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さっぽろ雪まつり中止発表 2年連続オンラインで

第72回さっぽろ雪まつりの実行委員会は19日、新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受け、札幌市中央区の大通公園で2年ぶりに計画していた雪像設置を中止すると正式に発表した。2年連続で事実上の中止となり、オンラインでの開催となる。

 実行委は中止の理由について、今後も感染者数や病床使用率が高まることが予想されるためとした。秋元克広市長は「感染者数が、経験してきたものとは比較にならないほど急速に増加している。イベントの中止はやむを得ない」とコメントした。

 オンライン開催は、2月5~28日に雪まつりの公式ホームページで配信。市内の別の場所で一部の雪像を製作し、雪像と製作過程を紹介する。市民参加型のフォトコンテストなども行う。

お口の健康あれこれ 2)味覚障害の主な原因と対策

味覚障害は以下のような要因が複雑に絡まって起こることが多いようです。

1、加齢
2、味を感じる細胞の再生を促す亜鉛の不足
3、口腔内が乾燥する口腔疾患
4、鼻づまりやアレルギー性鼻炎などによる風味障害
5、糖尿病腎臓・消化器などのさまざまな病気の合併症
6、薬の副作用
7、ストレス・心因性
8、感染症による影響

私が経験した高齢の患者様のケースでは、
加齢や歯を失うことからくる口腔機能低下や、
服薬(平均5~6種類)の影響が重なって
口腔乾燥が起きていることが多いと感じます。
また、舌の力が低下し、舌に舌苔が蓄積しているな場合にも
味覚障害が多く見受けられました。

このような場合には、唾液の分泌を促して口腔乾燥を改善させる目的で
以下の3つのことを行なっていただき、効果がでています。

●唾液腺マッサージ:唾液腺の活性化、唾液の分泌促進
●口腔粘膜ケア:口腔粘膜への刺激と血流促進、粘膜の新陳代謝促進
●頬のふくらましと舌の体操:口腔機能の維持向上、刺激唾液の分泌促進

口腔乾燥が改善されただけで「味がよく分かるようになった」「ご飯がおいしい」
という声をたくさん聞いてきました。
自分の口が乾いているかどうかは、気がついていないことが多いです。
おかしいな?と思ったら試してみても良いのではないかと思います。

上記の方法で改善されない場合は、医療機関の受診を勧めています。
特に新型コロナウイルス感染症由来の味覚障害は
味蕾細胞にコロナウイルスが侵入しやすい条件が揃っていることから
引き起ることも分かっています。

▼参考:神奈川歯科大学プレスリリース「新型コロナウイルスは、口腔から感染する」
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/l0lfq9o1e02z0lj529CPa

お口の健康あれこれ 1)味を感じるしくみ

「味がわからない」「味が薄く感じる」など、
味覚の低下や異常によって生活に支障が出る状態を「味覚障害」といいます。
味覚障害が起きると、食欲がなくなって栄養不足になりがちです。
また、味付けが濃くなって塩分や糖分をとりすぎてしまい、
健康に影響が及ぶこともあります。

味覚障害の原因は、味を感じる仕組みが何らかの原因で
うまく働かなくなることから起こります。
私たちが食物を食べると味を感じるのは、
舌の表面の乳頭という細かいブツブツの中の
「味蕾(みらい)」というセンサーが働くためです。
味蕾の中には、味を感じる味細胞があって、甘さや塩辛さなどの味を感知しています。
感知した味は味覚神経を介して、脳の中枢に伝えられます。
これに加えて嗅覚でとらえられた香りなどの情報も脳に伝えられます。
さらに、食べ物の硬さなどは触覚、噛んだ時の音は聴覚、見た目は視覚でとらえられます。
こうしたすべての情報が、脳の前頭葉で統合され、私たちはおいしさを感じるのです。

薬剤誤投与で患者死亡35件 確認不足原因、5年間で

医療事故調査制度の運営に携わる日本医療安全調査機構は17日、処方薬の間違いや過量投与など基本的な確認不足による薬剤誤投与で患者が死亡したケースが、2015年10月から5年間で少なくとも35件あったと明らかにした。再発防止に向け、要点を絞ったマニュアルの作成などを求める提言を公表した。

 提言では、スタッフが不足する夜間などの時間帯は定められた確認作業をするのが難しい場合があるとし「確認手順が煩雑だと実施者の作業負荷が高まり、不順守につながり得る」と指摘した。

 機構によると、15年10月から20年9月に医療機関から報告を受けた医療事故の院内調査結果1539件の中で、薬剤の関連が否定できない死亡事例は273件。うち35件が確認不足による誤投与が原因と考えられるという。

 提言では、薬剤投与は医師の処方、薬剤師の調剤、看護師の投与と3職種が関わる特徴があり、それぞれが役割と責任を果たす必要があると説明。互いの共通理解の不足などを課題に挙げた。

 患者自身が服用前に薬の確認作業をする必要性にも言及。医療従事者と患者が処方内容を情報共有し、患者が以前と異なる薬を渡された際などに疑問点を伝えられる仕組み作りも提案した。

