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過体重や肥満の健康改善に断続的断食が有効

断続的断食と肥満関連健康転帰の関連を評価した無作為化臨床試験130件を組み入れたメタ解析11件でアンブレラレビューを実施。GRADE基準で、断続的断食4種(隔日のゼロカロリー絶食、断食日に少量のカロリーを摂取する修正隔日絶食、1週間のうち2日間断食する5:2ダイエット、時間制限食)と肥満関連健康転帰との関連104項目について、科学的根拠の質を「高」、「中」、「低」、「非常に低」に分類した。

 その結果、BMI、体重、脂肪量などの評価および血圧に有益な転帰を示す28の関連(27%)が確認された。1-2カ月間の修正隔日断食に科学的根拠の質が高い重要な関連1項目(1%)が認められた。通常の食事に比べると、この断食法により、健康な成人および過体重、肥満または非アルコール性脂肪性肝疾患の成人にBMIの中等度低下が認められた。6つの関連(6%)が科学的根拠の質が「中」、残りの有意な関連の科学的根拠は「非常に低」(72%)から「低」(21%)だった。