の際の食べこぼしが増えがちだ。食事の姿勢に気を配るなど、周囲が工夫して上手に支えたい。
 まず大事なのは、食事中の姿勢を安定させることだ。いすに座った時に、足裏がかかとまでしっかり床に着くように。足が浮いている場合は、足元に踏み台やすのこなどを置く。また、背もたれやひじ掛けと体の間にクッションを挟んで体を安定させること。正しい姿勢は、誤嚥のリスクを減らすことにもつながる。皿と口の距離も大切だ。もし手で皿を持ち上げられない場合には、皿を置く位置を少し高くしたい。
 口からこぼれてしまうのなら、口腔機能に詳しい歯科医や言語聴覚士に相談するといい。例えば、口にしたものを喉の奥へ送り込む舌の機能が衰えているケースなら、食べ物を舌の奥の方に入れるなどの工夫をするだけで、食べこぼしが減ることもあるという。
               読売新聞 2012.3.2

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