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リスクと対処法周知を 医薬品誤飲で中間報告

消費者安全調査委員会(消費者事故調)は19日、子どもが誤って医薬品を飲み込む事故について「リスクや対処法を知らない保護者が多く、防ぐには周知の徹底が必要だ」とする中間報告を公表した。

 事故調は中毒情報センターが集めた事故情報を分析し、保護者アンケートも実施。1~2歳児の誤飲が全体の計72%を占め、高い場所に保管していても、椅子などを足場に薬を取り出していた。特に睡眠薬などの向精神薬やぜんそく治療の気管支拡張剤、血圧降下剤は誤飲時の症状が重く、入院例もあった。

 しかし、保護者の35%はこうした事故を「知らない」と回答。薬局や病院で注意喚起されたことがあるとした人も4割にとどまった。

 事故調は、保護者に危険性を知らせるとともに、誤飲時の対処法を相談できる医療機関情報を提供するよう厚生労働省に提言した。

 今後、子どもが開けにくい容器や包装の形状の調査を加え、最終報告を取りまとめる。

「事故から学ぶ」医療安全は限界

第9回医療の質・安全学会学術集会で11月23日、シンポジウム「WHOドラフトガイドライン 成功する報告システムの特性 医師法21条拡大解釈の反省から患者医師信頼関係へ」が開かれ、2015年10月からスタートする医療事故調査制度に対し、WHOドラフトガイドラインに準拠し、責任追及ではなく、医療安全に資する仕組みを作る重要性が異口同音に指摘された。

 5人のシンポジストは、医療安全の専門家、大学病院長、弁護士、大学教授と立場が異なるが、いずれも医師免許を持つ。厚生労働省はこの11月から医療事故調査制度の詳細な制度設計に着手しているが、5人の発言は、同制度が責任追及につながる懸念がいまだに払拭できない表れと言える.

口腔乾燥薬で新剤形の顆粒発売

キッセイ薬品工業は、このほど口腔乾燥症状改善薬「サラジェン」(一般名・日局ピロカルピン塩酸塩)の新剤形として「サラジェン顆粒0・5%」を発売した。「頭頸部の放射線治療に伴う口腔乾燥症状の改善」「シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善」の適応症で「サラジェン錠」を販売しているが、放射線治療などが原因で咀嚼・嚥下困難な患者でも服用しやすい顆粒剤を開発した。

医師・歯科医師・薬剤師の届出調査を実施しています

2年に1度の届出調査を実施しています。12月31日現在で、各免許をお持ちの方は、保健総務課(第二庁舎5階)に届出票を提出してくださ。なお、届出票は勤務先へ送付していますが、現在勤務していない方には同課で配布しています。
※複数の免許がある方は免許ごとに届出票の提出が必要。
 提出期限 1月15日(木)
詳 保健総務課 ℡25-6354

小児慢性特定疾病医療給付の対象が拡大

1月1日から18歳以下の潰瘍性大腸炎、レックリングハウゼン病、染色体または遺伝子に変化を伴う症候群など107疾患が追加されます。
他 疾患ごとに認定基準あり。詳細は問い合わせを
詳 子育て支援課 ℡25-6446

口腔乾燥薬で新剤形の顆粒発売

キッセイ薬品工業は、このほど口腔乾燥症状改善薬「サラジェン」(一般名・日局ピロカルピン塩酸塩)の新剤形として「サラジェン顆粒0・5%」を発売した。「頭頸部の放射線治療に伴う口腔乾燥症状の改善」「シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善」の適応症で「サラジェン錠」を販売しているが、放射線治療などが原因で咀嚼・嚥下困難な患者でも服用しやすい顆粒剤を開発した。

ロ極東で歯科セミナー 北海道医療大、協力目指す

ロシア極東と歯科医療分野などでの協力を目指す北海道医療大(当別町)が3日、沿海地方の中心都市ウラジオストクの太平洋国立医科大で口腔(こうくう)内科のセミナーを開き、歯科医を目指す学生らが聞き入った。

 セミナーは極東ハバロフスク、ユジノサハリンスクでも開催。極東地域では日ロの医学交流の動きが活発化しているが、歯科での例はまだ少なく、北海道が経済協力の一環として企画した。今後、大学院生の受け入れなども検討するという。

 セミナーでは医療大の安彦善裕(あびこ・よしひろ)教授が、舌の痛みや義歯が合わないとの訴えがあっても、口腔の疾患がない場合が多いと説明。歯科医らが精神科医と連携し、少量の抗うつ剤や心理療法で治療する手法を紹介した。

 安彦教授は、ロシアは日本と並び自殺者が多いと指摘、「歯科医が外来でうつ病を見つけることもできる」と指摘した。

 参加した歯科専攻3年生のエカテリーナ・ザハロワさん(20)は「現代的な問題についての授業は良かった。ぜひ日本を訪れて交流を深めたい」と話した。共同通信社 2014年12月4日(木) 配信

やぶ医者大賞 へき地医療の2人表彰 受賞者が講演 養父市

第1回の大賞に選ばれ、表彰状などを手渡された広島県北広島町の雄鹿原診療所長、東條環樹(たまき)さん(42)と、山口県萩市の国民健康保険むつみ診療所長、前川恭子さん(46)の2人はそれぞれ講演した。

 東條さんは「田舎の医療が日本を救う~地域医療ってホントはイケてる~」と題し、終末期医療や緩和ケアへの取り組みについて説明した。「穏やかな最期は難しいが、必ずやらねばならないこと」と話した。前川さんは「“やぶ医者”になった私」と題し、女医同士の交流などについて話した。

 パネルディスカッションでは、広瀬栄市長が、医師志望の高校生を対象に行っているセミナーなどの取り組みを説明。前川さんは聴衆に向け「自分の体を甘やかしすぎず、診てやらないといけない。あなた自身があなたの主治医だと考えてほしい」と語りかけた。

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