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「桃太郎のお供は?」「アンパンマン!」 昔話知らない子供たち

桃太郎の鬼退治にお供したのは犬、猿、おばあさん!? 桃太郎や浦島太郎といった有名な童話や昔話を子供たちが知らない傾向にあることが、大学教授らのグループが行った調査で分かった。人気アニメキャラクターが昔話に登場すると考える子供もいた。背景には、親がこうした物語の絵本を子供に与えないという近年の事情もあるようだ。

 筑波大学大学院の徳田克己教授(子供支援学)らのグループが平成2年から10年ごとに、子供と21の童話・昔話とのかかわりを調査。3回目の今年は東京都や愛知県などの幼稚園児259人を対象に、親を通じて自由回答による聞き取りで実施した。

 調査結果によると、桃太郎が鬼退治のときに腰につけた物について、2年の調査では3歳児の76%、5、6歳児の91%が「きびだんご」と正解。しかし、20年後の今回はそれぞれ22%、51%と低下。誤答にはパン、ケーキ、シチューといった洋食も挙がった。

 桃太郎と一緒に鬼退治に行った「犬、猿、雉(きじ)」の理解は、20年間で3歳児は49%から22%、5、6歳児で89%から50%にそれぞれ下がった。おばあさんやキツツキなどのほか、アニメキャラクターの「アンパンマン」と“珍答”もあったという。

 「浦島太郎は誰の背中に乗って行ったか」については、3歳児で理解していたのは62%から30%へ低下。犬、猿、桃太郎などの誤答のほか、ここでもアンパンマンが登場した。

 徳田教授によると、訪問先の幼稚園などでは近年、アニメキャラクターが昔話や童話に登場するとの誤解を持つ子供が多いという。「物語をキャラクターでアレンジした人形劇などのイベントや、絵本の影響ではないか。アレンジを否定はしないが、子供たちが原作をきちんと理解してからでないと、誤解して育ってしまう」と憂慮する。

 絵本の所有率は、桃太郎が最も高かった。ただ、初回の調査では兄姉のいない5、6歳児の97%が持っていたが、今回は55%とほぼ半減。ほかの絵本の所有率も、浦島太郎94→38%▽さるかに合戦94→37%▽舌切りすずめ85→20%▽花さかじいさん88→29%-など軒並み激減。親がこうした昔話の絵本を与えない傾向が分かった。

 親が絵本を読んだり話したりした経験も、桃太郎97→73%▽浦島太郎97→55%▽かぐや姫90→32%-などと低下した。

 徳田教授は「親も物語をよく知らなくなってきている。日本の昔話には年寄りをいたわる、うそをつかないなどの道徳が自然に身に付くものが多く、大切にしてほしい」と話している

 今回の調査は5月3日の絵本学会で発表される。
4月24日18時42分配信 産経新聞

子供がなるケースも 睡眠時無呼吸症候群⑥情報編

睡眠時無呼吸症候群は、眠っているときに何度も呼吸が止まる病気だ。気道がふさがる「閉塞症」(OSAS)と呼吸中枢の機能障害による「中枢症」、両者の「混合性」があり、多いとされるのは閉塞症。肥満や小さなあご、扁桃肥大などが原因で、激しいいびきや昼間の眠気が主な症状となる。
 正確な診断には一泊入院をし、脳症などを計る睡眠ポリグラフ検査を受ける必要がある。眠気などのほか、就寝中に10秒以上の無呼吸、呼吸量が普段の半分以下になる低呼吸が1時間に5回以上起きれば、OSASとされる。眠気などがなくても、無呼吸・低呼吸が1時間に15回以上あればOSASだ。
 OSASは子供にも起こる。苦しそうにいびきをかいたり、就寝中に呼吸にともなって胸がへこんだりする。日中は口を開けて眠そうにしているのも、特徴的な症状だ。ほとんどが扁桃肥大が原因で、手術すれば症状は改善する。
              朝日新聞 2010.3.21

