記事一覧

手術用手袋の穿孔率を通して考える 医療従事者のリスクと対策

 手術用手袋の使用は、医療従事者と患者との間における病原微生物の伝播経路遮断が主たる目的であり、医療従事者の血液・体液曝露、患者の手術部位感染のリスク制御のために使用される。病原微生物の伝播経路を遮断するため、手袋にわずかな損傷もあってはならないが、実際には手袋製造時のAcceptance Quality Limit:合格品質限界(以下AQL)として、本邦の手術用手袋はJIS 規格でAQL 1.5と定められており、使用開始時にすでに4%以下程度の穿孔が存在することが知られている。

 さらに、手術中に針刺しや手袋自体の劣化により穿孔が発生することは多く、穿孔率は数%~30%と文献により大きく異なっている。これら穿孔率の差は、骨などの硬い組織に触れる整形外科手術や開胸手術と、硬い組織に触れない腹腔内手術など、手術部位による違いや手術手技、手袋装着時間などの差が関係していると考えられる。整形外科や脳神経外科、心臓血管外科など、骨を直接触るような手術では22%~25%、泌尿器科では16%、消化器外科においては7%と報告されている。

歯と口の健康週間 甲府駅前で歯周病予防の大切さを呼びかけ

4日から始まった「歯と口の健康週間」にあわせ、JR甲府駅前で歯科医師などが歯周病予防の大切さを呼びかけました。

4日から10日までの1週間は「歯と口の健康週間」です。

JR甲府駅前では歯科医師や、歯科衛生士を養成する専門学校の学生など17人が、駅の利用者に歯ブラシやチラシを配って、歯周病は全身疾患につながることや、半年に1回程度は歯科医院で定期検診を行う大切さを呼びかけました。

県歯科医師会によりますと、4年前に県内の歯科医院の患者を対象に行った調査では、20代のおよそ7割、30代以上のおよそ8割が歯周病にかかっていたということで、いずれも全国平均を上回ったということです。

■「金銀パラジウム合金(金パラ)問題」について言及  定例記者会見



日歯は5月28日(木)、定例記者会見を歯科医師会館で開いた。
挨拶で高橋英登会長は、6月1日(月)の令和8年度診療報酬改定施行を前に、歯科界の長年の課題である「金銀パラジウム合金(金パラ)問題」について言及した。随時改定しても追いつかない価格の上昇局面が続き、経費が診療報酬を上回る現状を根本的に解決するためには、金パラを使用しない補綴治療の比重を高める必要があり、同改定でCAD/CAM冠の適用範囲拡大やチタンブリッジの新規導入などの対応が図られたことを説明。今後に向けては、チタンの材料特性なども踏まえて、日本歯科医学会や関連学会と連携し、学術的なエビデンスに基づき、対応を進めるとした。
大杉和司常務理事は、歯科技工所ベースアップ支援料について、医療管理所管と社会保険所管を中心に、歯科技工所や歯科技工士関係団体と連携を密に取り対応していると報告した。

歯周炎治療後も口腔内細菌叢に“炎症の履歴”が残存

東京科学大学(Science Tokyo)医歯学総合研究科 歯周病学分野の小林龍太医員、芝多佳彦講師、岩田隆紀教授、生涯口腔保健衛生学分野の竹内康雄教授らの研究チームは、歯周炎患者の前歯部歯肉縁下プラーク[用語1]を対象に、非外科的歯周治療[用語2]の前後でメタトランスクリプトーム解析[用語3]を行い、細菌叢の構造と機能の変化を包括的に解析しました。

その結果、歯周治療後、臨床的に治癒した歯周炎部位であっても、歯周炎に関連する嫌気性菌を含む細菌ネットワーク[用語4]が残存しており、歯周炎の既往のない健常部位とは異なる細菌学的状態にあることが明らかとなりました。すなわち、歯周炎は治療によって見かけ上は改善しても、細菌学的にはその「履歴」が残る可能性が示されました。さらに、治癒した群では Neisseria elongata や Rothia aeria といった細菌らの関与が示唆され、未治癒群ではグリシン分解や細菌接着に関連する機能遺伝子の増加が認められました。

本研究成果は、歯周炎の治癒過程に関わる細菌学的特徴を明らかにしたものであり、今後の予後予測マーカー[用語5]や新規治療戦略の開発につながることが期待されます。

歯磨きの出張授業 歯ブラシやフロスの正しい使い方 全国約6000の小学校で児童が学ぶ 6月4日から「歯と口の健康週間」

子どもたちが、歯みがきの正しい知識を学びます。

これは、6月4日から始まる「歯と口の健康週間」にあわせて、歯みがきの重要性を広めるために「ライオン」などが主催した取り組みで、全国約6000の小学校で行われています。

岐阜市立徹明さくら小学校では、5年生57人が教材の動画に沿って学校歯科医と歯科衛生士のサポートを受けながら、歯ブラシやデンタルフロスの使い方を実習形式で学びました。

歯と口の健康週間  TVパブリシティを展開

日歯は今年度も、ライオン株式会社の協賛の下で制作したTVパブリシティ素材を全国の地方テレビ局等に提供し、「歯と口の健康週間」を中心に放送する。
TVパブリシティ素材は、昨年に引き続き天野敦雄・大阪大学名誉教授が出演する「一緒に予防歯科を実践しましょう」。
自分できちんとみがけているつもりでも、みがき残しがあることや、厚労省の調査では、半数以上の人が歯科検診を受けていることを説明し、歯科医院での定期的なプロケアと家庭での適切なセルフケアで、予防歯科を実践することの重要性を啓発している。
TVパブリシティ素材(30秒、60秒)は、日歯HPの広報活動「テレビCM」に掲載中!

「金をだまし取られている」男が県警に通報…訪問した女性を玄関先で襲ったか 90代母の介護を担当していた女性ケアマネ死亡 男も自ら首を刺して死亡 現時点でトラブルは確認されず、思い込みの可能性

埼玉県の住宅で1日午後、住人の無職男(60)が訪問した介護支援専門員女性の首を刺して殺害し、その後自身の首を刺して死亡したとされる殺人事件で、男が県警に通報した際に「女性に金をだまし取られる」などと話していたことが捜査関係者への取材で分かった。現時点で男と女性の間でトラブルは確認できておらず、県警は男が一方的な思い込みで犯行に及んだ可能性があるとみて捜査している。

「歯がいい人」は長生きする! 超高齢社会になった理由は「歯」にあった

 「歯が健康な人ほど医療費がかからない」と言われるように、虫歯や歯周病は口腔内の問題だけではなく、全身に悪影響を及ぼす疾患だ。小児期から始まっている、歯に対する意識改革が進んでいる。(ライター・松澤ゆかり/サンデー毎日6月7日号)

ページ移動

過去ログ