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岡山大の公益通報を巡り提訴 大学側、控訴棄却求める 岡山地裁第1回口頭弁論

岡山大教授が不法行為をしたとする公益通報を巡り、通報者の特定につながる情報を漏らされ、ハラスメントも受けたとして、通報をした同大職員が9日までに、大学と上司に300万円の損害賠償を求めて岡山地裁に提訴した。同日に第1回口頭弁論があり、大学側は請求棄却を求めた。

 訴状によると職員は2022年以降、歯科医師の男性教授が勤務先で「医師」の肩書きを使うなど医師法違反の行為をしていると公益通報をした。しかし是正措置は取られず、25年9月には大学側が上司に職員の所属を漏らした。さらに上司から、業務に絡んで退職勧奨をされるなどのハラスメントを受けたとしている。

 弁論後、職員は「大学の対応は余りにも不適切だ。訴訟を通じて組織を正常化したい」と話した。岡山大は取材に対し「訴訟手続きの中で適切に対応する。個別の内容に関しては回答を差し控える」としている。

日本歯科保存学奨励賞

2026年6月4日〜5日に開催された「第164回日本歯科保存学会学術大会(神奈川県)」において、歯学部保存修復学講座の大鹿水由季助教が、「2026年度日本歯科保存学奨励賞」を受賞しました。本賞は、日本歯科保存学会において優れた研究業績を挙げ、今後のさらなる発展が期待される若手研究者に授与される賞です。

今回の受賞は、応募論文「Wear Resistance of Light-Cure Resin Luting Cements for Ceramic Veneers」(Journal of Functional Biomaterials)および関連する学会発表を含む一連の研究業績が高く評価されたものです。本論文では、セラミックベニア修復に用いられる光重合型レジンセメントの耐摩耗性について検討し、臨床応用に有用な知見を報告しました。

また、大鹿助教は日本歯科保存学会2025年度秋季学術大会(第163回)において、「プライマーあるいはユニバーサルアドヒーシブの併用がユニバーサルレジンセメントのPEEKブロックに対する接着耐久性に及ぼす影響」と題した研究発表を行いました。これらの研究の新規性や学術的意義に加え、臨床応用への高い貢献性と将来性が評価され、今回の受賞に至りました。

子どもとその保護者で歯科健診など限定プログラムを体験  キッザニア東京でスペシャルイベントを開催

公益社団法人日本歯科医師会とライオン株式会社は、歯と口の健康週間中の6月4日の16時から21時まで、子どもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」で、スペシャルイベントを開催した。
2年ぶりの開催となった本イベントでは、3~15歳までの子どもとその保護者600組1,200名を招待し、2つの限定プログラムを実施した。
子どもとその保護者が2名1組で参加した歯科健診のイベント「やってみよう 歯科健診!はじめよう 予防歯科!」では、デンタルミラーを用いて、お互いの口の中を観察しながら、口の状態をチェックした。子どもとその保護者1組に対して、日本歯科医師会広報委員会委員の歯科医師1名が付き添い、歯科健診をサポートするとともに、一人ひとりに合ったお口のケアの方法をアドバイスした。その他、歯科衛生士からは顎模型や歯ブラシ等を使った歯のみがき方やデンタルフロスなど基本的なセルフケアについて説明がなされた。
また、辻󠄀坂智矢常務理事、佐藤敬司理事が講師を務めたレクチャーイベント「歯医者さんと学ぼう!今日からできる予防歯科」では、歯科衛生士とともに、歯科医院で働いている歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士等のお仕事の内容を説明し、歯科医院での治療に使用する器具の紹介では、参加した子どもに、本物の器具の操作を体験してもらった。
さらに、ライオン株式会社イメージキャラクター「ライオンちゃん」とともに日本歯科医師会PRキャラクター「よ坊さん」も登場し、会場を大いに盛り上げ、本イベントは盛会裏に終わった。

手術用手袋の穿孔率を通して考える 医療従事者のリスクと対策

 手術用手袋の使用は、医療従事者と患者との間における病原微生物の伝播経路遮断が主たる目的であり、医療従事者の血液・体液曝露、患者の手術部位感染のリスク制御のために使用される。病原微生物の伝播経路を遮断するため、手袋にわずかな損傷もあってはならないが、実際には手袋製造時のAcceptance Quality Limit:合格品質限界(以下AQL)として、本邦の手術用手袋はJIS 規格でAQL 1.5と定められており、使用開始時にすでに4%以下程度の穿孔が存在することが知られている。

