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千葉県歯科医師会が監修、1200回かむ弁当 あすまで販売 万葉軒

駅弁業者の万葉軒(千葉市中央区)は6日、県歯科医師会が監修して約1200回かむ工夫をした弁当を発売した。「いい歯の日」(11月8日)まで同社本社や千葉駅、木更津駅売店などで販売する。
80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという「8020運動」にちなんだ「八〇二〇御弁当」(930円)で、落花生おこわやタコのうま煮、県産の野菜などを入れた。同会の担当者は「かむことは脳の血流を増やし、老化防止になる」と話す。現代の食事1回でかむ回数は約620回で戦前から半減したという。【斎藤有香】2010年11月7日 提供:毎日新聞社

お口のケアがからだを守る

●がん治療 がん治療に大切なもの
  がん治療の際、口腔ケアは大切です。抗がん剤や放射線治療による口腔粘膜炎などのお口の中の合併症を予防するとともに」、術後の発熱や感染を減少させるケースもあります。
 ●糖尿病 糖尿病と歯周病の関係
  糖尿病の人は歯周病に罹りやすく、重症化しやすい傾向にあります。また、重度の歯周病の人は、血糖コントロールが困難であり、歯周病治療が血糖値を改善しやすくします。糖尿病と歯周病の予防のためには、口腔ケアと生活習慣の改善が必要です。
 ●肺炎 誤嚥性肺炎の予防
  肺炎で亡くなる人の約9割は高齢者で、飲み込み障害がある場合の誤嚥性肺炎は、口腔内の細菌などが引き起こします。口腔ケアでお口の清潔に保つことや唾液を繰り返し飲み込むことで咽頭機能が回復し、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。
 ●認知症 認知症の予防
  よく噛んで食事を摂ることは、認知症の予防や進行遅延に役立つといわれています。脳に刺激を与え、血流量を2割増加させるからです。認知症の方の口腔ケアはとても大切です。
                   北海道新聞 2010.11.8

歯の「ばんそうこう」 知覚過敏治療などに応用

ばんそうこうのように張るだけで歯と一体化するシートを近畿大の本津茂樹教授、大阪歯科大の吉川一志准教授が開発し、28日発表した。冷たいものに触れると過敏に感じる知覚過敏症の治療や、虫歯の予防・治療、汚れを防ぎ歯の白さを保つといった応用法が考えられるという。企業と協力して5年以内の実用化を目指す。
                日本経済新聞 2010.9.29

口唇口蓋裂 系統的な治療が必要に

口唇口蓋裂(こうしんごうがいれつ)とは、唇(口唇)や口の中の上ぶたの部分(口蓋)に裂ができる病気です。500人に1人の割合で生まれるといわれています。以前は、裂を閉じるだけの治療が主でしたが、現在さまざまな職種が連携しながら治療に当たっています。
 その結果、審美的(見た目)な完成度も高くなり、リハビリメーク(一連の治療終了後の専門的な化粧)により、瘢痕(はんこん=傷あと)も分からないほどになっています。
 治療は生後直後から成人するまで継続的に行われるため、最も重要なのは中断しないことです。そのためには、かかりつけの歯科医院を持ち、病院歯科口腔外科などで一貫した治療のマネジメントを受けることが必要です。
                福島民友 2010.9.24

「あまり歯を磨かないけど、虫歯になったことが1度もない」ってホント?

歯を磨かないのに虫歯ができない人もときどきいるが、それはごくまれであり、「虫歯菌がほとんどいない人かも?」ということだ。たとえば、虫歯になる人でも、虫歯になりやすい歯とそうでない歯があります。これは歯並びによるところもありますし、また虫歯になるかどうかは、食生活や生活習慣の違いによる部分も大きいんですよ
 食事以外の時間にも甘いものをダラダラ食べたり、間食が多いと、唾液で歯を修復する時間が足りなくなり、虫歯になりやすくなります。ペットボトル症候群のように、甘い飲み物をチビチビ仕事中に飲む人も、注意が必要です、また、就寝中には唾液が減るため、虫歯ができやすいですよ
                    夕刊フジ 2010.10.9

  

口臭 犯人は 舌苔

口臭に悩む人は多い。ドラッグストアやインターネットで様々な対策製品が販売されているが、専門家は「効果が薄いものがほとんど」と指摘する。口臭の主な原因は、舌の上に白くたまる舌苔(ぜったい)。効果的な対策をとるにはまず、口臭が発生する仕組みをきちんと知っておきたい。
 口臭があれば、舌のそうじが有効な手立てになる。舌を傷つけないように柔らかい毛を使用した舌ブラシなどで、舌苔を取り去る。歯科材料メーカーのジーシー(東京・板橋)によると、「ブラシの方がへら状の製品より舌を傷めにくい」(京谷郁男・開発企画課長)という。通常の歯ブラシでは毛が硬すぎるので、幼児向けの柔らかい歯ブラシが代用品になる。
 舌ブラシの使い方は、朝の歯磨き前に数回かき取るだけ。舌を前に突き出し、舌の奥から前方に向かって軽くブラッシングすると舌苔を取りやすい。舌に強く当てたり、交互にこすったりしてはいけない。数日に1回やるだけでも十分に効果があるそうだ。
                    日本経済新聞 2010.10.10