鼻から送られる空気が生命線 睡眠時無呼吸症候群②

無呼吸や低呼吸が1時間に60回以上。重症のOSASだった。この状態が続くと心臓に負担がかかる。塚田さんが心不全になったのは、OSASも影響していたようだ。約3ヶ月入院した。120キロあった体重は80キロ台まで落ち、体調も回復した。
 退院前、鼻マスクから加圧した空気を送り込む経鼻的持続陽圧呼吸法(CPAP)の器具を渡された。長いホースを見て、「寝相が悪いけれど、大丈夫かな」と心配した。CPAPをすると、すぐに効果が出た。朝、すっきり目覚めた。昼間眠気に襲われたり、夜中に何度もトイレに起きたりするOSASの症状がなくなった。安心して、タクシー運転手の仕事に復帰できた。
              朝日新聞 2010.3.17

歯周病ケア普及歯科健診

 内容 歯周病検査、歯周病の予防・改善指導
 場所 同健診の実施医療機関
    ※実施医療機関は、各支所・公民館等で配布している
チラシやHP健康推進課の「歯の健康情報」でご覧にな
れます。受診する場合は、事前に医療機関に申込をし
て下さい。
対象 平成22年度中に満30・40・50・60・70歳になる方、または
同年中に満30・40・50・60・70歳だった方で、職場等で歯
科健診を受ける機会がない市民(治療中の方は対象になりま
せん)
料金 500円(70歳の方は無料。その他の方も免除制度あり)
持ち物 住所・氏名・生年月日が確認できる物
その他 健診後、精密検査や治療が必要な場合は、保険診療の対象
になります
 詳細 健康推進課 ℡25-6315

止まらぬ眠気、即入院に  睡眠時無呼吸症候群①

 ベットに入ると、鼻マスクをつけてバンドで止める。枕元に置いた器具で加圧した空気が、ホースを通じて流れ込んでくる。横浜市の塚田賢一さん(63)が眠りにつくときの日課だ。経鼻的持続陽圧呼吸法(CPAP)と呼ばれる。閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)を治すためだ。
 OSASは就寝中に筋肉が緩んで舌の根元の部分や口蓋垂(のどちんこ)が落ち込み、気道をふさぐことで、無呼吸や低呼吸が起きる。その結果、大きないびきや日中の強い眠気が起きる。
 治療は対症療法でしかない。やめればすぐ、症状はもとにもどってしまう。塚田さんのOSASは肥満が原因。太ると、のどの内部にも脂肪がつき、気道が狭くなる。本当に治すには、やせなければいけない。
              朝日新聞 2010.3.16

こども歯磨き教室

 内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 4月26日(月) ●午後1時から ●午後2時30分から
 場所 健康相談室(第二庁舎3階)
対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 8名
 申込 健康推進課 ℡25-6315

旭川地区在宅ケアを育む会第43回 症例検討会開催ご案内

日時:平成22年4月21日(水) 午後7時~8時45分
場所:旭川市障害者福祉センターおぴった2F「会議室1」
旭川市宮前通東  TEL0166-45-0750
<セミナー>
「 養護者による高齢者虐待の現状」
旭川市福祉保険部 長田和敏 石橋秀子

【動脈硬化】卵の摂取を制限すべきか

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「コレステロール値が高いのですが、卵は食べてもいいでしょうか」。患者から一度はこんな質問を受けたことがあるはずだ。

 確かに鶏卵は、1個当たり約215mgと多くのコレステロールを含んでいる。しかし、実際に卵摂取と心筋梗塞の関連を調べた厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC研究)の結果、卵摂取の多寡と心筋梗塞の発症リスクは関連しないことが明らかとなった。

 この研究では、1990年代初めに40~69歳の男女約9万人に対し、食事調査を実施。そのうち36%(約3万3000人)について血清総コレステロール値を調べたところ、卵の摂取頻度と血清総コレステロール値との間に関連性は認められなかった。

 また、約10年の追跡調査の結果、卵を毎日食べる群に比べ、ほとんど食べない群でも、心筋梗塞の発症リスクは低下しなかった(図1)。つまり、この研究では、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を予防するために、卵を制限する根拠は得られなかったわけだ。

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