 さらに、手術中に針刺しや手袋自体の劣化により穿孔が発生することは多く、穿孔率は数%~30%と文献により大きく異なっている。これら穿孔率の差は、骨などの硬い組織に触れる整形外科手術や開胸手術と、硬い組織に触れない腹腔内手術など、手術部位による違いや手術手技、手袋装着時間などの差が関係していると考えられる。整形外科や脳神経外科、心臓血管外科など、骨を直接触るような手術では22%~25%、泌尿器科では16%、消化器外科においては7%と報告されている。

歯と口の健康週間 甲府駅前で歯周病予防の大切さを呼びかけ

4日から始まった「歯と口の健康週間」にあわせ、JR甲府駅前で歯科医師などが歯周病予防の大切さを呼びかけました。

4日から10日までの1週間は「歯と口の健康週間」です。

JR甲府駅前では歯科医師や、歯科衛生士を養成する専門学校の学生など17人が、駅の利用者に歯ブラシやチラシを配って、歯周病は全身疾患につながることや、半年に1回程度は歯科医院で定期検診を行う大切さを呼びかけました。

県歯科医師会によりますと、4年前に県内の歯科医院の患者を対象に行った調査では、20代のおよそ7割、30代以上のおよそ8割が歯周病にかかっていたということで、いずれも全国平均を上回ったということです。

■「金銀パラジウム合金(金パラ)問題」について言及  定例記者会見



日歯は5月28日(木)、定例記者会見を歯科医師会館で開いた。
挨拶で高橋英登会長は、6月1日(月)の令和8年度診療報酬改定施行を前に、歯科界の長年の課題である「金銀パラジウム合金(金パラ)問題」について言及した。随時改定しても追いつかない価格の上昇局面が続き、経費が診療報酬を上回る現状を根本的に解決するためには、金パラを使用しない補綴治療の比重を高める必要があり、同改定でCAD/CAM冠の適用範囲拡大やチタンブリッジの新規導入などの対応が図られたことを説明。今後に向けては、チタンの材料特性なども踏まえて、日本歯科医学会や関連学会と連携し、学術的なエビデンスに基づき、対応を進めるとした。
大杉和司常務理事は、歯科技工所ベースアップ支援料について、医療管理所管と社会保険所管を中心に、歯科技工所や歯科技工士関係団体と連携を密に取り対応していると報告した。

歯周炎治療後も口腔内細菌叢に“炎症の履歴”が残存

東京科学大学(Science Tokyo)医歯学総合研究科 歯周病学分野の小林龍太医員、芝多佳彦講師、岩田隆紀教授、生涯口腔保健衛生学分野の竹内康雄教授らの研究チームは、歯周炎患者の前歯部歯肉縁下プラーク[用語1]を対象に、非外科的歯周治療[用語2]の前後でメタトランスクリプトーム解析[用語3]を行い、細菌叢の構造と機能の変化を包括的に解析しました。

その結果、歯周治療後、臨床的に治癒した歯周炎部位であっても、歯周炎に関連する嫌気性菌を含む細菌ネットワーク[用語4]が残存しており、歯周炎の既往のない健常部位とは異なる細菌学的状態にあることが明らかとなりました。すなわち、歯周炎は治療によって見かけ上は改善しても、細菌学的にはその「履歴」が残る可能性が示されました。さらに、治癒した群では Neisseria elongata や Rothia aeria といった細菌らの関与が示唆され、未治癒群ではグリシン分解や細菌接着に関連する機能遺伝子の増加が認められました。

本研究成果は、歯周炎の治癒過程に関わる細菌学的特徴を明らかにしたものであり、今後の予後予測マーカー[用語5]や新規治療戦略の開発につながることが期待されます。

歯磨きの出張授業 歯ブラシやフロスの正しい使い方 全国約6000の小学校で児童が学ぶ 6月4日から「歯と口の健康週間」

子どもたちが、歯みがきの正しい知識を学びます。

これは、6月4日から始まる「歯と口の健康週間」にあわせて、歯みがきの重要性を広めるために「ライオン」などが主催した取り組みで、全国約6000の小学校で行われています。

岐阜市立徹明さくら小学校では、5年生57人が教材の動画に沿って学校歯科医と歯科衛生士のサポートを受けながら、歯ブラシやデンタルフロスの使い方を実習形式で学びました。

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