ジョコビッチが豪出国 全豪OP出場ならず

【AFP=時事】新型コロナウイルスワクチンの未接種をめぐり、オーストラリアからの退去を命じられた男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は16日、同国裁判所で異議申し立ての訴えが認められなかったことを受け、メルボルンの空港から出国した。

 ジョコビッチと同じアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(Dubai)行きの飛行機に搭乗したAFPの記者が離陸を確認した。

 ジョコビッチは17日開幕の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)出場を目指していたが、今大会で男子歴代最多となる四大大会(グランドスラム)通算21勝目を達成する夢は絶たれた。

過体重や肥満の健康改善に断続的断食が有効

断続的断食と肥満関連健康転帰の関連を評価した無作為化臨床試験130件を組み入れたメタ解析11件でアンブレラレビューを実施。GRADE基準で、断続的断食4種(隔日のゼロカロリー絶食、断食日に少量のカロリーを摂取する修正隔日絶食、1週間のうち2日間断食する5:2ダイエット、時間制限食)と肥満関連健康転帰との関連104項目について、科学的根拠の質を「高」、「中」、「低」、「非常に低」に分類した。

 その結果、BMI、体重、脂肪量などの評価および血圧に有益な転帰を示す28の関連(27%)が確認された。1-2カ月間の修正隔日断食に科学的根拠の質が高い重要な関連1項目(1%)が認められた。通常の食事に比べると、この断食法により、健康な成人および過体重、肥満または非アルコール性脂肪性肝疾患の成人にBMIの中等度低下が認められた。6つの関連(6%)が科学的根拠の質が「中」、残りの有意な関連の科学的根拠は「非常に低」(72%)から「低」(21%)だった。

医師国家試験、感染者は「受験を認めない」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した受験生への対応をめぐり、文部科学省が大学入学共通テストの救済措置を発表、大学の個別試験についても再追試を設けるように要請する方針を示すなど、大学入試はコロナ対応に追われている。

 一方、2月5、6日に控える医師国家試験について、厚生労働省は感染者の受験は認めないとする方針を示しており、追試も予定していない。今後も方針に変更はない予定といい、厚労省の担当者は「受験機会の確保も重要だが、感染拡大の防止も重要な観点。議論した上でこの対応となった」と苦悩をにじませる。

 厚労省は「医療関係職種国家試験における新型コロナウイルス感染症対策について」として、対策を発表(詳しくは、厚労省ホームページ)。「新型コロナウイルス感染症に罹患し、入院中、宿泊療養中または自宅療養中の受験者は、受験を認めない」とした。試験場入り口では検温を実施し、37.5度以上あった場合は迅速抗原検査を実施。結果が陽性だった場合は、受験することができない。

 濃厚接触者については、初期スクリーニングの結果が陰性であり、受験日当日も無症状、公共交通機関を利用せずに会場に行き、別室で受験するとの条件を満たすと受験が可能だ。検温で37.5度以上だった場合も、陰性の際は別室で受験できる。

 今回の対応は、2020年度の医師国家試験の対応とほぼ類似している。2020年度は抗原検査の後にオンライン診療を実施していたが、医療用抗原検査キットの販売が開始されるなど検査キットの精度の高まりを受け、2021年度は抗原検査のみで判断することとした以外、変更はない。

 2020年度に会場でCOVID-19陽性と判断され、受験できなかった受験生はいなかった。一方で、受験会場に来なかった学生が受験しなかった理由は確認しておらず、COVID-19を理由に受験できなかった人数を把握するのは困難だ。厚労省の担当者は「受験しなかった人数の推移は注視していた」と言う。医師国家試験での受験者数を見ると、2020年度は出願者1万160人に対し受験者9910人(97.5%)、2019年度は出願者1万462人に対して受験者1万140人(96.9%)、2018年度は出願者1万474人に対して受験者1万146人(96.7%)と、COVID-19流行前後で受験割合に大きな差はなかった。

 「なんとか受験機会の確保をしたいと追試等も検討した」(同担当者)が、「医療関係職種の国家試験はしっかりと問題を用意しなければならず、医師国家試験ならば100人近い関係者が問題作成に関わっている。もう1回実施しますというのは難しい」と判断。陽性者の別室受験などについては、「受けに来てもらう最中に感染を引き起こすといけない。感染拡大防止も重要な観点であり難しい」と実施しない理由を述べた。

米で男性の口腔咽頭がん発症率と死亡率が増加

2001-17年の米国がん統計(USCS)、National Center for Health Statistics、監視・疫学・最終結果プログラムのデータを用いて、米国の全50州およびコロンビア特別区(DC)にみられる口腔咽頭がん(OPC)発症率および死亡率の経時的傾向を横断研究で検討した。

 その結果、2001-17年に全米で口腔咽頭がん26万182例が特定され、80%が男性患者、65%がregional stageだった。男性の口腔咽頭がん発症率の年変化率は2.7%の増加が見られ、非ヒスパニック系白人および65歳以上が3%超、regional stage口腔咽頭がんが3.1%と高かった。女性の発症率の年変化率は0.5%で、regional stageの口腔咽頭がんでは1.0%だった。男女ともに発症率の増加度は南東部および中西部が最も大きく、年変化率は男性で3.5%以上、女性で2%以上だった。2006-17年のOPC発症率に基

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