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口の細菌、健康な歯保つ 免疫向上、岡山大解明

口の中にいるさまざまな種類の細菌が、歯茎などの歯周組織を守る免疫機能を高めることを岡山大の入江浩一郎(いりえ・こういちろう)講師(予防歯科)らのチームがマウスの実験で突き止め、24日発表した。腸内と同じく口内でも常在菌が健康維持に役立っているとしている。

 チームによると、歯を支える骨が溶けるなどする歯周病は、病原菌と、口内の免疫のバランスが崩れて起きるとされ、国内では歯が抜ける原因の約6割を占める。

 これまで歯周病の研究は病原菌に関するものが多かったが、チームは、人の口の中にいる300種類以上の細菌や真菌に着目した。

 実験で、口に常在菌のいるマウスと、無菌状態にしたマウスを比べたところ、常在菌のいるマウスは、雑菌の侵入を防ぐ「好中球」の数が約2倍だったほか、歯肉の上皮が厚く、より強固に歯を支えているなど健康な歯周環境が保たれていた。

 入江講師は「常在菌を活用して歯周病を予防したり、進行を遅らせたりする技術の開発につなげたい」と話す。

厚労省 社会医療診療行為別調査の結果を公表。

6月17日(水)厚労省は平成26年社会医療行為別調査の概況を公表した。
これによると歯科の1件当たり点数は、一般医療 1,209.4点、後期医療
1,480.1点。1日当たり点数は、一般医療 643.4点、後期医療 701.2点
で、年齢階級別にみると、「75 歳以上」699.3点が最も高く、次いで
「65~74歳」661.6点となっており、「0~14歳」587.3点が最も低く
なっている。診療行為別の構成割合をみると、後期医療は一般医療と
比べ「在宅医療」及び「歯冠修復及び欠損補綴」の 割合が高く、
「処置」の割合が低くなっている。1件当たり日数は、一般医療 1.88日、
後期医療 2.11日となっている。

詳細はこちらへ
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/26-19c.html

北海道厚生局への施設基準等の実施状況報告(7・1報告)について

基本診療料及び特掲診療料の施設基準等の届出を行っている医療機関は、
毎年7月1日現在における実施状況について報告することとされてい
ます。
7月10日付で、北海道厚生局より各保険医療機関へ提出書類が送付され
ておりますのでご記入のうえ、7月31日(金)<※必着> までに
「北海道厚生局 指導部門」まで返送をお願いします。


※様式は北海道厚生局ホームページにも掲載されております。
http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/hokkaido/iryo_shido/teireihokoku27.html

体協公認「スポーツ歯科医」に伊万里市の上田さん 県内初認定 けが防止、競技力向上へ指導

スポーツ選手の口のけが防止や競技力向上に歯科医の立場から指導、助言する日本体育協会公認の「スポーツデンティスト」に、伊万里市の上田敏雄さん(64)が県内で初めて認定された。国のスポーツ基本計画では、競技中の選手の歯を守るマウスガードの着用促進が明記されるなど、スポーツ分野での歯科の重要性は高まっており、「スポーツ歯科」の専門家として、競技振興をサポートする。

 同協会と日本歯科医師会はさまざまなスポーツの現場に対応できる「デンティスト」養成のため、2年前から共同で講習会を開催。600人以上の申込者から選ばれた上田さんら67人の歯科医が必要なカリキュラムを学び、今年4月、第1期生として認定を受けた。

 上田さんは約20年前から「日本スポーツ歯科医学会」に所属し、マウスガード製作の認定医でもある。歯科校医を務める伊万里商高では、部活動で歯を折った選手たちを診療してきた。

 その経験から「10代の成長期に自分の歯を失ってしまうのは、将来の生活にも深刻な影響を与える。それが残念だし、マウスガードの普及が進んでいないことにもどかしさを感じていた。デンティスト認定は選手たちの歯への関心を高めるチャンス」と感じている。

 上田さんのアドバイスで、同校女子ホッケー部は選手16人全員がマウスガードを着用するようになった。小学時代からプレーしてきた原口萌伽さん(1年)は「最初のころ、ボールが顔に当たって怖い思いをした。幸い歯には影響がなかったが、マウスガードがあれば、あまり怖さを感じず試合に打ち込める」と話す。

