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歯磨きで進行を防ぐ 歯周病/4 あなたの処方せん/37

歯周病は自覚症状がないまま少しずつ進行し、歯がぐらぐらするなどの症状が出た時には、既に相当悪化した状態だ。しかし症状が出る前でも、歯磨きなどで口の中を常に清潔にすることで、進行を防ぐ、あるいは遅らせることができる。日ごろの心がけ次第で、症状が大きく左右される病気でもあるのだ。大阪大医学部付属病院の歯科衛生士、森川友貴さん(30)に教えてもらった方法を、2回に分けて紹介する。

 まずは歯ブラシの選び方。「毛先が柔らかく、毛の束が3列ほどで幅が狭めのものがお勧め」という。毛先が硬いと、歯茎が必要以上に強い力で磨かれて、だんだんすり減ってしまう。また幅が広いと、歯周病の原因となるプラーク(歯垢(しこう))がたまりやすい歯と歯茎の間に毛先を当てにくく、奥歯も磨きにくい。

 注意がいるのは、歯と歯のすき間が広くて磨きにくい奥歯だ。ここは毛先の角の部分を歯のすき間に埋め込むようにすると効率がよいという。「消しゴムで字を消すのに、角を使うと力が小さくて済むのと同じ感覚です。毛先を歯のすき間に埋めたら、大きく動かさなくても、そのまま毛先を小刻みに震わせる程度で磨けます」

 また同じように磨きにくい前歯の裏側は、歯ブラシを縦にすると毛先が当たりやすい。こうして1本ずつ順番に磨くように歯ブラシをかければ、磨き残しが少なくて済むという。
2010年11月25日 提供:毎日新聞社

講演会参加しました

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「歯科医院の足りないスパイス」と題して11月23日大雪クリスタルホールにて講演会が開催されました。講演内容は、消毒・滅菌についてでした。当院では、患者さん用コップも紙コップにして2年が経とうとしています。滅菌の種類は、4種類ほどあり、器具に応じて行っております。疑問点がございましたら院長に聞いてみてください。

こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 11月26日(金)午後1時から、午後2時30分から
 場所 健康相談室(第二庁舎3階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 10組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

歯つらつ健口セミナー・相談

内容 講話「息さわやか(口臭予防)アドバイス」、歯や口に
ついての個別健康相談
 日時 11月29日(月)午前10時から
 場所 問診指導室(第二庁舎3階)
 申込 健康推進課 ℡25-6315

障害者自立支援法改正案の上程に抗議声明―違憲訴訟弁護団ら

障害者自立支援法違憲訴訟の弁護団と「障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会」は11月17日、同日に衆院厚生労働委員会で可決された同法改正案に反対する声明を発表した。
 記者会見した弁護団の藤岡毅弁護士は、同法の改正について、今年1月に弁護団・原告団が国と取り交わした基本合意文書で示されている2013年8月までの同法廃止に反するものと指摘。また、今回上程される法案で応能負担が原則となることについて、「提案者は応益負担がなくなるかのような説明をするが、現行の4段階の負担区分を応能負担と言い換えただけだ」と批判した。さらに、「改正案は(費用の)『1割負担』を条文化している」と述べ、速やかな応益負担の廃止を明記した基本合意文書に「相反する改正だ」と強調した。
( 2010年11月17日 22:50 キャリアブレイン )

口腔内科分野生涯研修プログラム認定研修会

平成22年11月7日(日)旭川歯科医師会会館にて「歯科治療と糖尿病」と題して北海道医療大学歯学部 准教授 長澤敏行先生が講演されました。
研修内容は、血糖値恒常性とメカニズム、糖尿病の症状と診断基準、糖尿病の合併症と口腔疾患との関係について、血糖コントロール指標・評価と歯科治療における注意点について、歯周病が及ぼす糖尿病への影響について、歯周治療による血糖値の変化についてでした。
 研修後に実習として血糖値の測定を各自行いました。

歯周病菌は血糖調節ホルモン「インスリン」の働きを妨げ、境界型糖尿病の発生率を3倍も高める

 歯周病が進行するとTNF-α(サイトカイン)が、血中で増加しますが、これがインシュリンの働きを妨げる作用があるため血中の血糖値が上昇することにより血糖値になる危険が高まる。しかし、糖尿病になると歯周病が進行するとの報告は見られない。
                       

医科歯科医療連携フォーラム

再掲載
 内容 講演、討論「認知症の人の食事と医療連携」
 日時 11月27日(土) 午後2時~4時40分
 場所 CoCoDe(ココデ) 宮前通東
 講師 北海道医療大学看護福祉学部教授 山田律子さん
    旭川医師会地域ケア推進委員長 鈴木康之さん
    旭川歯科医師会地域医療理事 藤田浩孝さん
 申込 健康推進課 ℡25-6315

女性は米食多いほど糖尿病発症リスク上昇

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国立がん研究センターは11月12日、米飯摂取と糖尿病との関連についての研究で、「女性では米飯摂取が多くなるほど糖尿病発症のリスクが上昇する傾向が認められる」とする調査結果を発表した。この傾向は、相当量の運動をしている人には見られなかったことから、「糖尿病予防には日ごろの身体活動量を増やすことが大切」としている。
 研究では、1990年と93年に岩手県二戸、長野県佐久、高知県中央東、沖縄県宮古など全国9保健所の管内に住んでいた45-74歳の男女約6万人について、5年間の追跡調査を実施。研究開始から5年後に行ったアンケート調査を基に、米飯の摂取量によって4グループに分け、その後5年間の糖尿病発症(男性625人、女性478人)との関連を調べた。
 その結果、女性に限って、米飯の摂取量が最も少ないグループに比べて、1日3-4杯以上のグループでは糖尿病のリスクが1.48-1.65倍に上昇し、統計学的な有意差が認められた。同様の傾向は男性でも見られたが、統計学的に有意な値ではなかった。また、パンやめん類では、糖尿病リスクとの関連は認められなかった。
一方、運動量との関連を調べたところ、筋肉労働や激しいスポーツを1日1時間以上する人では、男女とも米飯摂取と糖尿病リスクの関連は見られなかった。

 今回の調査結果について研究班は、米食のほとんどを占める白米では食後の血糖値上昇の指標であるグリセミックインデックスが高いことを挙げ、エネルギー消費量が少ない人が白米を多く摂取すると、糖尿病リスクが高まるという相関関係があるとした。
 このため、糖尿病を予防するには日ごろからの運動を心掛けるとともに、米飯には粟や麦など食物繊維やマグネシウムを含む雑穀を取り入れるなどして、米飯摂取後の血糖値上昇を抑える工夫が必要としている。

 詳しくは、国立がん研究センターの多目的コホート研究のホームページで。

( 2010年11月12日 16:49 キャリアブレイン )

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