ブラッシングの役割は、虫歯や歯周病予防だけではありません。
他にも
①味覚が鈍くなることを防ぐ
②唾液腺に刺激を与え自浄作用を高める
③ブラッシング動作によるリハビリテーション効果を期待でき
る
④食欲の亢進が期待できる
ブラッシングの役割は、虫歯や歯周病予防だけではありません。
他にも
①味覚が鈍くなることを防ぐ
②唾液腺に刺激を与え自浄作用を高める
③ブラッシング動作によるリハビリテーション効果を期待でき
る
④食欲の亢進が期待できる
よくあるケース
①就寝直前にデザートを食べる
睡眠中は唾液分泌量が減少するので、酸が停滞し、pHが低い状態が長く続きます。例えばデザートは、夕食後すぐに食べるようにするなど、就寝直前の飲食をさけるようなアドバイスが必要です。
②スポーツドリンクや炭酸水をよく飲む
スポーツドリンクのpHは3.0~5.0、炭酸水もpH5.5以下と言われ、フレーバー付きのものは、さらに低いpHを示します。また、ボトル1本を1回で飲み切るより、1本を10回に分けて飲む方が、虫歯リスクが格段に上がるので注意しましょう。
②飲食回数を増やさない。
一回の食事量が少ないと、一日のうちの飲食回数が増えることに。だらだら食いをしてしまうと、唾液の緩衝能(酸を中和する能力)が低下してお口のpHが低い状態が続きます。
①炭水化物も虫歯の原因に。
一般的に、虫歯の原因は佐藤だと思われがちですが、炭水化物が含まれる食品が虫歯の原因になっていることは案外知られていません。歯に付着した炭水化物によって最近が酸を生み出し、歯を溶かす(脱灰)がすすんでしまうことのアドバイスが大切です。
「敬老の日」(今年は20日)を前に、厚生労働省は14日、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の8万6510人になったと発表した。昨年から6060人増え51年連続で増加。女性が全体の88・4%を占め、男性は初めて1万人を超えた。
厚労省によると、男性は昨年から585人増の1万60人、女性は5475人増の7万6450人。老人福祉法で「老人の日」と定めた9月15日時点で100歳以上の高齢者の数を、同月1日時点の住民基本台帳を基に集計した。
2021年度中に100歳になったか、なる予定の人は4万3633人(昨年度比1831人増)としている。
女性の最高齢は、ギネスワールドレコーズ社から、男女を通じ「存命中の世界最高齢」に認定されている福岡市の田中カ子(たなか・かね)さんで、1903(明治36)年生まれの118歳。男性の最高齢は奈良市の上田幹蔵(うえだ・みきぞう)さんで、10(明治43)年生まれの111歳。
人口10万人当たりの100歳以上の数は68・54人。都道府県別では島根が9年連続最多で134・75人となり、高知126・29人、鹿児島118・74人と続いた。
100歳以上の人数は、調査が始まった63年は153人だった。81年に千人を、98年に1万人を、昨年に8万人をそれぞれ超えた。医療の進歩などが背景とされる。
厚労省の今年7月の発表によると、2020年の日本人の平均寿命は女性が87・74歳、男性が81・64歳となり、ともに過去最高を更新した。
自閉スペクトラム症(ASD)は、社会的コミュニケーションなどに困難を伴う先天的な発達障害である。早期の療育プログラムが良好な結果をもたらすが、近年の報告では「70%以上のASD児が生後51ヶ月までの診断に至っていない」という。信頼できるバイオマーカーは確立されておらず、ASDの診断は行動症状を特定することに依存している。
スイス・ジュネーブ大学(UNIGE)の研究チームは、子どもが大人と遊んでいる様子を撮影したビデオから、5歳未満のASDを80.9%の精度で判別するAI解析手法を開発した。研究成果は学術誌 Scientific Reportsに発表されている。同研究では、人体の骨格を検出できるAIシステム「OpenPose」を利用し、ASD児に特徴的な非言語的行動(指差しや周囲への関心の持ち方など)を識別できるアルゴリズムを訓練した。遊びのシナリオは設定されておらず、10分程度の動画内容があればASDの初期評価を自動で行うことができる。
この自動ビデオ解析では、個人を識別可能な外観的特徴が取り除かれ、空間・時間・骨格に関連する情報のみを残すため、完全な匿名性が確保されることも大きな利点として挙げられている。また、接触型センサーはASD児の心の動きを乱す可能性があり、非接触かつ専門家の同席を必要としない本アプローチは診断上のメリットともなる。ASDの可能性を親が最初に心配してから診察を受けるまでに平均1年以上かかっているという調査結果もあり、場所・人を選ばないスマホ用AIアプリの開発をチームは目標としている。
広島大学大学院 医系科学研究科 口腔顎顔面病理病態学研究室を中心とした研究チームは歯周病原細菌(P.g.)に対する歯科的治療介入が、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の病態進行を抑制することを明らかにした。
これまでに、口腔内に感染したP.g.がNASHの病態を増悪させることが明らかになっていたが、歯科的治療介入の効果は不明だった。今後、NASH患者の治療の1つとして、歯科治療が積極的に導入されることが期待される。
【歯科通信】
65歳以上の5万3千人を対象とした調査で、歯が19本以下でも義歯やブリッジの使用によって、体重低下のリスクが減少することが明らかになった。
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の相田 潤 教授らによるもので、歯が20本以上の人に比べて、19本以下で義歯・ブリッジを使っていない人は体重減少のリスクが1.41倍高く、義歯・ブリッジを使用すると1.26倍と、体重減少リスクが約37%減少した。高齢者の体重減少は、健康状態と密接に関わっており、研究グループは、歯の補綴治療によって歯の喪失による健康悪化を防げるとみている。
【歯科通信