記事一覧

平均寿命と平均余命

日本人の平均寿命は戦後劇的に延びています。
戦前は50歳前後だったようですよ。
では、長生きの人の年齢が延びたのでしょうか?
実は違うんですよね。
平均寿命が延びたのは、
赤ちゃんの時に亡くなってしまう子、戦死する人、
結核などの感染症で若くして亡くなってしまう人が減ったからで、
長生きの人の年齢がさらに延びたからというのが主な理由ではありません。
ところで、あなたの平均余命をご存知ですか?
平均余命とは、その年齢の人が、平均、あと何年生きられるか、です。
つまり0歳児の平均余命は平均寿命ですが、
70歳の人の平均余命は(平均寿命)-(70歳)ではありません。
少し古いですが、平成21年の統計では、
平均寿命は 男女の順に  70.29歳、86.44歳。
50歳では、31.51年、37.70年。
90歳では 4.48年、5.71年、つまり平均、94.48歳、95.17歳まで生きるということです。
よく、平均寿命と比較して、
自分はあと、このぐらいだから、と考える方がおられますが、
それはあなたが赤ちゃんなら正しいだけで、
あなたの年齢には合っていません。
御自分の命の長さを考えるなら、
平均余命を元にしていて下さい。
なお、平均余命の統計は厚生労働省のHP
http://mail.os7.biz/l/00B3ZA/rJKKEjDs/
に載っていますよ。