 上田さんはさらに、選手たちにプレーで最大限の力を発揮してもらうため、強く歯をかみしめることが、握力や背筋力など体の収縮する筋力を増大させ、上下の歯が重なる面積が大きいほど体の重心が安定して軸がぶれないことなど、歯と競技力向上の関連性も併せて指導していくという。

 上田さんは「スポーツ歯科に対する理解はまだ低く、家庭でも部活でも歯の健康管理への意識を高めてほしい。それが将来的には健康寿命を延ばすことにつながる」と話す。

歯科治療の待ち日数、平均9か月の刑務所に勧告

長野県弁護士会は21日、長野刑務所(長野県須坂市)で、歯痛を訴えた男性受刑者が、約5か月間治療を受けられなかったのは人権侵害に当たるとし、医師を確保するなどの処遇改善を行うよう、同刑務所に勧告したと発表した。

 勧告は6日付。

 勧告書によると、男性受刑者は2014年4月から歯の痛みを再三訴えたものの、対応は鎮痛剤の交付のみで医師の治療を受けられたのは同年9月だった。同刑務所は弁護士会の照会に対し、歯科治療の希望者は増加傾向で、待ち日数が平均268日と回答した。

 弁護士会の一由貴史弁護士は記者会見で、「予算の制約を考慮しても、受刑者の医療を受ける権利を侵害したものと言わざるをえない」と述べた。同刑務所は読売新聞の取材に、「刑務所としても昨年から診察日を増やすなどの対応をとった。引き続き適切な措置に努める」としている。

握力鍛えていますか? 死亡リスクのバロメーター Medical Newsより

握力は筋力の強さのバロメーターであるとともに、死亡リスクの大き
さや心臓血管系の病気へのかかりやすさにも関係しているようだ。カ
ナダ・マクマスター大などの国際研究チームが、17か国の成人約14万
人を対象にした研究でそんな結論をまとめ、英医学誌ランセットに報
告した。握力が5キロ弱くなるごとに、何らかの原因で死亡するリスク
が16%増えたほか、心筋梗塞のリスクが7%、脳卒中のリスクは9%増
加していた。平均4年間(3,379人)の分析の結果、握力は、収縮期血圧
(最高血圧)の値より死亡リスクとの関連が強かった。簡単で費用もか
からない握力測定で、死亡リスクが高い人を見分けられるようになる
日が来るかもしれない。

詳細はこちらへ 
http://www.47news.jp/feature/medical/2015/06/post-1314.html

歯科医師、アメリカで2015年度 職業ランキング1位に

U.S.ニューズが2015年度の良いとされる職業のランキングを発表した。
こちらは職業の成長率、給与、求人率、ストレスレベル、ワークライ
フバランスなどを考慮した上でランキングを決定する。これによると
アメリカにおける良い職業第1位は歯科医師、1位の理由として失業率が
0.9%と低く、手取りの給与が平均164,570ドルと高いことが挙げられ
ている。続いて第2位が特定看護師で、日本にはない職業、ある程度の
処置が認められている看護師ということで医師と看護師の中間に位置
する医療従事者である。第3位がソフトウェア開発者、これからもソ
フトウェア関連の需要が見込まれること、平均給与が96,000ドルと高
いことでランクイン。以下第4位に内科医、第5位に歯科衛生士、第6位
に理学療法士、第7位にコンピューターのシステム解析者、第8位に情
報セキュリティ分析者、第9位に派遣看護師、第10位に医師助手と続
いている。

注:USニューズ&ワールド・レポートは時事解説誌。
USニューズ&ワールド・レポート社によって発行される。アメリカの時
事解説誌としては3番目の発行部数を誇り、1位・2位であるタイム・ニ
ューズウィークの両誌よりも右よりの論調を展開することで知られる。
短縮した通称として「USニューズ」が一般的に用いられている。長ら
く週刊であったが、広告費減による経営難から隔週(2008年)、さらに
は月刊(同年)となり、2011年にはオンライン版のみとなった。

詳細はこちらへ
The 25 Best Jobs of 2015
http://money.usnews.com/money/careers/slideshows/the-25-best-jobs-of-2
015/2

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こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 7月28日(火)、8月18日(火) 午前10時から
 場所 キッズルーム(第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 各6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

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