75歳以上の医療費負担、「税金の割合増で」が4割超

今後増加が見込まれる75歳以上の医療費の支え方について、「税金」による負担割合を増やすべきと回答した人が4割超で最も多いことが、内閣府が発表した「高齢者医療制度に関する世論調査」の結果で分かった。
 調査は9月9-19日、全国の成人男女3000人を対象に実施。1941人から有効回答を得た。

 現在、75歳以上の医療費は、本人の窓口負担以外を「税金」(公費)約5割、「現役世代の保険料」約4割、「高齢者の保険料」約1割の負担割合で支えている。
 今後の高齢化の進行で増加することが見込まれる75歳以上の医療費をどのようにして支えるべきかを選んでもらったところ(複数回答)、「『税金』による負担の割合を増やしていく」が43.4%で最も多く、「現在の仕組みと同じぐらいの負担割合で、『税金』『現役世代の保険料』『高齢者の保険料』それぞれの負担額を増やしていく」(32.9%)がこれに次いだ。
 「『税金』による負担の割合を増やしていく」と回答した人に、増やす時期を尋ねたところ、「将来的に増やすべき」が45.0%で最多。これに「近いうちに増やすべき」(35.7%)、「すぐに増やすべき」(18.3%)と続いた。

 新制度でサラリーマンである高齢者や被扶養者が被用者保険に、それ以外の人が国民健康保険に加入することについてどのように思うかを尋ねたところ、「適切」(「適切である」14.5%、「どちらかといえば適切である」37.3%)が51.8%と半数を占めた。
 「適切でない」または「どちらかといえば適切でない」(計25.9%)と回答した人が選んだその理由では(複数回答)、「サラリーマンに扶養されている75歳以上の保険料負担がなくなり、高齢者間の不公平が生じるから」が40.0%で最も多く、以下は、「安定的な財政運営ができるかどうか不安だから」(37.5%)、「高齢者によって加入する医療保険制度が異なることは適当でないから」(28.5%)などの順だった。

 また、国保の保険料を「同じ都道府県に住み、同じ所得であれば、同じ保険料」になるよう、すべての年齢で都道府県ごとに保険料を統一することの是非を尋ねたところ、「適切である」が65.2%と過半数を占めた。「適切である」と回答した人に、どのように統一を進めるべきかを尋ねたところ、「まずは65歳以上で統一し、最終的にすべての年齢で統一すべき」が37.0%で最も多かった。

■窓口負担の変化も「受診頻度は変わらず」が多数
 現在、窓口負担が1割負担の人(429人)に、2割になった場合の受診頻度について尋ねたところ、61.5%が「現在の受診頻度と変わらないと思う」と回答。「少し受診を控えるようになると思う」は25.2%、「かなり受診を控えるようになると思う」は12.4%だった。
 一方、現在3割負担の人(1442人)に、2割になった場合の受診頻度を尋ねると、「現在の受診頻度と変わらないと思う」が75.7%と大多数を占め、以下は「少し気軽に受診するようになると思う」(18.2%)、「かなり気軽に受診するようになると思う」(5.5%)だった。
( 2010年11月08日 16:23 キャリアブレイン )

子の誤飲、親の76%が経験 都、防止目指し冊子作製

乳幼児がシールや医薬品などを誤飲したり、しそうになったという経験を持つ親が76%に上ることが2千人を対象とした東京都のアンケートで9日、分かった。都は防止策や応急手当ての要点をまとめた冊子を作製し、注意を促している。

 アンケートは7月、0~6歳の子を持つ親を対象にインターネットで実施し、1512人から5801件の実例が寄せられた。誤飲したもので最も多かったのは、ティッシュなど紙類の522件。次いでシール502件、医薬品493件、たばこ489件の順。このうち医療機関で受診したのは、たばこ46件、医薬品23件、ビー玉8件、シール7件などだった。

 「おもちゃに張られていたシールを飲み込んで顔が紫色になり、親が口に手を入れて吐き出させた」(1歳女児)、「シロップの風邪薬2日分を全部飲み込んだ」(3歳男児)といった具体例が寄せられ、都の担当者は「シールやポリ袋がのどに張り付いたとの回答が意外に多い」と注意を呼び掛けている。

 冊子は、東京都のホームページの「暮らしと住まい」から「くらしの安全情報サイト」を開き、新着・更新情報から閲覧できる。2010年11月10日 提供:共同通信社

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