注意欠如・多動症(ADHD)の患児は、間欠的な寛解を経験するが、若年成人期にも症状が残存することが、「The American Journal of Psychiatry」に8月13日報告された。
注意欠如・多動症(ADHD)の患児は、間欠的な寛解を経験するが、若年成人期にも症状が残存することが、「The American Journal of Psychiatry」に8月13日報告された。
新型コロナウイルス禍の外出自粛によって高齢者の身体機能の低下(フレイル)が懸念されています。高齢者の外出を支援する、「移動」をめぐるさまざまな技術開発が加速しています。
エクサホームケアが普及を進めるアプリ「ケアコチ」は歩行の動画から衰えた部位を解析し転倒などを防ぐツールです。高齢者に、独り歩きと歩行器を使った時の2回、5メートルを歩いてもらい、その後ろ姿を撮影。動画からAIが肩や脚の13箇所を検知して歩行器の有無によってできる歩行の速度やリズム、脚の上がり方の違いを解析して転倒リスクの高さを判定します。
ヤマハ発動機は、千葉大学と共同し、低速の電動車両を使って高齢者の外出や社会参加を促し、その結果、健康や介護予防にどう寄与するかを検証する研究を始めると発表しました。研究では運転手を含めた定員7人の低速電動車両を定期路線バスのように巡らし、移動の範囲がどのくらい広がったかを見ながら、各種の健康指標、心の状態が実験の前と後でどう変わったかを検証します。
過疎化で公共交通機関が乏しい地域が増える中、地域の足として低速電動車両の意義を明確にして普及を促したい考えです。
電動車いすのメーカー、WHILLは折りたたみができて、持ち運びがしやすい軽量の電動車いすを発表しました。イスのようなシンルな構造で、重さは27キロと以前のタイプと比べて半分程度です。簡単に折りたたむことができ、タクシーの後部座席に載せることもできます。
高齢者が家に閉じこもる状態が続くと、認知症やうつ病などを発症するリスクが高まり、要介護にもつながりかねません。高齢者の外出を支援する活動が広がることが期待されます。
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子 会長が10月7日、歯科医師会館を訪れ、堀 憲郎・日歯会長と井上恵司・東京都歯会長が対応した。
橋本組織委員会長は、日歯が都歯との緊密な連携の下に、全面的かつ総括的なサポートにあたり、都歯が主体となって対応した選手村のポリクリニックでの活動等について、歯科医師会などの協力に感謝の意を示した。
堀 会長は、厳しい状況下で、大会を成功裏に終えた橋本組織員会長の手腕を高く評価した。さらにアスリートの視点に立った同会長の開会式でのスピーチに感銘を受けたことや、新型コロナウイルス感染症に関して各国の歯科医師会とWeb会議を開催する中で、東京大会への高い評価と祝意を受けとことを伝えた。
最後に、日歯・日本歯科医学会・スポーツデンティスト協議会などが連携して、各競技団体との関係構築をさらに進め、国の支援を得てスポーツ歯科を国民に広く普及させていきたいと述べた。
【日歯メールマガジン】
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比嘉なつみ 氏 繰り上げ当選成る!
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10月21日、日本歯科医師連盟が支援をした参議院比例代表候補の比嘉なつみ 氏が繰り上げ当選となり、再び国政の場で活躍されることになった。
これにより、歯科医師の国会議員が再度参議院という立法府に復帰することになる。
< 繰り上げ当選の経緯 >
この度、参議院山口県選挙区が欠員となり、補欠選挙を行うことになった。この参議院山口県選挙区補欠選挙の候補者として、北村経夫 参議院議員(全国比例、令和元年選出)が全国比例区から山口県選挙に立候補した。
この出馬により、北村氏が選出されていた令和元年選挙における全国比例区の自民党議員枠が1名空くことになり、次点であった比嘉氏が繰り上げ当選となった。
【日本歯科医師連盟 News Letter】
滋賀医科大学 前川 聡 教授、森野勝太郎 准教授の研究グループとサンスター株式会社は、共同研究により、定期健康診断結果と医療機関の診療情報(診療報酬明細書=レセプト)を基に、年代ごとに血糖コントロール指標と歯の本数の関係を分析した。
その結果、30代以上の年代において、HbA1c値や空腹時血糖値が高いほど歯の本数が少ないこと、糖尿病予備群(空腹時血糖110-125mg/dl)においても正常値群(同110 mg/dl未満)と比べて歯数が少ないこと、また高血糖と喫煙の条件が重なることで歯の喪失リスクがより高まることを明らかにした。
同研究グループは「糖尿病とともに生きる人は、早期に歯科健診を受けるなどして、口の中のケアを行い、歯周病やむし歯の予防や治療を行うことも重要である」ことを示した。
【歯科通信】
<<株式会社ロッテ >>
当会 藤田会長が株式会社ロッテのTVパブリシテイ(HTB)において、2021年11月6日(土)に出演いたします。
【放映日】2021年11月6日(土)9:30~10:40(出演90秒)
【放送局】北海道テレビ放送株式会社(HTB)
【番組名】イチモニ!土曜第2部
日本経営コンサルタント協会は14日、記者発表を開き「医療機関等における税制のあり方に関する提言」について公表した。
同提言は、充実した医療・介護提供体制の確立と医業経営安定化の目的とし、1、「医療法人・個人立医療機関の承継税制等の整備について」 2、「医師の勤務環境改善支援のための整備について」 3、「医療及び介護に係る控除対象外消費税問題の抜本的解決について」 4、「新型コロナウイルス感染症に関する税制措置について」の四つを提言した。
発表会では「我われの調査で多くの病院が新型コロナウイルス感染症でのダメージを受けており、税制措置により健全な医療・運営ができるよう国民にプラスになる提言をしていく」と述べた。
【歯科通信】
大企業の社員らが加入する健康保険組合の全国組織の健康保険組合連合会(健保連)は19日、2020年度の決算見込みが1388組合全体で2952億円の黒字だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴って受診控えが広がり、保険給付が前年度に比べて2113億円減ったことが要因。黒字は前年度より454億円増えた。
感染拡大が影響し企業業績が悪化したため、保険料収入は596億円減少。赤字の組合は26減り458となった。
健保組合には約2882万人が加入する。企業と社員が負担する保険料で運営し、加入者の医療費や、非加入の高齢者の医療費も負担している。
この「高齢者拠出金」は1113億円増え、3兆5457億円となった。今後はコロナ絡みの特殊要因が縮小する一方、高齢化による医療費増は避けられず、健保連は、21年度以降の決算は赤字になると見込んでいる。
1人当たりの年間保険料負担は7230円減の49万4736円だった。
全国の健康保険組合が5月ごろに厚生労働省へ提出した20年度見込みを健保連が集計した。各組合は9月ごろに決算の確定値を提出することになっており、その集計に先立って速報値の段階で公表した。
早ければ2021年12月中にも開始が予想される新型コロナウイルスワクチンの3回目接種。医療従事者は3回目の追加接種についてどう考えているのか――。m3.com意識調査で、新型コロナワクチン3回目接種を受けることの賛否について会員医師790人に尋ねたところ、約7割(68.1%)が「賛成」しており、反対は9.5%にとどまった。また、賛成と回答した416人のうち5割弱は、ワクチンを2回接種した人は、年齢や重症化リスクを問わず3回目を接種できるようにするのが望ましいと回答した。