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道新に「インプラント不満 道内も」の記事 インプラント治療によるトラブルの増加の記事掲載

道新8月22日夕刊において治療で相次いでトラブルが指摘されてい
る歯科のインプラント治療について報道された。日本顎顔面イン
プラント学会(東京)による今年5月の調査では、2009~2011年まで
に全国で421件のトラブルが確認され、道歯会では道新より現在ま
での保険業務調査でのトラブル数にて取材を受け、医療管理担当
野尻常務理事はインプラント治療で訴訟に至ったケースは道内で
昨年4件あったと語った。しかし、掲載内容においてトラブルの
原因として挙げている、「北大や道医療大など大学病院でも最近、
他院で受けたインプラントのトラブルが原因で駆け込む例がみら
れるという。北大病院高次口腔医療センターの石川誠診療教授に
よると、10年ほど前までインプラントを体系的に学ぶ大学はほと
んどなく、なかにはメーカー主催の数日間の講習会だけで治療を
始める歯科医もいる。歯科医院の増加も背景にあり、厚労省によ
ると2010年の道内の歯科医院は3020カ所で、20年前より680カ所増
加している。“患者の囲い込みが激化しており、保険診療だけで
は開業の初期投資を回収できない”と言う歯科医もいる」などの
表現に対し道歯として遺憾を表し事情の把握に乗り出した。

トレッドミル 狭心症診断にも利用

トレッドミルというより、ルームランナーとかランニングマシンといった方がお分かりかもしれません。足元の回転するベルトの上に乗って、走ることができる装置です。実は、私たち医療関係では、この機械をトレッドミルと呼んで昔から診断に利用していました。とくに、心臓の血管が挟まることで、心臓の筋肉が酸素不足になった胸痛が起こる「狭心症」という病気の診断に広く利用されています。
                  北海道新聞 2012.8.8

道民健口公開講座で食とスポーツによる健康について語る

8月18日午後1時より開催された第65回北海道歯科学術大会と同時に
開催された道民健口公開講座では、500人を超える多数の道民が訪れ
熱気に包まれた。「食とスポーツで健康を育もう」をテーマに、横田
正司北大病院スポーツ医学診療科医員(日ハムファイターズチームド
クター)、柄澤 紀ファイターズ管理栄養士、石上惠一東京歯科大ス
ポーツ歯学研究室教授(日本オリンピック委員会強化スタッフ・スポ
ーツドクター)の三氏による講演が行われ、全ての講演で“むし歯の
ない咬み合わせのよい歯でバランスのよい食事を摂ると、ケガをし
にくい丈夫な体になり、疲労が早く回復する”と語られた。三氏の
講演後には、金村 暁氏(野球解説者、元ファイターズ選手)と富野会
長によるトークライブも行われ、プロ野球選手の健康管理について
の厳しさも語られ、特に歯の重要性は聴講者には伝わったようだ。

認知症高齢者グループホーム 少人数運営 優先的に選定

札幌市は来年度、市内4区で開業させる認知症高齢者グループホームについて、小人数で質の高いサービスを提案する事業者を優先的に選定する。1ユニット9人が一般的だが、市は6人を推進。利用者それぞれが落ち着いて暮らせる個別のケアの環境づくりに力を入れる目的だ。100社近くが説明会に参加予定で関心の高さがうかがえるが、経営面での課題も残る。
                   北海道新聞 2012.8.2

発達障害 本人初調査へ

自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害者の支援強化に向け、道は本年度、本人や親、市町村などを対象とした本格的な調査に乗り出した。このうち、本人への調査は初めてで、今月中にも実施する。調査結果を踏まえ、乳幼児検診時に早期発見を促す取り組みなど、来年度以降の具体策を検討する。
                   北海道新聞 2012.8.4

平均寿命と平均余命

日本人の平均寿命は戦後劇的に延びています。
戦前は50歳前後だったようですよ。
では、長生きの人の年齢が延びたのでしょうか?
実は違うんですよね。
平均寿命が延びたのは、
赤ちゃんの時に亡くなってしまう子、戦死する人、
結核などの感染症で若くして亡くなってしまう人が減ったからで、
長生きの人の年齢がさらに延びたからというのが主な理由ではありません。
ところで、あなたの平均余命をご存知ですか?
平均余命とは、その年齢の人が、平均、あと何年生きられるか、です。
つまり0歳児の平均余命は平均寿命ですが、
70歳の人の平均余命は(平均寿命)-(70歳)ではありません。
少し古いですが、平成21年の統計では、
平均寿命は 男女の順に  70.29歳、86.44歳。
50歳では、31.51年、37.70年。
90歳では 4.48年、5.71年、つまり平均、94.48歳、95.17歳まで生きるということです。
よく、平均寿命と比較して、
自分はあと、このぐらいだから、と考える方がおられますが、
それはあなたが赤ちゃんなら正しいだけで、
あなたの年齢には合っていません。
御自分の命の長さを考えるなら、
平均余命を元にしていて下さい。
なお、平均余命の統計は厚生労働省のHP
http://mail.os7.biz/l/00B3ZA/rJKKEjDs/
に載っていますよ。

高齢者摂食嚥下障がい者診療協力育成プログラム

 上記プログラムが下記にて開催されました。 
 日時:平成24年6月2日 午後2時より
 会場:十歯会館 会議室
 講師:札歯口腔医療センター 牧野秀樹先生

十歯会では併設の十勝歯科保健センターにおいて、①嚥下障害を見極める事が出来る。②受診した(又は往診先)の摂食嚥下障がい者を、自分が対応可能か判断出来るようになる。③嚥下障害に対する診療の流れを実践出来る。(スクリーニング検査、嚥下障害に対するリハビリテーションが出来る)
この3項目の実践を目標として、3回にわたる育成プログラムをスタート。第1回:基本的評価法Ⅰ(講義、相互実習)第2回:基本的評価法Ⅱ(講義、高齢者対応実習、症例検討会)介護老人保健施設にて 第3回:専門的評価法Ⅰ(講義、事例検討会、VEデモ、グループワーク)介護老人保健施設 
今回は、講義後、嚥下のスクリーニングテストの相互実習を行った。

安易な薬服用に警鐘

 日本うつ病学会は、多様化するうつ病を適切に治療するための医師向けの指針をまとめた。次々に開発されている抗うつ薬の有効性や副作用に関する情報を盛り込み、軽症者の安易な薬物療法に警鐘を鳴らしたのが特徴だ。学会が指針をつくるのは始初めて。厚生労働省の推計によると、国内のうつ病患者は1999年の約24万人から、2008年には70万人を超え急増。年間3万人を超える自殺の主な原因ともされている。同学会は最新の医学的知見を盛り込み、現在の医療体制や現場の実情を考慮した指針が必要と判断した。
                   北海道新聞 2012.8.1

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